百貨店という業態は、その昔、三井呉服店が当時、顧客に合わせて価格を決めるという慣習を破り、正札による商売をはじめたのがその始まりだと言われています。

いわゆる「呉服系」と言われるのが前述の三越の他、大丸、高島屋、伊勢丹などの老舗組です。

これら百貨店のマークを見ればみんな丸の中に収まります。着物反物の軸の丸い部分に入るマークとなっているのです。こんなとこにも歴史を感じます。おそらく、店で扱う商品分類の筆頭も婦人服ではなく、呉服になっていると思います。

老舗組の特徴は、なにより「イメージが良い」ことでしょう。

特に伊勢丹は「ファッションの伊勢丹」として評価されています。バイヤーの質量は他百貨店の追随を許しません。

高島屋や三越もハイクオリティーなデパートとして認知されています。

その他、大丸は経営効率が優れています。特に札幌・東京の新しい店は、ワンフロアに居る正社員はほんの数名です。この状態でサービスレベルを落とさないノウハウはたいしたものです(もちろんフロアによって多少はあります)。

こうやってみると、百貨店の中心となってきたのは呉服系百貨店かもしれません。

そして、もう一つが「電鉄系百貨店」と呼ばれるグループです。

以下つづく…です。