アタメ 私をしばって!  キュートなバンデラスは、如何ですか? | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

アタメ 私をしばって!



1989・スペイン     ★★★☆☆(3.6)
        
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:ヴィクトリア・アブリル  アントニオ・バンデラス  ロレス・レオン  フランシスコ・ラバル  フリエタ・セラーノ
両親を亡くし、3歳で孤児院に引き取られ後にイカレタ振りをして精神病院に入院していたリッキー(バンデラス)。
     
手先が器用な事から、大工仕事や電気・配管等の仕事をマスターし、病院でも重宝がられる存在である。
脱走も幾度と無く繰り返すも、食事と休養を取る為に、必ず病院に戻って来る。
特に女性院長のお気に入りで、幾度と無くベッドのお相手もするリッキー。
院長の他には、看護士も選び放題で身体が空いている日が無い位のモテモテ君だったのだが…。
         
1年前に突然、イカレタ振りをやめて判事から退院許可を取り本日晴れて自由の身になるリッキー。
院長は、今までの夜のお手当て代として5万ペソをリッキーに手渡すが、別れが寂しくてならない。


                   
バスに乗り、街に出た。  雑貨店でハートの形のチョコを買い求め、目的地に向かうリッキー。
其処は、映画の収録スタジオ。  こっそりと楽屋に忍び込んでその辺の物を物色するリッキー。
服のポケットに入っていた金から、ウォークマン・家の鍵・小道具の手錠まで…。
     
スタジオでは、元娼婦で、現在はポルノ女優のマリーナ(アブリル)の主役作品を撮影していた。
とは言ってもマリーナの事が大のお気に入りのマキシモ監督のB級ホラー作品である。

          
撮影がクランクアップし、その後の打ち上げパーティーに出席する為に三々五々帰宅するスタッフ達。
マリーナも一旦帰宅してから、パーティーに参加するつもりであった。
其処に、物陰に隠れてマリーナを見守っていたリッキーが声を掛けるが、マリーナはツレナイ態度である。
仕方なく、マリーナの自宅の方に向かうリッキー。
      
リッキーがイカレタ振りを止めて、普通の暮らしをしようと心に誓ったのは、1年前の夜にある店でマリーナと出会い
意気投合した2人は一夜を共にした為であった。
「この女と結婚して、子供を作って良い夫になって良い父親になろう」と考えたからであった。
けれど、マリーナはそんな一夜の事も、リッキ-の事すら覚えてもいない…。

           
隣のぺぺが旅行に行く為に挨拶に来た。  
一旦ドアを閉めたマリーナは再度のノックにぺぺが何か言い忘れたのかとドアを開けるとリッキーが
無理やり部屋に入って来た。
        
悲鳴をあげたらリッキーに殴られ、大人しくなったマリーナだが隙があったら逃げ出そうと考えている。
オマケに歯痛で、痛みが止まらず堪らない。  ドラッグに溺れていた時期がある為にアスピリンでは効かないのだ。
リッキーが、薬を買いに行って来る間ベッドに縛って動けない様にしていった。
マネージャーの姉は、パーティーに出席しないマリーナの事を心配して留守電に伝言をしてくれている。
電話に出たくとも出れない状態。  
あんなイカレタ野郎と一緒にいなければならないと思うとどうにかして逃げたいのだが…。

        
最初は、イカレタ野郎と思っていたリッキーだったが、マリーナの事を真剣に優しく扱ってくれる。
最初は悲鳴を上げた為に殴られたが…。  縄で縛るのも「本当はこんな事したくないんだ」と言いながら…。
朝食もベッドまで運んでくれる。  壊れた蛇口も修理してくれた…。
何よりもリッキーは、マリーナが自ら望むまでは手を出さないと言い張った。  同じベッドに眠ったとしても…。
         
しかし、歯痛はどうしても治らずこうなったら「ヘロインが欲しい」と言い出すマリーナ。
リッキーが、ヘロインを買いに出た隙に手に入れたライターで縄を焼き切り逃げ出そうと試みるのだが…。
        
