哀愁  曖昧な記憶…。やっぱり、若い時に見たイメージと全然違っているな。 | 新・伝説のhiropoo映画日記

新・伝説のhiropoo映画日記

映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

哀愁 [DVD]
伝説のhiropoo映画日記
                         
1940・米     ★★★☆☆(3.6)
                  
監督:マーヴィン・ルロイ
出演:ヴィヴィアン・リー  ロバート・テイラー  マリア・オースペンスカヤ  ルシル・ワトソン
                               
                                              

1940年ロンドン。


ローイ・クローニン大佐(テイラー)はフランスへ赴任する為にウォータルー駅へ向かっていたが、駅に近い
ウォータルー橋にさしかかると大佐は車を降り、欄干でもの想いにふけるのであった…。

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思いだされるのは、ただ一つ…。
                           
それは1917年、当時彼は25歳の陸軍大尉であった。
スコットランドの旧家に生まれ、フランスの戦野へ出征の途上、ロンドンで閑暇を楽しんでいた、その時…。


空襲のサイレンが鳴り人々は、ウォータルー駅の避難所へ駆け出す。
中の1人の女が何か落とした為に、大尉は手を貸して彼女と共に避難したのだった。

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見れば美しい、女学生に見える彼女はマイラ(リー)と名乗った。
彼女はオルガ・キローワ・バレー団のダンサーだと言う。
                             
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ローイは、彼女の舞台見たさに大事な用事を断って駆け付ける。
そんな2人は瞬く間に惹かれ合い、翌日には結婚の約束までも交わす程にその恋は燃え上がった…。

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洋服を買い、教会に急いだのだが「この時間に式を挙げるのは法律で禁じられている」と式は翌朝に執り行わる事に。
                 
マイラはローイと別れて、1人で有り金を叩て、服や靴などをショッピングする。
自宅に帰ったマイラの荷物を見て、大親友のキティはマイラを問いただすと、マイラは恥ずかしそうに告白した。
「明日、結婚する事になった…」と…。

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しかし時代はそんな2人を引き裂き、ローイは今夜の内に再び戦場へ行くと言うのだ…。
バレエの舞台をすっぽかして、マイラはローイに一目会おうと、駅に急ぐのだが。
                        
マイラが駅に到着した時には、既にローイの乗った列車は走り始めていた。
走り始める列車の窓からマイラを呼ぶ声が…、ローイの事を一目見たマイラだったが…。
                                        
プロとして舞台にアナをあけたマイラはクビになり、マイラを庇ったキティも一緒にクビになる。

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健気に彼の帰りを待つマイラだった。
                                      
ローイの母親との会う事になったマイラだったが、約束の時間に大幅に遅れるローイの母親が、約束の
カフェに到着する寸前にローイの戦死を新聞記事で知ってしまうのであった…。

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《***》 
実は連休中、色々作品を見に行くつもりであったけれども、きっと凄い人混みだろうと自宅でDVD鑑賞を
していたのだが、流石に逆算して明日は出掛けないと、今月中に潰してしまいたい作品を見終わらない事に
気付いたので、明日(23日)は劇場に出掛けたいと思う。(空いていてくれと願っているのだが…)
                                
まぁ、他にも沢山のDVDは見たのだが、2枚ずつ送られてくるオンラインレンタルは、郵便が休日配送になるので
(こっちから返送する場合)、ポストに返却する時間帯がずれると、自宅にDVDがポカッと無い日があったりする。
                                    
今日はそうだったのだが、こう言う時には普段は見ない自宅に有るDVDの封を開けようと、この作品をチョイスした。
                                    
                                          
過去に2度この作品を見て、ヴィヴィアン・リーの出演作品の中ではずっと「一等好きな作品」と思っていた。
                                               
でも、2度目に見てからも既に20年ばっか経った(え?5歳の時に見たの?叫び)現在に見ると、思い込んでいた
ストーリーやその時に感じた感想とは、違う目で見てしまう自分がいたのに、少々戸惑ってしまった。
                           
まぁ、全く変わらない感想も其処にはあるのだが…。
ヴィヴィアン・リーの美しさは、本当に堪らない。

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そして、もう一人堪らなく美しいローイ大佐こと、ロバート・テイラー。

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以前に見た時には、この美男美女のカップルにやられてしまって、ポワワ~~ンと見ていたのかしらん?
                                 
典型的なメロドラマなのだが、其処には戦争による「スグに連絡が取れない事情」が重なり、幸せの絶頂から
どん底に落とされる、ヒロイン・マイラの悲しい人生を描き出している。
                                   
でも、前回見た時から時間が経ち、私も少しは成長したのか「チョッと冷めた目で見る私」が今回は居た。
                                       
                                           
どうしても、マイラに思い入れ出来ないのだ。
彼女の性格なのだろうか? 浅はかな女性に思えて仕方が無かった。
                                       
反対に、記憶にはこれっぽっちも残っていなかった、親友のキティが素敵に思えてしょうが無かった。
キティ役のヴァージニア・フィールドについては、他の出演作品は見た事が無かったのだが、驚いたのは
1981年制作の「13日の金曜日 Part2」の美術で参加している。
                      
1992年の初めに亡くなっていて、75年までは役者としてTVドラマ等でも活躍されてた様。
                            
                                       
今までは、作品を見ても「良かった」とか「好き・嫌い」等で見る事も多かった為に今回色々調べて見て
この作品が「ウォタルウ橋」(1931年)のリメイク作品だと言う事も初めて知った。
                                        
それにしても、非常時に出逢った男女の恋愛は、上手く行かないと言うのは昔からの定説なんだろうかね?
                            
                                        
この作品のもう一つの特徴は、私達の中では別れの曲のイメージが強い「蛍の光」でダンスを踊るシーン。
この曲が2人の思い出の曲となるのだが。
特に、「キャンドルナイト・クラブ」の洒落た演出演奏は、良かったなぁ。
                                        
                               
マイラがローイの安全を願って、手渡したお守りが「ビリケンさん」だったのにも、軽いショックを受けたのだけれど。

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<軽いギャグにも感じてしまう ビリケンさんってアジアのイメージだったけれども>
                       
賢くなるわ!(爆)<ビリケンについて>
元々は、1908年にアメリカの芸術家フローレンス・プリッツが制作した像で、彼女が夢の中で見た神がモデルに
なっているという。
これをモデルにした像が、「幸福の神様」として世界中に流行し、その当時のアメリカ大統領のウィリアム・タフトの 
愛称が名前の由来とされている。
日本においては、特に足を掻いてあげるとご利益があるとされている。
                      
そっかそっか、なのでマイラが持っていても全然不思議じゃなかったんだね。
                          
                                   
何となく、マイラのイメージが今回の鑑賞で崩れてしまったので、これからヴィヴィアンの出演作品で好きなのは
「風と共に去りぬ」にしようっと! (スカーレット・オハラの気の強い所は大好きだ!)

風と共に去りぬ [DVD]

                              

古典もたまには見直さないと、イケないね。

でもなぁ~、イメージが崩れちゃうのも考えものだね。

乙女の頃の思い出と共に、大事にしておくと言うのも、いいかもなぁ~。            



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