2024.4.28 すすきの 402
w/ 伊藤宏樹de 北垣響b
昨夏から気になっていたのが402というお店。弘惠さんリーダーのライブがあるというので初訪問。小さいお店です、たぶん札幌では一番小さいのかも。ドラムは特注のコンパクトセットで使いこなせるのはこのドラムを発注した伊藤宏樹さんくらいしかいない特殊なもの。どう演奏するのか見るのが楽しいです。
どんな曲やるのか興味津々でした。1st3曲目サンディーノ、このあいだ板橋夏美4でやった曲じゃないの。1stはゆったりしっとりな選曲で最後はブルース。弘惠さんのピアノが素敵です。
ちょうど5/4はNHK-FMの”Jazz Tonight”の番組で北海道ジャズを大特集。中島弘惠さんはTotal knock out orchestra 、サックスとのDUO「ふたりごと」からの2曲で紹介されました。特に弘惠さんオリジナル”Days”が素晴らしいです。
ナビゲーターの大友さんのコメントで印象的だったのは、1970年くらいに盛り上がっていた「和ジャズ」が福居良さんの流れもあって札幌に残っているんじゃないかというところ。確かにそうかも。東京のミュージシャンたち、バークリー出のジャズエリートがたくさんいてアメリカナイズドされまくってるかなと。いや、それはそれでめちゃいいことですが(自分もそういう系のライブが大好きだから)、土着的なものがないような感じでしょうか。日本の端っこにいいものが残されてきたかも。札幌のジャズメンたち、それぞれ自分のスタイルがあって素敵です。
2ndは弘惠さんのオリジナルが3曲。”Singing to the sky”はサックス奥野さんとDUOふたりごとのCD収録曲ですが、シンガー寺田町さんが歌詞を付けて先日レコーディングしたとの紹介ありました。哀愁帯びていてメロディアック、これも一つの和ジャズ。
My back pagesを取り上げるのはキースが好きな弘惠さんらしい選曲。ラストはパワー系のオリジナル代表曲ガンボスステップ、この曲の盛り上がりがホント楽しい。
I’m getting sentimental over you
Blackberry winter
Sandino (C.Haden)
Some other blues (Coltrane)
2nd
Singing to the sky (Hiroe)
Here’s to life (Hiroe)
My back pages (Bob Dylan - Keith)
Gumbo’s step (Hiroe)