地下鉄(メトロ)に乗って  う~~~~ん!う~~~ん! | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

 

2006・邦画     ★★★☆☆

 

 

監督:篠原哲雄

 

出演:堤真一  岡本綾  大沢たかお  常盤貴子  田中泯  吉行和子  笹野高史

 

 

 

長谷部真次(堤)43歳。  小さな下着メーカーの営業マン。

 

 

 

父親(大沢)が倒れたという留守電が携帯に入っていた。

真次は、父親とは折り合いが悪く、高校を卒業してすぐに家を飛び出して以来一度も父親とは会っていなかった。  

真次は三人兄弟の次男。  父親は大会社の社長で、今は三男が父親の元で会社を運営している。

会社に戻る途中、昔の事を思い出す真次。  

父親は外に女がいる事を隠そうともしない横暴な男であった。  兄弟はとても仲良し。

そう言えば、兄弟でメトロを見に行った事を地下鉄に乗りながら思い出していた。

 

乗り継ごうとホームに降りて、地下鉄を待っていると…。

 

目の前に立っている、昔の恩師(田中)に偶然出会う。  先生も真次の事をしっかりと覚えていてくれた。

そして一時、先生と近況や昔の事を話していた真次は、今日が兄の命日だった事を思い出す。

いっこうに電車が来る気配が無いホームで、会社に帰らねばならない真次は違う線に乗る事にする。

先生は、時間はたっぷりあるので此処で電車を待つと言う。

先生とは別れて、地下道を歩いていた真次は、目の前を横切った男に在りし日の兄の面影を見て

思わず後を追ってしまう。

 

 

男を追って階段を登りきるとそこには、あるはずの無い世界が広がっていた。

 

 

真次が子供の頃に見た風景。  兄が亡くなった年、東京オリンピックが開催される昭和39年の風景だった。

俄かに信じ難いのだが、真次はこの年に自分がタイムスリップした事を悟る。

その日は、兄が亡くなった日。  

時刻的にはまだ少々早いが、兄に忠告すれば兄は死なずに済むかも知れない。

 

大好きだった頭の良い兄の運命を変える事が真次に出来るのであろうか?

 

そのタイムスリップに、どんな意味が込められているのであろうか…?

 



 

 

 

 

 

《***》

 

 

 

「チケットが有りますが、行きませんか?」と頂いたチケットで観て来ました。

ROSEさん、有難う御座いました。

実の所、試写かタダでないと行かないと思っていた作品。

タダと言うのは、映画館のポイントとかで観ようかなァ~と漠然と思っていた。

 


読み通りと言ってはなんですが、非常にザツイ脚本の出来なのか、折角涙なくしては観れないストーリーを

 

ぶち壊していた。

タイムスリップ時に地下鉄が移動している(走行している)映像が差し込まれる。

その度に、真次はタイムスリップする。  話なんか、ブチギレ状態でも兎に角地下鉄走るとタイムスリップ。

その繰り返し…。  観ている側は、そのお約束に出来るだけ早く慣れて、頭の中で時代を組み立てて行く。

 

嫌っていた父親の過去に出会う度に、父親の偉大さや若き時代の純粋さ等に触れ合う真次。

 

だが、現実に戻ってきても全くそれらのタイムスリップは、現代に繋がらない。

父親の過去を知る事で、倒れた父親との諍いを詫びるなり、知らなかった自分への怒りを見せるなり

色々あるだろうに、何にも無い…。

そこが一番いるのでは…?

 

 

2回目の上映時間で観たので、1回目が終了時に出て来たおばちゃん達が「大沢の映画やなァ~」と仰りながら

 

 

エレベーターで降りていかれました。

まぁ、そうなんですけれど。  最後の別れのシーンが無いばっかりに「おんや?」って感じで終ってしまうし!!

 

体を張って、これまた体当たり演技の岡本綾の役柄も「何だかなァ~」で御座いました。

 

切ないと言えば切ないのではあるのですが、何処か辻褄が合わなくなると「地下鉄走らせておけ!」みたいな

感じがありありで、「なんかなぁ~」なのよねぇ~。

 

 

 

 

 

そんな中で、恩師役の田中泯が出演していたのが嬉しかった。  この人大好きなんだよね。

 

但し、役の上でこの恩師も生きているのか死んでいるのか、定かでは無い。(多分生きてるとは思うけれど)

この人も、もう少し上手く使えなかったのかなァ~。

 

本当は、大河ドラマの様な真次の父の半生。  それを「地下鉄走らせておけ!」で掻い摘んで見せて行く。

 

あまりにも「何ですのん?一体!」と思ってしまう。  ザツイ映画だったと言う感想しかない。

 

 

後ろの席に座った、結構お年を召した大阪のおばちゃん。  映画館、自宅の居間状態でいらしたのですが

 

 

そのおばちゃんの感想が一番しっくり来たのでは…。  「なんや、いそっがしい人生やなァ~。嫌ヤナこんなん」

メトロと言う言葉の響に決して騙されません様に…。

 

私は、竹内結子より岡本綾の方が好きなんだけれども…。  獅童さん! (お呼びでないかい?)

 

 

 

 

《+++》

 

 

 

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