驀直去(まくじきこ)

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鎌倉幕府八代目の執権、北条時宗のところに
蒙古(もうこ)の使者がやってきて、属国になれと迫った
その時の時宗はわずか17歳であった

臆病な時宗は最初使者に酒と女をあてがった
一時はそれでしのげたが、再び使者は返事を迫ってくる
どうすべきかわからない時宗は
中国から円覚寺に来ていた無学祖元に助けを求める

そのときの教えが「驀直去(まくじきこ)」

この意味が解けない時宗は座る
だが、解けない

ついに自分の額を壁にたたきつけ
血だらけの自分との闘いの中で彼は忽然として悟る
そして蒙古の使者たちの首を刎(は)ねた

「驀直去」とはまっしぐらに一直線に突き抜けろということである
避けるな、逃げるな。酒と女をあてがったところで国が救えるか?
そんな小手先細工では国を救うことはできないぞ
無学祖元はそれを時宗に教えたかったのである

(行徳哲男師の言葉より)




我々は重大な決断をしなければならないとき
時として逃げ、先送りし、決断を引き伸ばす

運命を決めるような大事な決断になればなるほど
迷い、わからなくなる

何かを決めるとき、必ず反対があり
足を引っ張る人がいるからだ

大きな決断の多くは二者択一だ
やるか、やらないか

右に行くか、左に行くか
中止するか、続行するか


神戸の近くの有馬街道に
「右も左も有馬道(ありまみち)」
という石碑がたっている

「どちらを行っても最後に合流する」
という案内だ


たとえ、どんな決断をしようと
有馬道のように
結局は同じ道に行き着く


長い人生においては成功も失敗も
振り返ってみれば、曲がりくねった一本の道に過ぎない

何かを始めたとき
それが成功するどうかは誰もわからない
すべては、やってみなければわからない

大失敗するかもしれない
大きな痛手をこうむるかもしれない
しかし、そこに留まっていては何も変わらないし
事態は悪化するばかりだ

迷わず、逃げずに、ただひたすら
前を向いて、一歩踏み出し
まずやってみる


失敗も成功も同じ有馬道
失敗したらもう一度やり直せばいい

心配してもしかたがない

ただちにここを発って
まっしぐらに突き進む

「驀直去」の教えで鮮やかに生き抜きたい



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