今日の視察先は、大阪市・八尾市・松原市環境施設組合の舞洲工場。
今回の視察先の舞洲工場の特徴の一つは、この建物がウイーンの芸術家であるフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏によってデザインされたものであり、建物が地域に根ざして、技術・エコロジー・芸術の融和のシンボルとなるよう意図して建設させているということ。もう一つは、効率的な運営と質の高いサービスの実現を目指しているということでした。その中身としては、余熱利用として、積極的に余熱を発電に利用して、工場内の電気をまかない、さらに、余った電力は電力会社に送電しているとの事、また、粗大ごみを受け入れ、それを粉砕し、鉄やアルミなどの資源を取り出しているとの事でした。
私からは、「『ごみの分別及び収集状況等について』で、大阪市では普通ごみの扱いについて無料になってる。多くの自治体で有料化に踏み切るところが多くなる中で、なぜ、無料なのか」と、環境施設組合の視察なので、少し、場違いの質問と思いましたが、率直に質問しました。
担当者から、「古紙・衣類の分別収集を徹底。ごみの残置による啓発・指導をする等の減量施策を実施してきた。。その結果、ごみ処理量は90万トン台となり、ごみ処理量のピーク時であった平成3年度の217万トンと比較すると、約6割減となった。今は、有料化を考えていない」との説明がありました。

ゴミを燃やしその熱で発電するタービン。

ゴミ収集車の搬入口

