「家を建てるときって、何から考えればいいの?」っていう、そもそも論。
誰でも初めて経験することって、分からないことだらけで
何から始めて良いか分からないのが自然だと思います。
だけど、良くないのは
多くの人が、この疑問に対する答えを曖昧にしたまま
展示場などを回り始めてしまうことです。
ここ浦安にも、住宅展示場がありますが
とりあえず、そういう場所に行ってしまえば
複数のハウスメーカーが棟を連ねているから
あとは、何とかなるだろう…と考えることを止めてしまうんですね。
そんな調子で、試しに4~5社を回ってみるけれど
「結局、どこも違いがよく分からない」
大体そういった展開になり、せっかくの貴重なお休みの日を
ただ時間と労力を浪費して過ごすはめになってしまいます。
そのとき、もし、あなたが気弱で優しいお方なら
少々強引な営業に勧められるまま、断る理由もなく…そのまま、ズルズルなんてことにも。
こうなってしまうと、家づくりに失敗する可能性が、めちゃめちゃ高くなります。
なぜなら、それはあなたの基準で選んだ家ではなく
その営業マンが良いと思う基準で選んだ家だからです。
そうならない為にも、まず自分たち家族にとって
『家選びの基準は何か?』に、答えておくことが重要です。
あなたが、家を選ぶ「決め手」ってなんでしょうか。
要望を全部満たしてくれる会社なんてないですからね。
予算にも上限がなくて、やりたいことがいくらで出来てしまう方なら
それも可能かもしれません。
だからもし展示場に行こうとお考えなら
あなたの基準に沿って各社を比較できるよう、しっかり準備しておきましょう。
絶対に譲れないポイントを明確に、しっかりと持ちましょう。
予算が限られているなら、そのポイントに資金を割り当ててください。
そして、そこに一番力を入れてくれそうな会社、過去の実績のある会社を選べばいいのです。
そうすれば、どこかを妥協しなきゃいけないときも
諦めるべき(優先ではない)ポイントが自然と見えてきます。
がらっと話は変わりますが、僕は自分でドリップしたコーヒーを飲みます。
豆も挽くのも自分です。カリカリカリ…
なかなか、こだわってますでしょ?
最初は面倒かなと思ったけど、豆を挽くときの手の感触と
フワ~ッと部屋いっぱいに広がる香りが、今では病み付きです。
…と言っても、僕は元々コーヒーが嫌いでした。
ブラックで飲むなんてもってのほかで、不味くて飲めませんでした。
昔、ちょっと断り切れない場面で、我慢して飲んだとき
なんだかタバコの灰汁を飲んでるような最悪の気分になったことを思い出します。
そんな僕が今では、自分で淹れるコーヒーをブラックで飲むことが習慣になっています。
なぜ、そうなったかというと
自分の好みを知り、自分にぴったりの豆を選べるようになったからです。
そうなると、ミルクや砂糖を混ぜることが余計と感じるようになり
豆本来の味を楽しめるブラックが断然美味いことを知りました。
でも、最初は豆の買い方すら全く分かりませんでした。
僕の回りのコーヒーベテランチームに連れられて
コーヒー豆専門店に行きましたが、とにかく種類が多過ぎて選べない…。目が回りそうでした。
しかも豆なんて、
見た目じゃ、違いが全く判断できませんからね。
そもそも、初心者に専門店はハードルが高かった。
専門店まで来ておいて「実は、何も分からないんだ」と
なかなか言い出せなくて、モジモジ恥ずかしくて聞けませんでした。
初めてのおつかい状態でした。
周りのコーヒーベテラン組は
当時そんな僕の様子を笑って見ていたんでしょうね。
彼らは、既に自分の好みの豆が決まっていて
いつもと同じ豆を慣れた口調で注文するわけです。
しかも驚きなのは、コーヒー屋の店主は、
次に来る日の約束もしていないのに、1~2週間のタイミングを読み、
突然行っても、その直前にローストしたばかりの希望の豆を仕込んでいるから驚きです。
好みの豆は、人によってそれぞれ違います。
深煎りが好きだったり、酸味の強いのが好きだったり様々です。
僕は何も分からないので、恥を承知で
コーヒー豆や、焙煎に付いてのいろはを教えてもらいました。
少し知識が付き、色んな豆を試し飲みしてみたところ
酸味が強過ぎるのが苦手で、深く煎った豆も苦手だと分かりました。
自分は適度にローストされ、ナッツのような香ばしさが残るあっさりしたものが好きなんだな
と、そこで初めて知りました。
(この表現…本当のコーヒー好きの方からすると、かなり稚拙に思われるかもしれません…がお許しください)
以前は、コーヒーの味の違いなんて分からず
どれを飲んでも同じように「不味い」と思っていましたが
今は、コーヒーのある生活を楽しめるようになりました。
どうだ、かっこいいだろぅ?って雰囲気を出してます。
ま、そんなもん誰も見ちゃいませんけどね。
コーヒーを嫌いだった僕が、好きになった。
これは、嫌いなコーヒーを克服したのではなく、
好みの基準を判断できるようになっただけなんです。
家選びは、コーヒーと違い、試し飲みできません。
家の良し悪しって、丸1年間、四季を通じてそこで暮らしてみないと分かりませんからね。
一発勝負です。
多くの方が、自分の基準が曖昧なまま、家を建ててしまい
住み始めて気が付いた不満や問題を心の奥に抑え込み、我慢しながら暮らしています。
そんな生活がいいですか?
それとも、やっぱりこの家を選んで良かったと実感でき、
満足感に溢れた幸せな暮らしをしたいですか。
ちなみに、僕が今の家を選んだときの基準は
「液状化する場所に建っていること」でした。
その理由は、過去(2012/5/25)の記事
「私事ですが、浦安に引っ越します」をご参照ください。
過去、二度にわたる被災経験から、その選択をしました。
一般的には、震災が起きたとき
「堅い地盤」の方が安全だと認知されていますが
僕は反対で、液状化するような柔らかい地盤の方が安全だと感じています。
(液状化で被災した住宅を400軒訪問した経験から)
だから、それが家選びの大きな基準になりました。
その代わり、築年数の古さや、部屋の階数などは妥協しました。
築30年を超えていて、今まで防犯面や湿気などを気にして避けてきた1階の部屋を選びました。
住み始めて2年以上経ちますが、その妥協したポイントも気にならず、とても満足した気持ちで住んでます。
ここまでご覧頂いた方のなかで、
「自分も家選びの基準が見つけられそうだ」と思って頂けたなら嬉しいです。
もし、今はまだ見つからない方は
是非「健康」をひとつの基準にされることをお薦めします。
実は、家って人の健康を奪う大きな原因となります。
①建てて直ぐ、築1~2年
②建てて、築25年~ずっと
この期間、家は人の健康を奪う危険性があります。
その理由は分かりますか?
↓スペシャルヒント
① 新築のあの匂い…子ども達・女性は特に注意!
=シッ◯◯◯◯症候群
② 築年数と共に家族も高年齢化…入浴に注意!!
=ヒー◯◯○○◯
これらを予防するにはどうすればよいでしょう。
↓正解はこちらの記事へ
① の答え記事
② の答え記事
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