この前の外出で、リッキーは鎮痛剤を買う振りをして路上でどんな薬でも売っている女を殴り飛ばして
金を払わず分捕って来たのだったが、その女に見つかり仲間達とボコボコにされて路上に投げ捨てられる。
ヘロインを買う金も、持ち金全てを取られてしまい顔や体中に怪我を負ったリッキーがしょんぼりと帰宅する。
マリーナは、何故だか逃げ出さずにベッドで括り付けられたままの状態で待っていた。
そして、傷だらけのリッキーを介抱しながら、優しくリッキーにキスをした…。

         
その夜、リッキーの傷を庇いながらも抱き合った。  思わず1年前の出会いを思い出したマリーナ。
リッキーが言った事は嘘では無かったのだ…。
        
「何処か遠くに行って、一緒に暮らそう…」そう、リッキーが囁く。  頷くマリーナが其処には居たのだが…。
     
      
      
《***》
別にタイトルから、見たいと思った訳では有りません!(爆)
この間見た「ボルベール」の監督作品。  「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」 も同じく監督作品。
で、同じ監督作品で見ていないし、バンデラスが出ているジャンか!とレンタルした。

当時28歳のバンデラス。 濃ゆい顔ながらも、まだそんなに脂ぎっていないし珍しい坊主頭で、誰?ッて言う感じ。

スペイン版「完全なる飼育」って言う感じかな。

完全なる飼育は、実際日本で起こった事実に基いた作品だったが、「アタメ」の方はムービースターと

前科者の恋のお話でちょっと見は、物凄くかけ離れた2人の男女の話。

それだけを考えたら、何と無く韓流のラヴコメに有りそうな感じなのだが…、其処はやっぱり流石に巨匠たるもの

一捻りも二捻りもある。


マリーナが元娼婦でヤク中だった為に、普通の鎮痛剤が効かない。

今は、そこそこの生活が出来ているものの、死んでしまったパパも泥棒だったとか…。

物凄く遠い存在の様に思う2人なのだが、案外と似たり寄ったりなのだ。


タイトルの「アタメ」とは、マリーナがリッキーに愛の表現として思わず口走ってしまう台詞。

スペイン語何だろうか?  もし意味のお分かりになる方はご一報を…。  綴りは「ATAME」で御座います。


ほんの少し、エッチィシーンも有りました。  

バスタブの中を潜って行く潜水人形がマリーナの部分を目掛けて、泳いで行く…。  思わず笑ってしまいましたが。


<↑そのシーンをポスターにしたもの>  <↑は、始めてマリーナに送ったチョコをイメージしたポスター>


ちょっと、古臭いイメージがする作品なんだけれど、マリーナの衣装が可愛いんだよね。

こんなキュートなバンデラスも、良いですわよ!




《+++》

男前が欠かさず見ている「花ざかりの君たちへ ~イケメン♂パラダイス~」ストーリーが全くだったので

1話目の10分ほど我慢して見て、私はリタイアしたのですが…。

何時も覗くブログにこのドラマの事が記事になっていた。  本来は、すっ飛ばして行っちゃう所だが…!


「えぇ~~~~~!!!」  「天然コケッコー」で青田買いと言っていた岡田将生君が出ているジャンか!

やっぱ、かなり男前だわ。  しかも、180cmとタッパもあって大人っぽいよ。
他の出演者達は、殆どが成人過ぎの大人の中に居ても違和感無いし~~!



「生徒諸君」にも出演していたのだね。  内山嫌いで、こっちも見ていなかったが…。

「イケメンパラダイス」は後1話ぐらいなんだろうけど、我慢して見よ~~っと。  チェックをしなくては!チョキ




この人が出演していたら!お知らせを…。  ヤムチャンに!!

「ローグアサシン」に石橋凌出演です。(既に知ってるって?あせる


<クリックするとデッカクなると思うよ!>


私の持っているチラシとは別バージョンでしたが…。

何とこの作品「ジョン・ローン」も久々出演で、私は超感激しています!  10月6日ロードショー開始です。