タイトルは今週のある百貨店のセールでのお話です。

モノの価格にはそれぞれ明確な理由が必要だと思います。

たとえば、某有名ブランドのオーダースーツが30万円とします。「高いよな~!」…確かに高いです。でも、この市場は成り立っています。なぜか?お客様がその価格に満足しているからです。

商品の価値は、素材だったり、縫製だったり、その商品そのものが持つの価値だけではありません。
商品を買う時のお店の環境やスタッフの接客、またアフターサービスといった周辺サービス、加えてそのブランドを持つ充足感といった部分までを含めての価値であり値段だと思います。お客様にとって満足であればその市場は成り立ちます。

話を元に戻して9,000円のスーツ。この9,000円のスーツがバーゲンの限定目玉品ならいいでしょう。役割も明確であり効果も大きいと思います。しかし、どこの百貨店も「3着29,800円セール」を連発している今、逆にお客様に「スーツのホントの値段でいくらなの?」と不信感を抱かせかねません。

例えば、「この9,000円のスーツとさっき見た39,800円のスーツとどう違うの?」というお客さまの質問に対し「素材の差です。」と言ったとします。お客様は「それなり、ってわけだね。」とおっしゃるとすれば、百貨店は「9,000円なりの商品を売っている」となります。

そうなると、お客様は「じゃあ、紳士服量販店の通常20,000円、今だけ半額10,000円の紳士服のほうがいいモノなんじゃないの?」と思われるかもしれません。また、「ワンプライス39,000円、素材が違います!」というスーツとその隣で販売する大手アパレルの59,800円スーツとは何が違うの?ってことになります。

どうでしょう?(この文章を書いていて自分もワケわかんなくなってきました)結局、プライスラインの多重と境界線のボケ、プライス設定理由のあやふやさがお客様を惑わせていると言えます。

売る側はお客様を惑わせてはいけないと思うのです。自分から、価格を破壊していっているのに従来の価格帯の商品も併売する…愚策なんでしょうね。でも、それをどうもできない体質(…これは百貨店に限ることではないのですけど)はますますお客さま離れを起こします。

自虐的なブログになってしまいました。