フレッシュ・デリ(未)  取り敢えず、レンタルで遂に鑑賞いたしました。 | 新・伝説のhiropoo映画日記

新・伝説のhiropoo映画日記

映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                          
2003・デンマーク     ★★★☆☆(3.9)

 

監督:アナス・トマス・イェンセン
出演:ニコライ・リー・コス  マッツ・ミケルセン  ボディル・ヨルゲンセン  リーネ・クルーセ

 

 

腸詰を店の看板商品にして、繁盛しているホルガーの肉屋。
店の奥の作業場には2人の従業員が文句をタラタラ言いながら働いている。
                             
将来は、自分の店を持って商売する事が夢のスヴェン(ミケルセン)。
特に自分の作るマリネは最高だと自信満々…。
物凄く何事にも緊張してしまうスヴェンは、何時も「汗っかき」とからかわれ、ギラギラの顔をしている。
           
肉を捌く事にかけては誰にも負けないビャン(リー・コス)も、ホルガーの肉屋を
辞めたいと思っている。


<ホルガーの肉屋>               <左・ビャン  右がスヴェン>
                          
それにしても、幾ら雇い主と言えども、ホルガーから四六時中浴びせかけられる罵詈雑言に
2人は とうとう堪忍袋の尾を切らして、自分達の店を持つ事にする。
                     
                          
ちょうど、都合の良い物件も見つかった。  大きな粉砕機も大きな冷蔵庫も付いているのだ。
スヴェンは、自宅を抵当に入れて借金をした。
金の無いビャンは考えに考えた挙句、双子の弟で今は植物状態のアイギル(リー・コス2役)の
生命維持装置を外して、アイギル分の遺産を自分が相続出来るようにして、金を作ろうと考える。


                     
さて、店は新装開店し音楽隊にまで来て貰ったと言うのに、全く客がやって来ない。
                    
翌日、「今日こそは…」そう考えるのだが、考えるだけでは客はやって来ない。
ビャンは、弟の生命維持装置を外すにあたって、事故で亡くなった両親とビャンの妻の墓参りに行く。

 

墓地で、アストレッド(クルーセ)と出会うビャン。
アストレッドは、やはり両親を亡くし神父さんに育てて貰い、今は墓地の掃除や
火葬の焼き場の仕事をしている。

アストレッドの素朴な美しさや雰囲気が気に入ったビャンは、アストレッドに会いに行っては

色々な話しをする仲になる。

                                        

                                           

やっぱり、さっぱり客も来ないスヴェンの肉屋。  冷凍庫が壊れていたので修理を頼んでいた。

冷凍庫に潜り込んで修理をしていた電気屋さんの事をすっかり忘れて、

冷凍庫の扉を閉めて店仕舞をして帰宅してしまうスヴェン。

翌朝来てみて、冷凍庫内でカチカチに凍る電気屋さんを見て、おののくスヴェンだったのだが…。
 
店を辞める時に自信満々で辞めたスヴェンに嫌味の一つでも言ってやろうと、
ホルガーが肉を買いに来る。
客を招待しているのだが、マリネが足りないのでスヴェンが自慢していたマリネを
買いに来たというのだが…。

                        
店に来た、ビャンにスヴェンは昨夜に起きた事故の話をする。
それを聞いたビャンは慌てて冷凍庫に入ってみると…。
何故だか、電気屋は他の肉と同じ様に吊るされており、脚の1本がももから無くなっていたのである。
                    
ホルガーが、マリネを買いに来たから人肉を売ってやったと言うスヴェン。
スヴェンの行動に理解できないビャンであったが、起こってしまった事はしょうがないと、
見なかった事にするのだが…。

                     
翌日、信じられない事がスヴェンとビャンに起こるのであった…。
                      
昨日のホルガー宅で食べたマリネの味が忘れられないと、店には買い物客が行列していた。
そして、生命維持装置を外したアイギルは、そのお陰で奇跡的に意識を取り戻すのであった。

 

この行列を手放したくないスヴェンは、故意に人肉を手に入れる様になってしまうのだが…。

                           

                           

                                  

《***》

私の使用している、オンラインレンタルにはこの作品は無かったので、イッチョ買うか?と

思ったりしたのですが、このところ大好きなマッツの髪型がこれなモノで…。

しかも、何時もDVDを購入しているレンタルと同じ所では通販していない…。



 

まぁ、他のポイントカードを作っている通販のDVDを買おうか?とカートに入れておいたのだが…。

PCで、レンタル店にこの作品が置いてあるかを検索した所(これは、かなり便利だよね)

「P2」を見に行った劇場の最寄り駅すぐ傍にあるレンタル店でレンタルしていた。

 

