第1回浦和映画祭 @ユナイテッドシネマ浦和
「ひとにぎりの塩」 監督 石井かほり
上映前に石井監督の舞台挨拶があり、映画制作のエピソードなどを話してくれました。
「どうして塩がテーマになったのですか?」という質問に対しては、「塩と出会ってしまったから」という回答でした。映画のなかで、海から塩を作る古来からの製法を見ると、ひかれるものがありますね。
石川県の能登半島珠洲市に唯一残っている「揚げ浜式製塩法」の技術を映像で見ることができます。
国の重要民俗無形文化財だそうです。昔は、能登半島の日本海に面した海浜は一面、塩田だったものが、角花家以外の塩田は全廃された歴史があるということも伝えていました。
塩田と、その後の釜焚きの重労働から、おいしい塩が生まれてくる工程は一見の価値があります。
映画の後半は、珠洲市の町おこしの部分をとりあげていますが、いろいろ紹介したことで映画の焦点がぼけてしまった印象になったのが少し残念な感じです。聖心女子大卒のお嬢様の石井監督、町おこしについての捉え方は今一歩だったでしょうか。地元商工会からのリクエストも多少はあったかな。
生きるために必要な「塩」の古来からの製法を取り上げたコンセプトは非常に面白かったと思います。
(11月12日より、ユナイテッド豊洲にて公開)
塩田村 はまじ(浜士)の りょうちゃん
