昨夜放送されたNHK「ためしてガッテン」は、呼吸機能の落ちたCOPD患者さんがその機能を改善する為に運動をしているということが紹介されました。
重症のCOPD患者さんは体がだるく動きたくなくなる、それこそが肺の炎症を全身に広げてしまうという点がちょっと難しかったのですがね・・・逆に、体のどの部分でも良いから鍛えてみるとその炎症の火消しをするアイリシンという物質が分泌されて全身の・ひいては肺の炎症を弱めてくれるという仕組みらしいです。
アイリシンを検索してみると、Irisin(アイリシン・イリシン)という運動ホルモンであると書かれていました。
番組で紹介されていた患者さんは血中酸素飽和濃度が低く酸素吸入が必要な状態にも関わらず、一日に1万歩もウォーキングができるほど楽に呼吸ができるようになったと仰っていました。
この方は、昨年投稿した、呼吸リハビリについての杉田かおるさん動画の撮影時に私もご一緒しており存じ上げているのですが、日々運動を継続する努力をされている方でした。
私も2年前に入院していた時は同じ運動を毎日していたのですが、今は全くできていません
継続するぞ!と決して買った小さなウォーキングマシンも部屋が狭いと今は実家に置きっぱなし
リハビリの先生は「決まった運動ができなくても、仕事を辞めずに続けているだけでも必ず体を動かすことになるからそれでいい」と言ってくださいますがね。
ガッテンの話に戻りますが、
番組の最後にリハビリの先生が「仕事をしている人は辞めない。辞めた場合はできるだけ家事で動く」と推奨されていました。
呼吸器内科の先生も「肺の病気じゃなくても動かないことで体に炎症が生じてしまう。ライフスタイルを活動的に!」と仰っていました。
COPDじゃなくても私のような呼吸器疾患患者は「息切れ」や「息苦しさ」を感じる場面があります。
呼吸をラクにするための「口すぼめ呼吸」や歩くリズム・階段を昇るリズムに併せて呼吸する方法など、いろいろありますが
「体を動かすこと」も心掛けていきたいですね。
「ためしてガッテン」
再放送は5月26日(水)15:10~です。