昨日は東京で宝生定例会があった

2部の最後は女流の「土蜘」

女性で「土蜘」とは珍しい

今回、地頭として参加させてもらった


こんな機会は大変ありがたい


「土蜘」といえば

謡でも初歩の段階で習うもの

難しい何か…が殊更あるわけではなく

勢いは必要だと思うけれど

ほとんど大ノリ(謡のリズム)だし。

どこをどうせよ…などと考えなくても


そう思っていた



申合せが済むと

見ていてくださった先生から


面白くないよ!

土蜘なのに面白くない


こんなようなご注意を受けた



気力が足りないんだよ!



頑張っていたつもりだが…💦



別の先生からは


グッと下に(つまり肚で謡え…ということ)


本番の日

その先生が また声をかけて下さった


昨日言い忘れたけど

ボリュームじゃないんだよね

下に(肚…です)



「土蜘」

だいぶ悩まされましたが

本番

確かに、申合せより頑張った


あの…

頑張っていた…と思っていたのは何だったか

気は もっと入れられた


アドバイスを下さった先生は

申合せも本番も

客席にいらした


その姿は舞台からよく見えた


正直

嬉しかった



さて

今日も頑張ろう!