キャロル・S・ドゥエック氏の心に響く言葉より…
私の人生を変えてしまうような出来事に出合ったのは、
人は失敗したときどうするかということに、
子どもたちを教室に集め、
まず初めにかなりやさしい問題を解かせ、
うーむとうなって頭をひねる子どもたちを観察しながら、
難問への対処の仕方が子どもによってまちまちであることは予想し
難しいパズルを出された10歳の男の子は、椅子を引き寄せ、
「なかなかとけない問題ってぼくだいすき!」
「このパズルをやると頭が良くなるよ、きっと」
どうなっているの、この子たち?
私はそれまでずっと、成功か失敗か、
まさかつまずきそのものを楽しむ人間がいるなんて。
この子たちはエイリアンだろうか。
いや、何か重要な秘密を知っている子どもたちかもしれない。
人生の重要な局面で、進むべき道を示してくれる人が「人生の師」
この子たちは私の知らない大切な何かを知っている。
それをどうにかして突きとめたい。
つまずきを天からの贈り物にしてしまう「マインドセット」(
この子たちは、努力すれば頭が良くなると信じている。
そして実際、どんどん賢くなっている。
つまずいても落ち込んだりしない。
落ち込まないどころか、
人間の能力は学習や経験によって伸ばせるものなのか、それとも、
しかし、今、あなたがどちらの説を信じるかによって、
自分の能力は石板に刻まれたように固定的で変わらないと信じてい
反対に、「しなやかマインドセット」の人の根底にあるのは、
もって生まれた才能、適正、興味、気質は一人ひとり異なるが、
『マインドセット「やればできる! 」の研究』草思社
本書の中で、「マインドセット」(心のあり方) についてこう書いてある。
『能力を固定的に考える世界では、つまずいたらそれでもう失敗。
落第点を取る、試合に負ける、会社をクビになる、
それにたいし、能力は伸ばせると考える世界では、
著名な社会学者ベンジャミン・バーバーがこう述べている。
「私は人間を弱者と強者、成功者と失敗者とには分けない…
人間はいつから学ぶのをやめてしまうのだろうか。
だれもがみな旺盛な学習意欲をもって生まれてくる。
赤ちゃんは日々新しいことをマスターしていく。
歩く、
難しくて無理だとか、努力しても無駄だんんて決めつけない。
間違ったらどうしよう、恥をかくんじゃないかなんて気にしない。
歩いてはつまずき、また起き上がる。
よろけながらも、ひたすら前に進んでいく。
このあふれんばかりの学習意欲をつぶしてしまうもの、
自分自身を評価する力が芽生えたとたんに、
自分は頭が悪いのではないかと怖じ気づくようになるのだ。
こちこちマインドセットの若者が望む理想のパートナーの人物像は
◆自分をあがめてくれる人
◆自分は完璧だと感じさせてくれる人
◆自分を尊敬してくれる人
反対に、
◆こちらの欠点をよくわかっていて、
◆もっとすぐれた人間になろうとする意欲をかきたててくれる人
◆新しいことを学ぶように励ましてくれる人
つまり、自分の成長を促してくれる人を求めていた。
自分は完全無欠な人間で、
工学博士の上原春夫氏は成長についてこう語っている。(
『「成長しなくても、現状維持で十分だ」
成長するものだけが、生き残るのです。
現状維持にとどまるものは、即、衰退に向かうのです。
伸びている会社でも、その現状に満足してしまったら、
成長したいという欲求は、人間だけがもつ欲求で、
しなやかなマインドセットの人は、成長することこそが、
現状維持は即、衰退に向かう。
いくつになっても、学び続け、成長し続ける人でありたい。
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