2019年8月から取り掛かりもうすぐ2年になろうかという難産のアンプですが、そろそろ完成させようと思います。

 

 中国製のSU-7というDAC(Bluetooth入力・光入力・同軸入力・USB入力に対応し、DSD信号も処理できる)と、ぺるけ氏設計のミニワッターツアラー(part5)というアナログトランジスタアンプを同じケースに組み込んだ、DAC内蔵アンプです。

 

 

 ぺるけ氏のミニワッターツアラー(part6)のDAC違いバージョンのようなもので、コンセプトは同様です。

 

 

 

 2020年7月ごろにもいい線までこぎ着けたのですが、ケースにおさめる段階で行き詰ったため放置状態でした。

 

 電源スイッチや切替スイッチをどのようにするかについて妙案が浮かばなかったのです。

 

 当初は、基板実装タイプのスイッチを使用して、押しボタンの長さを延長する考えでいたのですが、そんなことよりもパネル取り付け型のスイッチを使うほうがレイアウトがしやすいし、取り付けも簡単にできると、いまごろになってやっと気づきました。

 

 梅雨が明けてしまうと、インドア活動がまたアウトドア活動に切り替わってしまうので、ぜひ完成させたいところです。

 

 まずは、自分の過去記事で復習します。

 

 

 なるほど、思い出しました。

 

 やはり、ケースへの組み込みの段階からリスタートです。

 

 電源スイッチは、2階のアンプ用と1階のDAC用は独立させます。LED組み込み式のプッシュスイッチを使います。

 

 DACの電源をOFFにしてアンプのみでも使用できるように前面にアナログ信号入力用のミニフォーンジャックを付けます。

 

 ジャックを差し込んだ場合は外部からのアナログ信号を、差し込まない場合はDACからのアナログ信号をアンプに送り込むスイッチも兼ねています。

 

 DACの入力切替はモーメンタリの2極双投タイプです。

 

 

 リアパネル側の2階は左からSP端子4つ、アンバランスヘッドホン端子、DC入力です。

 

 ヘッドホン端子は、ヘッドホンが刺さっているときはヘッドホンへ出力、刺さっていないときはスピーカー端子へ出力するスイッチ内蔵タイプです。

 

 リアパネル側の1階はDACの各入力端子で、位置は決め打ちです。

 

 

 フロントパネル・リアパネルに穴を開けていくのですが、工作時の傷付きをさけるため、マスキングテープで覆います。

 

 まずは、デザイン的に迷いようの少ないリアパネルから取り掛かります。

 

 

 1階のDAC部分はもともとこのようなパネルのついたケースに入っていました。

 

 

 当ててみるとこうなります。

 

 

 おさめるアンプのリアパネルに写し取ります。

 

 

 四角穴はあけにくいので、四角穴の部分も大きめの丸穴をあけていくことにしようかと思います。

 

 スピーカー端子の貫通の口径は、これまで何回も間違ったので今度は間違えずに直径8ミリで開けます。

 

 続いてフロントパネルのレイアウトです。

 

 フロントはバランスよくきれいに配置したいので、できればケースメーカー(タカチ)から図面をダウンロードしてきて、CADを使って検討してみたいと思います。

 

 ということで、無料で使えるCAD(JW-CAD)をインストールしてこれからCADの操作の勉強です。

 

2021.7.4