タワーレコード、66㎡のミニ店舗を11月11日に。在庫は1万枚。
広さは10分の1、在庫は5分の1。

5000枚売れればオリコンランキングに初登場できると言われるほどのCD不況です。
タワーレコードの試みは苦肉の策か、戦略か?

成功すれば駅ナカにも出店機会が増えるので面白いな、と興味を持ちました。

そのためのM&Aは「否定しない」とも。

現在の両社の規模は1兆5千億。
あと5千億分の戦略は…
・新店
・M&A
ってことになりそうです。

新店といえば「博多」。いい店になる可能性大ですが、頑張っても5年で1千億にはなりません。
そのほか、積極的に海外出店も考えておられるようですが、こちらもなかなか数字にはならないと思います。

では、もうひとつの「M&A」。
こうなると、がぜんゴシップ的になりますので、客観的に…。

いわゆる「メガ百貨店」(「三越伊勢丹」「高島屋×H2O」「Jフロント」「ミレニアム」)に与していない百貨店と考えると…

1「松屋」
2「電鉄系」
3「地方老舗」
というキーワードが浮かびます。

1松屋百貨店
東京の老舗百貨店。一度経営難になったときには「伊勢丹」と「東武」が手をさしのべています。
この百貨店が魅力的なのは「銀座」に店を持っていること。
大丸が松坂屋と統合した理由の一つに銀座の松坂屋がある程、百貨店(商売する者)にとって、銀座は魅力的な街なのです。
松屋さんはこの地を含め約1000億弱の売上を誇ります。

2電鉄系
阪急百貨店に始まった鉄道会社のターミナル百貨店の流れはJR百貨店の成功に至る現在まで呉服系老舗と並び、百貨店の主流です。
ただ、その成り立ち(沿線住民の利便性を図る)から、個性的な百貨店は少ないと言えます。
一番の大手は東急百貨店の約3100億。続いて近鉄百貨店(約3000)、小田急百貨店、東武百貨店(約1800)となります。

3地方老舗
岩田屋、天満屋、井筒屋などのその土地土地の老舗百貨店などです。

5000億に手っ取り早いのは電鉄系を買収することになりますね。
でも電鉄系っていうのは実質の親会社である鉄道の戦略が結論です。

統合する側にとってみれば、地域戦略を考える企業との話し合いになるわけです。

現状、鉄道会社はどこも静観しています。ちなみに阪急百貨店は元々電鉄から距離をおいた存在であり意味合いが違います。

ただ、昨今の鉄道会社は駅ナカでの商業事業など、独自での開発を始めるところも出てきています。

加えて、企業体力に余力が少なくなっている中で、もし事業戦略の中で百貨店の意義を見直し、その存在価値が薄らいだと判断されたとき、どこかが動けば状況は一変するでしょう。

あ、目的駅に着いちゃいました。
さてみなさんはどう思われますか?
対岸の火事ではない両社の戦略。自分の勉強の意味もこめてまとめていきたいと考えます。

昨日、H2Oは3年以内とおっしゃっていた統合時期を「早まる可能性」とのコメントを発表。
また、独自戦略として「PB開発」をおっしゃっていました。


大丸は「仕組みを変えて利益を導く」ことが得意です。
販売管理費の抑制により効率を上げるのが大丸流。
社員数の少なさは業界でも有名です。

対して、高島屋×阪急は「商品勝負」ということでしょうか。
ただ、この分野は百貨店のもっとも苦手とするところ。
リスクをかけて商品を作り込み、高益率を取るためには「規模」と「ノウハウ」が不可欠です。
もの作りに長けている阪急の実力がここでもいきてきそうです。