赤羽雄二氏の心に響く言葉より…

 

 

今後5~10年の間に、仕事の種類が大きく変わっていきます。

 

AI、ロボット、自動運転、ブロックチェーン、IOT、ビッグデータなどの発展で、多くの仕事がなくなっていくか、集約され、置き換えられていくからです。

 

その昔、自動車が馬車を置き換えたために御者も馬も必要がなくなったのと同じです。

 

また、ガス灯に火をつけたり磨いたりする仕事が不要となり、電話交換手の仕事がデジタルに置き換えられ、受付の仕事もどんどんなくなりつつあるのと同じです。

 

 

なので、これまでと同じように対応できる、それほど心配することはない、とお考えだとしたら、大きな落とし穴があります。

 

これまでは、仕事が機械に置き換えられても、機械のオペレーションやメンテナンスの仕事が新たに生まれるので、新しい仕事につくことがある程度はできました。

 

ところが、AIやロボットがいよいよ実用化されると、人が下す判断や作業が置き換えられていき、オペレーターやメンテナンスの仕事、仕組みそのものがなくなっていきます。

 

それらをAIやロボットが自己完結させるようになるからです。

 

しかもインターネットが完全に普及していますので、置き換えのスピードがこれまでになく早まります。

 

 

インターネットのはしりは1960年代から、それがワールドワイドウェッブとブラウザの発明により一気に加速し始めたのが1990年代、Amazon、Facebookなどに代表される世界的規模の企業が生まれたり急成長し始めたりしたのが2000年代と、40年以上かかっています。

 

そうやって確立したインターネットのインフラ上でAI、ロボット、ブロックチェーンは一気に普及しますので、今後の展開スピードはかつてないほど早いと考えておいたほうが安全です。

 

 

仕事が変わり、急激にAI、ロボット、ブロックチェーンなどに置き換えられていく中で「変化しない人」は、最初に仕事がなくなります。

 

これまで給料を支払われていた仕事が次々に自動化されるわけですから、競争力を維持しようとする会社はリストラを急減に始めます。

 

「変化しない人」は会社としてはお荷物であり、使えたとしてもかなり使いづらい人になります。

 

 

AIやロボット、ブロックチェーンは24時間休みなしに働き続けます。

 

そのために人事管理もモチベーション維持も必要ありません。

 

オフィススペースも必要ありません。

 

 

これまでは、機械にできる仕事には限りがあったために「企業の財産は人だ」などと言っていましたが、情報・データを集め、分析し、判断し、処理をし、契約書を作り、合意をし、販売し、カスタマーサポートをし、プロモーションまで24時間365日無休でしてくれるようになると、話は一転します。

 

そういったAI、ロボット、ブロックチェーンをいち早く作り上げたところが競争に勝っていきます。

 

そういった会社の中で「変化しない人」は、急激に仕事がなくなっていくしかないのではないでしょうか。

 

そうならないと考えるのには、少し無理があります。

 

 

「変化しない人」は、自分のこれまでのやり方、できることに固執し、新しい職種への挑戦を拒み、社内の経営改革、生産性向上にも協力的ではないわけですから、会社としては非常に扱いにくい人になります。

 

その点は十分理解しておく必要があります。

 

これまで何とかなったのだから、これからも何とかなるはず、という状況にはもうありません。

 

これまでは「変化しない人」が会社の価値観、社風、スキルを若干でも担保していたという要素があったかも知れません。

 

変わらないことに価値もあった、という面もなくなかったからです。

 

ただ、今後、市場や競争状況が激変する中で、もうそのようには百歩譲っても言いづらい、という状況だろうと思います。

 

 

一方、「変化できる人」は、変化を楽しみ、新しい職種への配置転換にも進んで取り組み、誰よりも素早く新しい業務に慣れることができます。

 

新しい業務には誰でもとまどうものですが、「変化できる人」は頭が柔軟で、自分にも自信があって前向きなので、ためらうことなくさっさと動き、先輩にも話を聞いて、ポイントをつかむことができます。

 

AI、ロボット、ブロックチェーンなどが導入されて社内がてんやわんやになっても、常に冷静沈着で、気持ちの切り替えができ、不足スキルの強化にも取り組むことができるわけです。

 

人が完全に不要になるわけではありませんから、「変化できる人」は、最初に活躍の場を見つけることができます。

 

 

変化できる人 人は誰でも、何歳でも変わることができる』ぴあ

 

 

 

 

 

現代こそ、変化することが求められている時代はない。

 

ITやAIの劇的な進化により、ありとあらゆるものが変化し、革新しているからだ。

 

それは、仕事や企業活動だけでなく、日常生活や、学校など、あらゆる分野に波及している。

 

 

行徳哲男師は、変化についてこう語る。(感奮語録)より

 

『変化には3つの特徴がある。

 

加速性、断続性、波及性の3つである。

 

 

変化は断続する。

 

切断されているから至るところに崖がある。

 

だから、いつでも身軽に翔べることが大事である。

 

このような時代に重い荷物を持っていては翔べはしない。

 

ゆえに、いろいろな持ち物を捨てたり忘れたりすることが必要である。

 

これからは「忘」と「捨」の時代である。

 

 

変化は波及する。

 

波及の時代にあって経営者は経営学の勉強をしすぎてはいけない。

 

むしろ経営学以外の勉強をし、裾野を広げることがによって波及する変化をつかまえ、味方にすることができる。

 

文学や芸術や歴史、そして趣味の世界である。

 

 

変化を味方にできる人間こそ、21世紀に生き残る人間である』

 

 

過去をいつまでも引きずっている人は、新しく生まれ変わることができない。

 

だから、子どものような「今泣いたカラスがもう笑う」という、過去を忘れることが必要だ。

 

そして、過去の成功体験も、栄光も捨てる覚悟がなければならない。

 

いくつになっても好奇心を持ち、「新しいこと」に挑戦し続ける。

 

 

どんなに歳を重ねようと…

 

変化できる人を目指したい。

 

 

 

 

 

 

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