今日付けの日刊「赤旗」に、高校国語の学習指導要領がこの春入学の1年生から変えられ、今まで高校で行われていた「文学」が選択制となり、新たにできる「論理国語」と、実質どちらかを選ばなければなくなるとの記事が掲載されておりました。しかも、同時に入試「改革」が行われ、試験に文学が出題されないことから、実際にほどんどの高校が文学国語を選択しない状況になると懸念されているとのことです。今日の日刊「赤旗」
その記事の中で登場する伊藤氏貴氏(明治大学教授)は、「問題なのは、論理国語と文学国語を対立するものかように扱っていることです。文学は実用的でないとい専門家もいますが、文学はさまざまな物語、人物が現れ、その人にとって共感できないものを論理で考えること、自分とは違う人の心の読み解き方が文学から学べるはずです」、「共感できないものを論理で学び、自分とは違う存在の心を読み解くほうが実用的なのではないでしょうか?」と、話しています。
実は、高校時代の私は、選択が物理Ⅱでパリバリの理系で、文学には疎く「現国」には苦労しました。