ボビー  豪華過ぎる?出演者とアンバサダーホテルでの出来事。 | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。



2006・米     ★★★☆☆(3.6)


監督: エミリオ・エステヴェス

出演:アンソニー・ホプキンス  デミ・ムーア  シャロン・ストーン  イライジャ・ウッド  リンジー・ローハン 



1968年  次期アメリカ大統領候補 ロバート・F・ケネディ=ボビー。  アメリカの希望であった。

6月5日  カリフォルニア州選挙を勝ち取った勝利の夜、アンバサダーホテルにおいて凶弾に倒れる。


世界の歴史を変えた運命の夜を迎えるまでの16時間前…。

アンバサダーホテルでは、階級・人種・年齢・境遇の違う22人の人々。

今夜起こる事など、知る由も無かった…。 



支配人のポール(ウィリアム・H・メイシー)は、厨房のマネージャーのティモンズ(クリスチャン・スレイター)の

態度が、どうにも気に食わない。  今夜とうとう、ポールからクビを言い渡されるティモンズ。


ポールの妻のミリアム(シャロン・ストーン)はホテル付けの美容師。  

美容室に訪れる客の話を聞いてやり、相談に乗る。  

クビを言い渡されたティモンズは、ポールの浮気をミリアムに話してしまう。



美容室を訪れる、アル中のヴァージニア(デミ・ムーア)は、今季アンバサダーでは最後の公演。

今夜行なわれるボビーの祝勝パーティの前座で歌う事になっている。


今夜の結婚式の為にネイルを予約したダイアン(リンジー・ローハン)は、不安な胸の内をミリアムに

相談する。  美容師として、お客様を美しくするだけでなく色々な事に親身に答えるミリアム。

間もなく徴兵されるウィリアム(イライジャ・ウッド)の事を結婚する事によって、徴兵免除を図るダイアン。



ボビーのパーティを控えて、ダブルシフトを言い渡されるメキシコ系のホセ(フレディー・ロドリゲス)。

父親と一緒に野球の試合に行くつもりであったが、折角の内野席のチケットも無駄になりそう…。

人種差別に苦しみながらも副料理長にまでなったエドワード(ローレンス・フィッシュバーン)は、

賄いの夕食を食べながら、ミゲル達に色々な話をして諭す。

後に、ボビーがこの厨房を通る際に起こる事件の事など全く知らずに…。


元ドアマンのジョン(アンソニー・ホプキンス)は、嘗ての同僚だったネルソン(ハリー・ベラフォンテ)と

上品なスーツに身を包み、1階ロビーで優雅にチェスを楽しむ毎日。



ニューヨーク社交界の名士ジャック(マーティン・シーン)は若い妻サマンサ(ヘレン・ハント)を連れて

このホテルで2度目のハネムーンを楽しむが、サマンサは荷造りし忘れた黒い靴が気になって仕方が無い。


ボビーの大統領選を支える若い側近ドウェイン(ニック・キャノン)はホテルの電話交換手のパトリシア

(ジョイ・ブライアント)と運命的な出会いをする。



そんな悲喜交々のアンバサダーホテルで、ボビーの演説が始まる。

彼らは、何を一体目撃するのであろうか…?




《***》

昨夜は、かなり書いた記事も下書きする事も出来ずに、遂には記事を書くことすら出来なくなってしまい。

朝も早から、思い出し思い出しの記事になりました。


2月24日から上映公開される「ボビー」の試写会に行ってまいりました。

兎に角、有名人が「これでもか!」と言わんばかりに出演しているこの作品。  

予告で観て「観たい!!」と思っていましたら、ROSEさんが「どうぞ…」と試写状を下さいました。

有難う御座います!!



作品の方は、実際当時のロバート・F・ケネディの遊説やパレード・演説等の嘗てのVTRとアンバサダーホテルで

事件が起こる16時間前からを繋ぐと言う、一風変わった「グランドホテル形式」の群像劇。


始まって間もない頃は、当時のフィルムが少々ぼやけて見えて繋ぎ目みたいなものに違和感が無いでもない。

けれど、ボビーを違った役者が演じるのではなくて、ビーバーの様な前歯が特徴的な本物の彼のVTRを

流す事によって、より親近感も湧き「人種差別のない平和な世の中を築きたい。」と言う心からの熱い思いも

手に取るように良く分る。



様々な思いが渦巻く、アンバサダーホテル内のたった一夜の出来事…。  が、その歴史的な一夜。


ラストはどうなるのか分かっているのに、再びショックを受けざるを得ない。

豪華な出演者達の演技もみものであるが、一体誰に思い入れすれば良いのか正直分からないまま

終了してしまった。


そういう意味では、少々各々のエピソードに振り回されすぎた感も否めない。

もう少し、エピソードを搾って長く見せて貰いたかったなぁ。


特にデミ・ムーアがヨタヨタで美容室に来た時には、確実にシャロンよりおばはんなのに、ステージに立った

デミの美しかった事!  女優って怖い!とすら思えたわ。

デミが無理やり引っ張って、出演を果たしたアシュトン・カッチャーはホテルに宿泊するヒッピー役。

この間の「守護神」とは似ても似つかん、風貌で出演でした。



J・F・ケネディーの弟のロバートも同じ様に銃弾に倒れてしまうのだが、もしあのままボビーが大統領に

なっていたら…。  歴史に「もし…」は通用しないが、そう思わずにはいられない作品であった。  



《+++》

昨日は沢山の方より、男前にお祝いコメントを頂き有難う御座いました。

もう、遊ぶ気満々の男前と本日は「蒼き狼」の試写に行って来たいと思います。

この試写状もROSEさんに頂きました。  男前共々、お礼を申し上げます。


その前に1本観たいと思っている私ですが、どうなりますやら…。  春の嵐になるそうな…。

朝は、全然駄目ですわ!  とりあえず、UPしておきますが…。  眠くて眠くて…。  ムニャ…o(_ _*)o