道尾秀介は「カラスの親指」が出会いの為、
誰にも気付かれずミスリードを誘い
ラストでこれでもかと怒濤のどんでん返し!
というイメージが付いていたが、
今作はあれ?
そんなにひっくり返しも無かったんだな、というのが最初の感想。
しかし事件は解説で起きた。
龍神の雨 (新潮文庫)
(2012/01/28) 道尾 秀介 商品詳細を見る |
本編とのシンクロが無く謎だったが、
全て本編に言及していたのだ。
半沢の最後の台詞で引っくり返された真実が
更に引っくり返される。
睦夫の最後も思わぬ展開に加え
蓮の電話も引っくり返される。
解説で引っくり返してくるとは
道尾秀介はやはり侮れない