2011・米 ★★★☆☆(3.6)
監督:アレクサンダー・ペイン
出演:ジョージ・クルーニー シャイリーン・ウッドリー アマラ・ミラー ニック・クラウス ロバート・フォスター
『サイドウェイ』のアレクサンダー・ペイン監督と、『オーシャンズ』シリーズのジョージ・クルーニーが
タッグを組んだ感動作。
ハワイを舞台に、家族崩壊の危機に直面したある一家の再生のドラマをユーモアを交えて映し出す。
クルーニーが父親役で新境地を開拓し、シャイリーン・ウッドリーとアマラ・ミラーという期待の若手女優たちが
彼の娘を好演。
独特のハワイ文化を背景に、さまざまな要素が入り混じったドラマが共感を呼ぶ。(シネマトゥデイより抜粋)
本作は、見る側の性別によって点数が違ってくるんじゃないかな?
オアフ島に暮らす弁護士のマット(クルーニー)。
彼の一族はカメハメハ大王の末裔で、カウアイ島に先祖から受け継いだ広大な原野を所有していた。
目下、その土地の売却問題で一族の意見をまとめる大役に頭を痛めていたのだが。
そんな中、妻のエリザベスがボート事故で意識不明の昏睡状態に陥ってしまう。
家の事は、妻にまかせっきりだった為にたった10歳の次女の扱いにさえ困ってしまうマットだったが…。
しかも、長女から衝撃的な事を知るのだった。 「ママは、浮気をしていたの…」
と言う訳で、ママさんは寝たきり状態で1度も目を開く事なく、眠ったままの状態です。
此処なんだよね。ストーリーは、まま、良かったんだけど、ママさんは一切言い訳が出来ない状態なの。
それで行くのなら、せめて彼女の日記とかメモとかが見つかって、マットに対してとか、何故違う
男性に走ったのかとかが分かる様にしないと、これじゃまるで「死人に口なし」じゃんか。
凄く不公平だなぁ~と思いました。 別に浮気をしていたママさんの肩を持つ訳ではないけれどもね。
きっと、彼女にはそれなりの理由が有った筈。
こんなに可愛い2人娘も、お金持ちの夫もいるのに…。
其処の描き方が、凄くずさんで「ママさん」だけが、浮気相手に夢中になっていた、お馬鹿さんの様に
言われて、どうも素直に泣けなかったな。
本作で、兎に角良かったのは長女のボーイフレンドのシド。
母親が危篤状態で、長女が寮から自宅に帰って来てから、何処に行くにも付いてくるシド。
しかも、今風の若者で、余計な事もくっちゃべる本当に「若造」と言う感じなんだけれど、良く良く話を
聞いてみれば、長女がどうしてシドに傍にいて貰いたいかが分かる。
なかなか良い奴なんだよねシドって。
ラストシーンからエンドロールになる所が凄く良かったし、ホボ「ハワイアンメロディー」が流れるのも
良いんだけれどもね。
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