成毛眞氏の心に響く言葉より…


遊びについて語るとき、それを自慢話にしてしまうと、大抵の場合ウザがられる。

遊びに限ったことではなく、人に何かを語るときは、謙虚な姿勢で、相手が興味を持って聞いているか、飽きていないかなどと反応をうかがいながら、失敗談などを織り交ぜて、楽しく語りたいものだ。


自慢話と同じくらい嫌われる話がある。

それは昔話だ。

その現場を共有していた人と一緒に思い出話で盛り上がるのは別だが、その場にいる人が誰もわからないような、仕事における武勇伝などはかなり嫌われる。

なぜなら、まったく面白くないからだ。


特に年長者の武勇伝は時代遅れも甚(はなは)だしいことも多々あり、聞いているほうはつまらないどころか苦痛になることさえある。

なぜこんなことになってしまうのかというと、その人には新しく楽しい話ができるだけの最新のインプットがないからだ。

別の言い方をすれば、新しい遊びをしていないから。

それに尽きる。


考えてみれば、話が面白い人は次々に新しい話題を繰り出してくる。

その話の多くは巷(ちまた)でよく見られる雑談のためのネタ本から仕入れたものとも、SNSやまとめサイトで話題になっているものとも違う、その人からしか聞けないものだ。

もちろん、人に新しい話題を提供するために遊ぶというのは本末転倒だが、広く浅く遊んでいれば「いつも同じ話をする人」というレッテルを貼られることはなくなる。


大人はもっと遊びなさい (PHPビジネス新書)





《人生を楽しく、明るく生きるコツは何かと問われれば、その答えは「好奇心」です。少しも難しいことはありません。心のチャンネルをちょっと切りかえるだけなのです》(斎藤茂太・精神科医)


仕事や遊びに限らず、どんなことにおいても、いつも好奇心があり、何か新しいことにチャレンジしている人は昔話をしない。

今やっていることが面白くて、昔など振り返る必要がないからだ。

これは、年配者だけでなく若い人にも言えること。


「昔はよかった」という人は、今を楽しんでいない。

いくつになっても好奇心を持ち、面白おかしく人生を楽しむ人でありたい。



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