渋谷、池袋【日記】 | フーテンひぐらし

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永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。

水曜。久しぶりに弟と会う。天井が高く明るいカフェ。ケーキやコーヒーでお喋りに興じる女の子たちの隣で書類をばーっと広げて次々とハンコをついてもらう姿はマルチの契約させてるうさんくさい人にしか見えない(単にマンション契約更新で必要なだけです)。今回も仕事の話やお互いが読んだ面白い本の話などして面白かった。「今はコピーだけ書けばいいコピーライターもいないし、細かいこと制作会社に丸投げするCDもいないよ。ぜんぶ自分でやらないと」という話を聞いて、時の流れを感じた。

渋谷の街を駅へと帰る。パルコいつのまにこんなになった…?ビルの真ん中を通路が貫いてるよ?そして案の定ロフトに吸い込まれてしまう。センター街の喧騒から階段を数歩降りただけでノートや手帳がずらりと並ぶ文具売り場にたどり着いてしまうのは完全に罠だ。うちには衝動買いしたノートがたくさんあるというのにまた買ってしまいそう。ノートはたったひとりの未来。まっさらなそれを手にいれたら何でもできそうな気がするし、そこに書くことで何かが叶うような気がする。

 

 


MDノートを愛してるのです。15周年なんだって。

パルコの向かいにMONCLERの路面店ができてたのも知らなかった。壁面があまりにMONCLERすぎる。触るとふにふにしてる。

 

 

木曜。ビーモン。久しぶりの池袋スタジオ。KIMIさんJ-ROCKは安定の高品質な楽しさ。コリオ制限のない池袋では早々にハイジャンプが頻出し、己の下半身の重量に殺されるかと思った。踊るキラキラしたKIMIさんとそれにハンズアップして応える会員との盛り上がりはいつ体感してもいい。今回はなぜか予約し忘れていて奥のアクアバッグにゆくしかなかった。いつも前列のセンター寄りにいるので忘れてたけど、人が少なければ後列や奥のエリアって意外と広々していていいな。
それにしても池袋スタジオのあのこぢんまりした空気感、更衣室、何もかも推しパフォーマーKさんを受けに通っていた時代の思い出が詰まっていていつも少しさみしくせつない。K女子たちみんな元気かな。会いたいな。
そのあとフラフラとエソラにある梟書茶房に吸い込まれる。ここも池袋会員時代によく行った場所。仕事をしに入ったはずなのにその日のKさんPGMがいかによかったかを友達にLINEしまくって時間が過ぎたりしていた。あほだったけど楽しかったあの頃。
池袋は土台に大学時代の思い出と初めての一人暮らしの地・目白の思い出も積み重なってるのでもはや私のふるさと。毎度毎度ひとりで心臓を押さえて「ううう」ってなっている。

池袋では駅構内のPOPUPショップにも吸い込まれがち。

 


ムーミンのうすいポーチ買ったので見て。スナフキンとムーミンじゃなくヨクサルとムーミンパパ。

こうして大きな街に出かけると楽しくてついちょこちょこと買い物をしてしまい、帰ったら「なぜこんなに金が減っているので?」って戸田奈津子構文になって反省してしまう。でも1000えん前後のものをちょこちょこと買う、そういう楽しみこそ生活じゃんとひとり言い訳する。言い訳しても金は増えないが、好きなものは増えている。