234番館のクリスマス

 

 横浜山手に234番館があります。関東大震災の後、昭和2年に建てられた外国人向けのアパートです。リビング、ダイニング、キッチン、寝室からなる区画が、4つ入っていたそうです。

 

 

12月になると、洋館エリアはクリスマス一色になります。各洋館がそれぞれ海外の1つの国のクリスマスを特集していて、今年の234番館はペルーのクリスマスのようです。

 

 

 リビングルーム

暖炉の側に蓄音機があります。蓄音機は電気を使わず、レコードに刻まれた音を空間で共鳴させて聴く装置です。時々この蓄音機でコンサートをやっています。

 

 

  ダイニングルーム

 テーブルがペルー風に飾られているようです。今は、リビングとダイニングをつなげて大きな部屋になっています。

 

 

 キッチン

 シンクは新しいものに替えたようです。冷蔵庫や電子レンジは、勿論ありません。

 

 

 寝室というか個室

 足踏み式の古いミシンと三面鏡があります。本棚と机を置けば、好い書斎にもなりそうです。

 

 そして夜になると、こうなります。

 

 冬、気分が落ち込むときに、クリスマスがあることは、救いですね。