今日は、弘前市議会の一般質問の最終日。日本共産党の石田久市議、私・千葉こうきが一般質問を行いました。とりあえず、以下、私の檀上からの質問をご紹介します。
2番、日本共産党の千葉浩規です。市民のみなさんの声や願いを議会に届けるために一生懸命頑張ります。それでは、ただいまから、通告に従って、3項目について、順次質問して参ります。
一項目目は、「農業行政について」です。初めに、「米政策の見直し」についてです。
政府は、平成30年産から、主食用米の生産調整の行政による生産数量目標の配分と米の直接支払交付金を廃止しようとしています。
こうした「米政策の見直し」について、中弘地区農業委員会大会で満場一致で決定した「要望書」では、「全国的な需給緩和による米価下落を危惧するなど、将来の稲作経営の安定化に対して不安や懸念を抱いている状況にあります」としておりました。
そこで、質問です。米の「生産調整の行政による生産数量目標の配分」の廃止、さらに、米の直接支払交付金の廃止について、市の見解と農家の皆さんへの影響についてどのように考えているかお答え下さい。
続いて、農業行政の「農業災害補償制度の見直しについて」です。
政府は平成31年から「収入保険制度」を導入し、同時に、農業災害補償制度の見直しを進めています。今回は、見直しされる農業共済制度、特に、果樹共済について質問します。
質問の1つ目は、当市での果樹共済への加入を促進するための取り組みとその評価についてお答えください。
2つ目は、今回の制度見直についての当市としての見解についてお答えください。
二項目目は、「ごみ処理行政について」です。初めに、「ごみ減量魂」についてです。
当市では、「市民一人一日当たりのごみ排出量は、県内ワースト1位」と、「ごみが多い」とキンペーンを張り、手数料込の家庭系ごみの有料化を導入しようとしました。しかし、この「有料化」が市民に多大な負担を強いるというだけでなく、「有料化」推進の梃にしようとした「県内ワースト1位」との数値にカラクリがあることが議会答弁でも、市が開催した意見交換会でも明らかになり、こうしたやり方自体が、多くの市民の批判の的とって、「有料化」は頓挫しました。
ところが、今回、環境管理課が発行した「弘前市ごみ減量化・資源化啓発広報紙」、「ごみ減量魂」では、これまでの「ごみ処理の現状」ということではなく、いきなり「弘前市のごみが多い」ときりだし、あれほど市民の批判を受けたのに、またも、同じことを繰り返そうとしています。そこで、質問します。
「ごみ減量魂」のその「魂」を、一体誰に、持たせようとしているのでしょうか。その発行目的、発行部数とその経費についてお答えください。
続いて、「ごみ処理行政」の「『家庭系ごみ指定袋制度』の導入について」です。
「家庭系ごみ指定袋制度」の導入に対して、女性団体や地域住民の団体から「反対する」請願が当市議会議長あてに提出されました。その請願は、「ごみ減量の市民意見交換から1年も経っていません。家計の支出を増やすことになる『家庭系ごみ指定袋』を導入する前に、行政としての丁寧な取り組みを要望します」、「家庭系ごみの有料化の布石となる指定ゴミ袋の導入には反対です」と、市民の切実な声で溢れています。こうした市民の声に、市はどのように応えるのでしょうか。そこで質問です。
質問の一つ目は、「家庭系ごみ指定袋」の価格をどの程度になると、見込んでいるのでしょうか。
二つ目は、医療や介護などの社会保障費の負担増・給付減、諸物価の値上げが、続いている中での今回の『家庭系ごみ指定袋制度』の導入について、市民の暮しへの影響をどのように考えているのか、お答えください。
三項目目は、「道徳の教科化について」です。
小学校は来年度から、中学校は平成31年度から、道徳が教科化され、道徳の授業において、教科書の使用や評価が行われることになりました。道徳の教科化に伴う、当市の道徳教育の取り組みについて質問します。
改定された学習指導要領に示された、「特別の教科 道徳」の「目標」、「内容・項目」を受けて、道徳教育の「弘前市教育振興基本計画」の中での位置づけ。また、学校、教員においての、その授業内容の準備などはどのように変わるのかお答えください。
以上で、壇上からの質問を終わります。
