志賀内泰弘(しがないやすひろ)氏の心に響く言葉より…

 

 

 

人生なんて、「つらいこと」「嫌なこと」「悪いこと」ばかり…ではありません。

 

「悪いこと」ばかりだったら、気が狂ってしまいます。

 

「いいこと」もあれば、「悪いこと」もある。

 

でも、なぜか、「いいこと」はすぐに忘れてしまうのに、「悪いこと」ばかりが強く印象に残ってひきずってしまうのです。

 

 

これは、人間の遺伝子、つまりDNAがそうさせているのです。

 

一説では、人のすべての行動は、DNAに左右されていると言われています。

 

それは、子孫を残すためです。

 

ウィルスや菌、天敵となる動物から身を守るための本能的な働きなのです。

 

 

なぜ、「悪いこと」ばかりが心に残ってしまうのか。

 

それが、人間にとって、プラスのことなのか。

 

 

それは、DNAが「同じようなことがあったら注意しなさい」と言っているからに他なりません。

 

例えば、一度、火傷をした人は、灯を見るだけで敏感になります。

 

「かわいいな」と思って近づいた犬に手を噛まれる。

 

もうその人は、犬を見ただけで逃げようとするでしょう。

 

防衛本能ですね。

 

 

肉体的なことだけでなく、精神的なダメージにおいても、DNAが「忘れないように」とサインを送ってくれているのです。

 

だから、生きることはつらく苦しいわけです。

 

 

でも、大丈夫。

 

忘れてしまいがちですが、「いいこと」も間違いなく経験しているのです。

 

そして、「悪いこと」は続かない。

 

また、一見「悪いこと」と思えることも、後で考えたら、「いいこと」に結びついていたということもあります。

 

 

例えば、今の勤め先で働いているのは、別の会社の入社試験で落ちてしまった「おかげ」です。

 

その「おかげ」で、今の職場で恋愛して結婚できた。

 

つまり、「過去」の「悪いこと」は、「現在」の「いいこと」と連なっていて、結びついているのです。

 

 

もし、「悪いこと」が起きたら、すぐさま「いいこと」を思い浮かべて打ち消してください。

 

「悪いこと」が起きたら、「これはいいことが起きる前兆だ」と思い込むのです。

 

 

つらくなったとき何度も読み返す 「ポジティブ練習帳」 (DO BOOKS)』同文館出版

 

 

 

 

 

イギリスの名宰相チャーチルは「 悲観論者はチャンスの中に困難を見るが、 楽観論者は困難の中にチャンスを見る」と言った。

 

そして、「 困難の中にはチャンスが隠されている」と言ったのはアインシュタインだ。

 

 

我々は、困難のさなかにいるときは、その困難なことへの対処で手いっぱいになる。

 

しかし本当は、その困難が始まったときは、すでにその中にチャンスが埋め込まれている。

 

それは、「幸運は不運の顔してあらわれる」ということ。

 

 

その困難や不運を乗り越えれば、次には必ず幸運やチャンスがやってくる。

 

テレビや映画のドラマでは、ラストのハッピーエンドの直前は、大ピンチになると決まっている。  

 

そして、そのピンチが大きければ大きいほど、ハラハラドキドキすればするほど、そのドラマは盛り上がる。

 

 

嫌なことがあったら、「これはいいことが起きる前兆だ」と思える人でありたい。 

 

 

 

 
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