ふと思い出す人。
特に深い付き合いでも無かった
会社の同僚。
飲み屋で出会った人。
など、すっと通り過ぎただけの女が
出てくる短編集。
全て男目線で描かれていて、エンディングもすっと終わり、
で何? so what?
と言ってしまえばそれまでなのだが
何故か心に引っ掛かる。
それは小説と言いつつも
これ、作者の実体験ですよね?
という生々しさがそこにあるからだろう。
女性が読むと
女たちは二度遊ぶ (角川文庫)
(2012/10/01) 吉田 修一 商品詳細を見る |
「男ってこれだから」という声が聞こえてきそうだけど
本音はこういう所にあるのかもしれない。
淡々として生々しい10人の女の話です