アウトレイジ(R-15)  新たらしい顔ぶれに、新しい雰囲気、だがテーマは…。 | 新・伝説のhiropoo映画日記

新・伝説のhiropoo映画日記

映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。


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2010・邦画     ★★★☆☆(3.3)

                                     

監督・出演:北野武

出演:椎名桔平 加瀬亮 小日向文世 北村総一朗 塚本高史 板谷由夏 杉本哲太  

                                           

                                        


 

関東一円を仕切る巨大暴力団組織、山王会。

その若頭・加藤が、直参である池元組の組長・池元に苦言を呈した事から、物語は始まった…。


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加藤は池元に、弱小ヤクザで池元と兄弟分の杯を交わした村瀬組組長・村瀬との

蜜月を怪しみ、直ちに村瀬組を絞め上げるよう命令する…。


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焦った池元は、自分の配下である大友組の組長・大友に、その役目を押し付ける。


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後始末や面倒な事は、何時でも大友の仕事になるのだった…。


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しかし、最初は何時もと同じと思われたその仕事が、実は熾烈な下克上の始まりだったとは、

まだ誰も気付いていなかった…。


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さっそく村瀬組を締め上げにかかる大友組だったが…。

                                  

言われた通りに事を進めた大友に、池元から電話が入る…。

「破門?あんたがやれって言ったんだろ!…」

                           

                                   

                                      

                                      

                                           

《***》
「BROTHER」「アキレスと亀」の北野武監督が、欲望と裏切り渦巻くヤクザ社会を舞台に

豪華キャストの競演で描く任侠サバイバル・バイオレンス群像劇。

                                           

生き残りを懸けた下克上と報復の連鎖の中で繰り広げられる血で血を洗う

潰し合いの内部抗争劇の行方を壮絶なバイオレンス描写とともに描き出す。
                                    

                             

早く見ないと、本作ももうすぐ終わりそうだなぁ~と思って、慌てて見た。

実は「アキレスと亀」も見ていない。

                

「BROTHER」も好きな作品だが、「あの夏、いちばん静かな海」が一等好きな作品。

あの夏、いちばん静かな海。 [DVD]/真木蔵人,大島弘子,河原さぶ
                         
強烈だった「その男、凶暴につき」が話題になり、今や日本の巨匠の1人と言われる
北野武監督。
                  
バイオレンスな作品が多いわりには「シャイな男」の生き様等を見せる
作品が多い気がしていたのだが。
その「シャイ」な部分を表す為なのか、わりと静かな作品が多いと感じるのだが。
                       
だが、本作は打って変わって、北野組と呼ばれるキャスティングは封印して、
新しい豪華キャストでのバイオレンス作品を撮り上げた。
                         
                    
予告やTVCMでは「全員悪人」と言う言葉が飛び交っていたのだが、
良く考えて見ると、今回のキャスティングはお茶の間の人気者で、
案外「良い人」の役柄を演じる人達が、全員悪人を演じている。
                       
「スリーアミーゴーズ」の北村総一朗氏は、山王会の組長。(しかも、かなりずる賢い)
                    
小日向文世氏は、大友とボクシング部での先輩後輩の間柄で、刑事なのだが
大友に色々な情報を流す代わりに。

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昔は、こう青年役しかしなかった(?)三浦友和氏も…、かなりの悪い奴。
                    
そんな中でも飛びきり良かったのは、普段はひょろひょろ~と風と共に靡いている様な、
加瀬亮氏がカッチョ良かった!

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存在感有り有りで、ニューウェーブの頭脳派ヤクザなんだけれども、
「こう言う役も出来るんだ」と感心したし私的には、こう言う風な方が好きですが。
                  
ストーリー的には、然程目新しい部分も、監督らしい「ツンツン」した感じのモノも
見られなかったが、監督演じる大友の存在が、何ともはや「中間管理職」丸出し状態で、
面白かったなぁ~。
             
ヤクザ屋さんの生き残りに躍起になっている姿も、何処かうらさびいしいものすら感じる。
                     
                              
「指」をつめたり、なかなか激しいシーンもあるけれども、本作を見てきょうびの若者のは
「ヤクザ屋さん」に憧れる事は無いと思う。
                 
その辺の描き方が、監督特有なのかもしれないね。
 
そう、昔みたいに「健さん」や「文太さん」に憧れる様な、世界を描いてはいないのだけれど、
加瀬氏にはかなりやられてしまった私でした。叫び

                   

                         

                       

                           
                                                   
 

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