エバン・オールマイティ(未)  え?そうなんだ!知らなかったわぁ~~。 | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

エバン・オールマイティ
                
2007・米     ★★★☆☆(3.8)
          
監督:トムシャド・ヤック
出演:スティーヴ・カレル  ローレン・グレアム  モーガン・フリーマン  ジョン・グッドマン  ワンダ・サイクス

「勝ち組!幸せ者!イケメン!」を口癖にし、たまには自分に言い聞かせたりもしているけど…。

普段は自信満々の自意識過剰なTVニュースキャスターのエバン・バクスター(カレル)。


「世界を変えよう!」をマニフェストに掲げ、下院議員選挙に出馬しイメージ戦略と圧倒的な知名度で

見事当選を手にする。

ニュースキャスター生活ともTVの画面を通じてお別れを言ったし、議員らしい家と車を手に入れたエバンは

有頂天になっていた。



妻のジョーン(グレアム)は兎も角、郊外に引っ越す事になり友人達とも分かれ無ければならなくなった

3人のデイラン・ジョーダン・ライアン息子達は不満顔であった。

だが、その顔もお屋敷の様な新居を見たら、すっかりニコニコ顔に変わってしまった。


世界を変えると言う大きなマニフェストを掲げながらも、エバン自身は極度に神経質。

野良犬が息子達に近付くだけで、「バイキンを撒き散らす」 「庭に糞をする」触るな寄るなと野良犬を遠のける。

勿論、毎朝の身だしなみなど充分の文字が顔に張り付くぐらいのチェックを怠らない。


ジョーンが子供達を寝かしつけて、にこやかに寝室にやって来た。  そして、お祈りをする。

「神様、家族の絆がもっと深まります様に…」  

息子達は明日約束のハイキングを楽しみに天気になる様に…、と願っていたとエバンに話す。

ジョーンが寝入った頃、徐にベッドを抜け出しエバンも改めて、神に感謝し祈る。

「家も車も自分の力で手に入れましたが、一応感謝しておきます。そして、世界を変える力を与えて下さい」



初登院すると、いきなりの大仕事が舞い込んで来る。  初日でコレなのだから…。

エバンの皮算用は弾かれるばかりであった。

舞い込んで来た大仕事とは、ベテランのロング(グッドマン)議員が「国有林売却の法案」の共同提案者に

ならないか?と言う事であった。


秘書のリタ(サイキス)は山の様な書類をエバンに手渡し「明日の朝までに全てに目を通しておくこと」と

ロングからの伝言を報告する。

午後からは、息子達が楽しみにしているハイキングの約束をしているのに…。

全ての書類に目を通すには、ハイキングどころでは無い。  思わず、息子達との約束を破ってしまうエバン。



翌日から、エバンの周りで不思議な事が起こり始める。

7時にセットしてある筈の目覚まし時計が「6:14」でなり始める。

何故だか分からないが、動物達がエバンの周りに集まって来る。

そして、どうしてだか分からないが板切れを大量に庭に宅配して行った。


しかも配送伝票には「614」と言う番地になっているのに…、エバンの家は「416」である。

配送業者のミスなのか?  おかしな事に番地を貼り付ける業者もエバンの家の所に「614」と付けて行く。

614に呪われているのか?



そして、極めつけの謎の男(フリーマン)がエバンの前に現れた。  男は自分の事を「神」だというのだ。

そんな嘘には騙されないと笑って相手にしないエバンだったが…。

神出鬼没に現れる男…。  エバンの事だけでは無く、何もかも知っている…。



そして男はエバンに、こう言うのであった。  「世界を変えたかったら、箱舟を作りなさい」と…。

そんな事を言われても、俄かに信じ難い話だし…。  どう考えても有り得ない。


ところが調べてみると「旧約聖書・創世記6章14節」には、神がノアに箱舟を作る様に命じる事が記載されている事を

知るエバン。   だが、まさか…。  そんな事…。  

ところが、見る見る間に髭が伸び、幾ら剃ってもスグに元に戻ってしまう。  髪の毛も伸び放題。

外見を見る限り、ノアにそっくりになって来た…。



箱舟を作れと神は命令した…。  もしかしたら、大洪水が来るかもしれない…。

神の言葉を信じる事にしたエバンは、箱舟作りに取り掛かるのだったが…。  一人では到底無理な作業であった。


変人だと皆から見放されたエバンに手を差し伸べたのは、パパが大好きな3人の息子達であった。

「箱舟作りを手伝うと、1日中パパと一緒にいられるからね!」


果たして、エバンは途方も無く大きな箱舟を作りきれるのであろうか?  神の言葉通り洪水は起こるのか?

そして、世界を救う事が出来るのか?




《***》

たけどんさんや店長様の記事で、この作品がレンタルになった事を知ったけれども…。

その時は「おぉ、もうレンタルになったのか!」そんぐらいしか思わなかった。


何時も言う様に、「本当に見たいんじゃァ~」とピンと来ないコメディ&ラヴコメは私の視野には全く入らないので

でも、この作品は劇場予告を見た時に「おんや?ちょっと面白そう」と確かに思った…。

ん?私の言っている事がおかしいと感じた人はいますですか?  ぶふぉふぉふぉ!


そう、未公開作品なのになして劇場予告なんか?  でも、私確かにスクリーンで見た記憶が有るのです。

調べて見ると、試写会までやったそうな…。  所が急遽、上映公開中止になった作品らしいです。

だから、「えぇ?もうレンタルになったの?」って感じがしたんだわ。  

ちゃんと色々な劇場をチェックしているのに、この作品が上映されているの知らなかったもの。

(ごく稀に、大阪のみ上映公開なしなんて作品も有るんだけどね!)


ブルース・オールマイティ ミラクル・エディション

                    

実はこの作品は「ブルース・オールマイティ」のスピンオフ作品。  

神様役のモーガン・フリーマンが共通で出演している。  「ブルース~」の主役はジム・キャリー。  

今回は「40歳の童貞男」と「リトル・ミス・サンシャイン」で超有名人になった、スティーヴ・カレルがエバンに…。

最初の方は普通なんだけれども、髭が伸び始めた頃からは、毎日4時間の特殊メイクの後撮影に入ったらしい。


その涙ぐましい所も、特典映像にあった。  それと、箱舟作り…。  

動物達もそうだけど、VFX何かもすごく使っているしね。

そんな事も踏まえて、制作費はコメディ映画史上最高額だったらしいっす!  ところが、日本じゃ公開も無し。


<エバンは、最終的にはこんな風になっちゃいます!  でも、神様は皆のお願いを聞いてくれていたのよね!>


まぁ、それもこれも「ブルース~」が大ヒットで5億ドルも儲けちゃったので、とこの作品に資本を投資したのでしょうが

夏休みとかに公開すれば、それなりにイケタんじゃないのかなぁ~?


政治関係のコメディ作品にしては、少々風刺等が効いていなかったけれど、エバンの外見と共に中味が

ドンドン本物のノアになって行くような所は、結構素敵だったし。

動物も参加しての箱舟作りも、面白かったし…。


元々は、野良犬でさえ触る事も(汚いと言う理由で)しなかったエバンが、お猿さんの飲んだコップを共有する様に

なる所なんて…。  神々しくさえも見えたよん。



何が楽しかったって、ラストのエンドロールがあがる時に皆が踊って歌うところ。

モーガン・フリーマンのダンスは結構セクシィですわよ~ん。(爆)

配給会社の方達の読み違えなのかなァ~?

家族で見ても楽しめて、「ノアの箱舟」のお話も勉強できて、会話も弾むと来たもんだ!  イッチョ、行っとく?