さあ帰ろう、ペダルをこいで | 新・伝説のhiropoo映画日記

新・伝説のhiropoo映画日記

映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。


伝説のhiropoo映画日記

                                             

2008・ブルガリア・独・ハンガリー・スロヴェニア・セルビア     ★★★★☆(4.2)

                                  

監督:ステファン・コマンダレフ

出演:ミキ・マノイロヴィッチ  カルロ・リューべック  フリスト・ムタフチェフ  アナ・パパドプル

                                   

                                             

東西冷戦の歴史に振り回され別々に暮らすことを余儀なくされた祖父と孫が、自転車旅行や

ボードゲーム「バックギャモン」を通じてきずなを修復していくヒューマン・ドラマ。

                                          

久々に再会した孫にさまざまなことを教える祖父バイ・ダンを、『アンダーグラウンド』の名優

ミキ・マノイロヴィッチが好演。

                                             

世界中で親しまれている「バックギャモン」と、複数人で運転する「タンデム自転車」を象徴的に用いながら、

自ら人生を開拓していくことの大切さを描いたストーリーが温かな感動を誘う。(シネマトゥデイより抜粋)

                                       

                                              

                                                   

ブタ  1980年代、共産党政権下のブルガリア。

     バックギャモンの名人である祖父バイ・ダンの孫・アレックスが誕生する所から物語は始まる。

                                              

     バイ・ダンに仕込まれ、娘婿(アレックスの父親)もバックギャモンはかなりの腕前であった。

     勿論、アレックスも幼い頃から祖父に教わっていた。

                                             

     祖父の言う究極のルールは、金品を掛けない、であった。

                                                 

     生活は思う様にならず、アレックスは両親と共に祖父母を残し、ドイツに亡命する。

                                     

                                            

     25年の月日が経ち。 一家はブルガリアへの帰郷の途上で事故に遭ってしまう…。

                                             

     両親はその事故で亡くなり、知らせを聞き駆けつけた祖父が見たのは、ベッドに座っている

     事故前の記憶がまるでない青年アレックスだった…。

                                             

                                                  

     予告だけでも、良さ気な内容は分かるのだが、バックギャモンも随所に上手く取り入れたホンが

     本当に上手い。

                                     

     そして、祖父役の「ミキ・マノイロヴィッチ」氏が堪らなく良い爺~ちゃんで、惚れてしまう。

                                               

                                                  

     爺ちゃんとの帰国の為の旅行をしながら、アレックスの記憶が徐々に戻って来るのだが

     亡命し、イタリアの収容所に入れられ生活する様も忘れ難いエピソードが待っている。

                                      

     本作も、「見て良かったなぁ~」と心から思える作品であった。

                      

                      



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