一番自宅から近い同じチェーンのレンタル店は、この間開店したばかりなので、

この作品は置いていなかった。

(とは言え、其処もバスで行かねばならない)

                    

まぁ、どうしても見たい作品ならば仕方ないけれども、交通費を出してまで

レンタルするのはどうも腑に落ちない。

しかも、オンラインレンタルに慣れてしまっているせいで、返却日も凄く気になるし、

又借りた店まで行かねばならない。 

(オンラインは郵便ポストに入れるだけ! しかも、返却日が無い)


 

「相棒」を見た後に「ダイブ!!」の試写開場に行くまでにレンタル店に寄って、

この作品と何時まで待っても借りれそうに無い、凄く気になっていた「ダニエラという女」の

2作品レンタルした。

                       

lalalaまましゃんが教えてくれた「リチャード・ギア」のエロエロ作品「ブレスレス」も

借りたかったけれど

タイトルを忘れてしまって…、諦めた。

凄く見たい「ひなぎく」もあったのだが、これはVHSでこの後試写会もあるしと

嵩張るのでこれも次回に!

 

久々にレンタル店に行くと、やっぱ何だか心がウキウキするねラブラブ


 

と、言う事で悲願の「フレッシュ・デリ」をやっとこさで見ることに。

この作品はマッツに惚れたスサンネ・ビア監督作品の殆どの脚本を書いている

「アナス・トマス・イェンセン」が監督をしている作品。

                    

この前見て、目茶目茶お気に入りになった「ブレイカウェイ」もイェンセンの監督作品。

期待が高まるのも無理も無い。

 

人肉を売る肉屋の話は、これが意外と結構ある。

しかも、人肉を食べる話となるとホラーの定番ちゅー感じもするけれど。

この作品は、一応パッケージデザインもこんなんだから、「ホラー・コメディ」と分類されていますが

バラバラにされた、部位(片腕とか)は出て参りますが、目を閉じなければならない様な

残忍や、グログロとかそんな感じのシーンは殆ど…、全く無いと言っても良いぐらいの作品です。

 

だから、ホラーじゃないと私は思うんですけどね。

まぁ、そうだからと言ってハートフルコメディとは呼べないけれどね。

特別に分けるとすれば、「ゾンビーノ」と似た感じかもしれないです。

 

その代わりといってはなんですが、人物設定が超個性的。

スヴェンは、テカテカで見栄っ張りで、反省するなんてところがまるで無い男。

しかも、人殺しをしてまで人肉を調達しちゃうけれど、店の繁盛の為だ!と超割り切っている。

犯罪者なんだと言う様な気持ちは、全く持ち合わせてはいない。

 

ビャンも、心に病を持つホルガーに言わせると超凶暴な男。

そんなビャンと良い感じの仲になるアストレッドも女性なのに火葬場の遺体を焼く仕事を

している変わった女性。

アストレッドを育てた牧師は、何と妻と行った旅行で飛行機事故に遭い、死んだ妻の遺体を

食べて生き延びたたった一人の生存者であり、人肉の味を知っている人間。

(此処がこの作品のキーポイント)

                          

                     

この作品については、余りにもスヴェンが変人だった為に、感情移入が出来なくって、

点数が低いですがなかなか、良い出来なんですよね。

スサンネ・ビア監督作品も好きなのかもしれないけれど、実は「アナス・トマス・イェンセン」の脚本に

私はやられているのかもしれないなぁ~と、つくづく思うのですが…。

 

それにしても、今回のマッツの頭に役どころ。

デンマーク一のセクシー男優ですぜ! 普通やりますか?こんな役。

けれども、この作品もかなりヒットしたそうです。

 

もう1作品、イェンセンが監督している「アダムス・アップル」が物凄く見たいのですが…!

マッツファンの方達は、デンマーク語で英語字幕版のDVDを購入されているらしいですが…。

やっぱり、言葉の意味が分からない事にはねぇ~。


 

面白いけれども、何度も繰り返して見たい作品とは思えなくって、購入するのは止めました。

「キングアーサー」はゲットしたワン!

「20世紀少年」映画になるらしいし、絵が好きなので大人買いを…。

 

それと、「ぼくと駐在さんの700日戦争」と続編も購入して読み終わり、男前も読み終わり、

男前の友人達に回されているらしいです。

やっぱり、脚本に問題ありだったなぁ~。  もっと、すんばらしい映画になったのに!

不覚にも泣いてしまう様な所も、多々あるのよ~~ン!

 

5月最終週は、かなりハードに見捲くる事になる感じです。 ファイッツ!