世界最高齢首相、マハティール・モハマド氏の心に響く言葉より…
発展途上国であるマレーシアは、
首相に就任した1981年、私は「ルック・イースト政策(
これは第二次世界大戦で焼け野原となった日本が、
かつて読んだソニーの盛田昭夫元会長の本に描かれた、
労働者は支給される米と醤油だけで一生懸命働き、
日本人の中でも私がとりわけ尊敬するのは、
いずれも先見性を持ち、
さらには日本の経済成長を助けるマネージメント能力を兼ね備えて
日本が明治維新後に近代化の道をたどりはじめたころ、
19世紀半ばにアジアで独立国として残ったのは日本とタイだけと
そんななかで日本は欧米の覇権主義をかわし、
江戸から明治へ。
歴史的にみて、明治維新は日本にとって大きな転換点でした。
明治天皇の時代に下された決断の数々は、
そしてその決断を実行した明治の先人を、
多くの日本人が当時、
日本は瞬く間に欧州と同じレベルの産業の技術と、
さらには日本を統治しようとする欧州人の試みすら、1905年、
その時、日本は東アジアで尊敬される存在となりました。
マレーシアは、
それは愛国心、規律正しさ、勤勉さであり、
政府と民間企業の密接な協力も見逃せません。
私たちはこれらのやり方をまね、
そして自他共に求めるように、
2300万人余りの人口しか持たない小国が世界第18位の貿易国
『立ち上がれ日本人 (新潮新書)』新潮新書
マハティール氏は、現在92歳。
今年、5月10日に15年ぶりに首相として再登板した。
その前は22年間、首相としてマレーシアを高成長に導いた。
そして、初の外遊先は、他のどの国でもなく、日本を選んだ。
マハティール氏はこう述べた(本書より抜粋)。
『中国におびえるな、米国に盲従するな、日本人よ、誇りを持て!』
『日本はなぜ欧米の価値観に振り回され、古きよき心と習慣を捨ててしまうのか。
一体、いつまで謝罪外交を続けるのか。
そして、若者は何を目指せばいいのか…。
日本人には勤勉な血が流れている。
自信を取り戻し、アジアのため世界のためにリーダーシップを発揮してほしい』
そして、2002年11月、マレーシアを訪れた東京都立国際高校の修学旅行生に対して、
『あなたたちには日本人の勤勉な血が流れているのだから、誇りに思いなさい』と、上記のようなスピーチをした。
茶髪の高校生たちは、マハティール氏の言葉に「感動した。こんなことを言ってくれる日本の政治家はいない」と感激し、握手をして泣く子どもたちもいたという。
今、マハティール氏が思ってくれているような、勤勉でよき習慣を持つ日本人がどれだけいるか、はなはだ心もとないが、現代に生きる我々の目を覚まさせてくれる言葉の数々だ。
「立ち上がれ日本人」
「日本人よ、誇りを持て!」という言葉をかみしめたい。
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