草食系男子…この言葉を聞くようになって、いろんなところで紹介されるようになりました。

「優しく穏やか」な30代までの男のことをさします。ファッションや美容に関心を持ち、デパ地下で列んでスイーツを買う…そんな感じの男性。逆にバイクやクルマへの関心は低いと言われています。

実際、百貨店ではこだわった雑貨小物を物色し、また基礎化粧品はもちろんメンズエステにも通う、そんな市場が誕生しています。

この「草食系男子」をどう見るか?難しいものがあります。

メンズエステまでは考えないだろうけど、いつまでもきれいな肌を維持したいと思うミドル男性はたくさんいらっしゃると感じます。しかし、この人達がクルマに興味がないかと言えば否。例えばZやスカイラインクーペはこの世代が買っています。

街中で見る格好よいクルマに反応する姿なんかを見てると、決して若い男性がクルマに興味がないわけではないと思うのです。

思うに優先順位なのでしょう。自分の可処分所得に対して、ケータイは外せない、合コンは外せない、流行遅れのスーツは着たくない…そうやって収支を出していくと、クルマまでは手が回らない。そういうことなのでしょう。

結局、いろんな欲望があり、それを現実的に支出に回す、いわば「チマチマ消費」になってる気がするのです。言い換えれば『男性の消費行動が女性化してる』とでも言うのか、あまりにも計画的で合理的、嗜好も現実的になった結果が草食系男子なんじゃないでしょうか?

そう考えると、新しい市場だと喜んでいるばかりにはいきません。「いつかは豪邸に住んでやる!」等という、夢のようなことを現実にする男性型消費性向は消えていくのかも知れません。

いや、もしかしたら代わって女性がそういうふうになったりして…

ちょっと発想がとんじゃったでしょうか?