「リスペクト」ArethaFranklin | 「すが」のブログ

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アレサフランクリン(1942-2018)の伝記映画、公開第一週に見てきました。
1961 コロンビアレコードからデビュー
1966  アトランティックへ移籍
1967  Respect ヒット25歳
1972  Amazing grace リリース 30歳

アレサの波乱万丈の人生、結婚、離婚、再婚、教会でのゴスペルコンサートまでを追っていく作品。映画の最後では大ベテランのシンガーへ上り詰めたような感じになっていましたが、後で確認するとAmazing graceを歌ったのは30歳だということに驚きます。ショービスの世界での10年、なんて中味が濃い年月なんでしょう、それこそアメージングです。

レコード会社トップとゴスペルのアルバムを作る交渉を進める姿はボヘミアンラプソディーのクイーンのメンバーたちのようでした。自分の作りたい音楽をやる強い意志、すごいです。

一方でヒットが出なくてアルコールに溺れる日々の姿も。ミュージシャンとして生き残っていくためのプレッシャー、それからショービス(いわゆる芸能人)のなかで大衆に晒されていく厳しさ。そういうものを若い20代で乗り越えていくのは精神的にタフじゃなければならないということ。

最後に映された晩年の本人が歌っている映像がまたすごいです。ジェニファーハドソンよりももっと迫力あって感動的でした。