2008・米 ★★★☆☆(3.4)
監督:マイケル・パトリック・キング
出演:サラ・ジェシカ・パーカー キム・キャトラル クリスティン・デイヴィス シンシア・ニクソン
「毎年、20代の女性たちがふたつの“L”を求めてニューヨークにやってくる。 肩書き“LABEL”と愛“LOVE”。
20年前、私もそのひとりだった。比較的早く“肩書き”をつかんだ私は、“愛”に焦点を合わせた」
-キャリー・ブラッドショー
それぞれ満足のいく肩書き“LABEL”を手に入れた、4人の女性たち。
“ファッションアイコンでセックス・コラムニスト”キャリー・ブラッドショー(パーカー)。
“美貌とパワーを兼ね備えたPR会社社長”サマンサ・ジョーンズ(キャトラル)。
“母親かつ敏腕弁護士”ミランダ・ホッブス(ニクソン)。
“理想の結婚を果たした”シャーロット・ヨーク(デイヴィス)。
でも、それぞれが迎えた「ハッピーエンド」の、その4年後に待っていたものとは…?
今、NYで幸せな生活を送っている。
新聞の連載コラムは辞め、3冊のベストセラー本を出版した彼女はもはや有名人。
長年くっついたり離れたりを繰り返したビッグとの関係も順調。
【シャーロット】
夫との間に子どもができず悩んでいた彼女は、中国から幼女を引き取って立派に母親業をこなしていた。
そして、諦めが付いた頃…。 奇跡的にも自分達の子供を妊娠する。
【サマンサ】
年下の恋人で俳優のスミスと仕事の関係で、LAの海辺の家に住み、PR会社社長兼彼のマネージメントを
担当している。
4人の中でも、一番セクシャルな面では奔放なサマンサであったが、スミスが仕事の為に早寝をしてしまうので
このところ、少々欲求不満気味…。
【ミランダ】
自分の中では、「幸せなんだ」と思い込んでいたのだが、子どもの世話や義理の母の介護でキャリアの
バランスがとれずに奮闘していた。
が、ある日突然…、良き夫だと信じていたスティーブから「たった一度だけ過ちで浮気をしてしまった」と告白される。
大きな喜び事の連絡が入った…。
とうとう、長きに渡った交際を経て、キャリーがビッグと結婚する事になった…。 のだが…。
人生はおとぎ話のようにはうまくいかない。
時間と共に変わるものもあれば、失うものもある。
それでも彼女たちの友情は今も変わらず固い絆で結ばれている…。 筈であったのだが…。
彼女達が出会った20代の頃から、あっという間に時は流れ…、40代の彼女達の今を見つめてみませんか?
《***》
この作品を心から愛してやまない貴方様は、此処から先は決して読まずに…ねん!
私にしてみれば、かなりの星の数が付いております。 だからね、其れで許してん
TVドラマシリーズが映画化される事になった。
海外ドラマも、かなり好きな私なのだが…、「白人のセレヴ系のストーリー」のドラマは1本も見た事が無い。
「ビバリーヒルズ…ナンちゃら」とか「デスパレードな妻たち」とか…。 最近では「OC」だったかな?
勿論、それなりに努力をして、其れまでの地位を勝ち取ってきたのであろうが、本当に興味が湧かない。
彼女達がどんな問題を抱え、どんな苦労をし、どんな事で喜んで、そして悲しむのか…。
反対に大好きなのは、ドラマでは無いけれど、パツキンのスタイルは良いが性格の悪いおねーちゃんが
バッサバッサと血まみれの生贄になってしまう「ルール」とか「フレディモノ」とか…が、好き
なので、当初は映画化されても、「私は見ないも~~ン」と思っていたのだが…。
噂によると、結構過激な内容で「一人でコッソリ見てくださいね」みたいなことを忠告された。
おぉ、ナンですか? TVドラマなのに…、そう言うお楽しみも有りますのんか?
で、別個に違う記事が読みたくて買った雑誌に「この作品で、イケメンのブツが映っている」と言う情報まで…。
あらまぁ~、そのイケメンって! このドラマに出ているイケメンって、一人しかいないジャン!
サマンサの年下の恋人のスミス役のジェイソン・ルイス…。 遂にかい?って…。
なんせ、↑これですから…、裸ぐらいヘッチャラかと…。 でも、脱いでいたのは違うお方でした!(爆)
ジェイソン君に負けず劣らずな腹筋の持ち主の、サマンサの海辺の家のお隣さんこと・ダンテ役の
ジル・マリーニ氏。
アルマーニ等のモデルとして活躍してきたジル氏は、この裸体役で一挙に役者のオファーが殺到しているらしい。
動いている時の彼は、なかなかのイケメンさんの様に思ったけれど…、メッチャ濃ゆいやん!
キャリーの結婚相手となるビッグ氏は、超お金持ちでソフトで紳士で、正真正銘のナイスガイだとは思うけれど。
でもね、ドラマを見てない私は何の思い入れも無いものだから、ビッグ氏が出てくる度に
「顔のデカイ、高橋英樹」とか角度によっちゃー「ミスター・ビーン」に見えたりと…。
こんなこと書くと、完全にこの作品ファンを敵に回すよね!
この作品で、唯一好きなキャラだった、ごく普通の一般ピープルのキャリーの秘書になるルイーズ。
「ドリーム・ガールズ」で良い演技を見せた彼女だったけれど、なかなか次の仕事は難しいんじゃ?って
思ったけれど…。 ジョニファー・ハドソン嬢。
オスカーの授賞式では趣味の悪いドレスに、少々天狗になっているのか、イメージガタ崩れだったけれど
この作品のルイーズ役は、すんごく共感が持てる可愛い女性の役。
別にキャリーはセレヴだが、其れを鼻に掛けた嫌な女でも何でも無いのだけど、やっぱ何処か世間とは
ズレていると思う。
きっと彼女の本を読みたいと思う人達は、そう言うセレヴリティに憧れを持つ人達なんだろう。
私は、この映画作品の中のキャリーしか知らないけれども、40過ぎなのに、まだまだ世間知らずなお嬢さんで
お友達には、あんまりなりたくないし、彼女の本は絶対に読まないだろうなぁ~と思った。
其れまでの彼女達を何も知らないのに、まだ言うか?と叱られそうだが…。
4人の中の2人が子持ちで、2人が独身。
子持ちの2人も、今が一番忙しい時だろうけれども、事ある毎に集まっては、お手伝いや旅行に出掛ける。
本当に、優雅な人達ですなぁ~。 其処に、皆さんは憧れるのか?
超お高いブランドの物を着飾って、両手一杯のお買い物。
美味しそうな、お料理を食べ、お高いお酒もバンバンやっちゃう!
幸せな家庭や、セレヴに見合う相手もいて…。 ふ~~ん、私はどっこも憧れるシーンが無かったんだけど。
え?私はとてもじゃないけれど、そんな生活は出来ましぇん!
この映画の帰りに、牛乳1㍑パックが208円って見て、「タカッ!」って思わず声に出してしまったもの!
きっとね、何処まで話してもファンの人達とは、私のひねくれた心持は重なる所は無い様な気がする。
「トラベリングパンツ」のあの4人の少女達は、これから20代になって行くのだが、出来たらこの4人には
ならないで欲しいなぁ~。
けれど、思ったよりかは退屈せずにラストを迎えましたので、私にしてみれば意外なほど高い星の数です。
あくまでも、私の個人的感想ですので、この作品のファンの方には御内密にお願いしますで!