いま、ランチを取りながら他百貨店の新しい売場なんかを見てるのですが、7月にオープンした日本橋三越の自主編集売場「味匠庵」は京都の味にこだわってるみたいですね。

同コーナーには京都にある約30社が商品供給しているようでなかなかのものです。

そう言えば、改装後の東京大丸も、京都の香りがそこここに感じられました。

全国を見渡しても、「京食材」はやはりブランドとして認知されています。ご当地ブランドとしても別格ではないでしょうか。

ブランドってなんでしょう?

例えば、京都で150年続いたお店があるとします。京都ではおそらく珍しくもなんともない歴史だろうし、近所の人も普通のどこにでもある店として認識していたとしても、その店が「創業百五十年・京都三条〇〇庵」などと東京などにに出店すれば「お~、さすが~」なんて有り難がられるのかも知れません。

まさしく「ブランド戦略」です。長い間、首都が置かれ、その洗練された文化に培われた伝統の強みです。

それでふと思い出したのは「香寿軒」。

奈良・興福寺近くに本店を持つ同店は、今では関東にも直営店を持ち、お客様にも奈良の和菓子として親しまれています。

しかし、奈良本店がオープンしたのは平成12年、ほんの8年前なのです。オープンさせたのは岡山に本社がある源吉兆庵です。

それまでも製造メーカーとしてあったようですが、事実上は同社が立ち上げたようなものです。

たぶん、お客様は由緒ある老舗としてお菓子を楽しまれているはず。これもブランド戦略でしょう。

確かに美味しければ流行ってもおかしくはありませんが、ブランドを加えることにより、それを加速させることができます。

不粋な話ですが、ブランドの魔力とはそんなものかもしれません。