いきなり決まった発表会。
そうです、軽~い気持ちで、企画書を提出してみた、中高年から始めるらくらくピアノ牛久教室のNさんが
「当たりましたよ~!」
と連絡をくれた6月梅雨時期のある日。
困っちゃいましたよね~、なんて言いながらも、何となく嬉しそうなNさん。
さぁ、ここからが、9月の発表会に向けての奮闘記の幕開けだったのです!
発表会会場は、スタインウェイのグランドピアノ。
このお教室は、会議室のようなレンタルスペースで行っていたため、通常はキーボードしかありません。
ステージでのソロ演奏経験者も一人もまだいらっしゃらない状態でした。
しかし、今回、自分たちだけで1時間以上の発表会をしないとならず、
しかも市の人数制限により、私たちの様な講師は入れません。
(最終的には、交渉していただき、司会と歌伴奏のみのお手伝いなら参加OKとなりました)
ソロを入れないわけには、成り立ちません(^_^;)
牛久教室の良いところは、皆さんの団結力がもともと素晴らしかったのです。
明るく朗らかな笑い声にいつも溢れており、
今まで、”発表”という内容にはとても消極的でしたのに、
「みんなで、がんばろうか」
と、”エイエイオー!”みたいな雰囲気にガラリと様変わりいたしました。
腹をくくると、もう皆前向きです!
日時もない中、たぶん一番大変なのは、ソロ演奏曲の練習と、アンサンブルの練習。
その他、場を持たせるために
あ~○○さん、お琴弾けるから、やりましょうよ
クリスマスの時にミュージックベルをやったから、それもいれてしまおうよ
歌も2曲、3曲くらい行っちゃう?(笑)
先生!(わたし)、適当にコメントで場を持たせてください。
などと、おもしろい会議だったな~
なんか、どんな状況でも、なんとかなってしまうもんなんだな~、とつくづつ実感(^_^)
ここで、思いっきりしきってくれたのが、唯一の男性Nさん。
会場打ち合わせ、皆さんの計画表作成、私とのやりとり、チラシ作り、プログラム作り、
全てNさんが行って下さり、
この大変さは、身に沁みるところです。
通常、この作業は私たち講師がいつも行っていること。
できるだけ縁の下の力持ちになろうと、私と久保先生はできる限りのサポートをいたしました。
さて、ソロ演奏は、2回ほど実際のグランドピアノでのレッスンをし、
直前には、久保先生のレッスン室で、リハーサルも行いました。
さてさて、、何もかもがはじめての単独発表会はどんな感じでしたでしょうか(*^_^*)♪
まずはじめに、歌ったり、指の運動したり、これでもか、これでもか、というほどの(笑)ウォーミングアップをし、
ソロ演奏に入りました。
演奏して、インタビューをして、、を繰り返しました。
このインタビューが楽しかったですね。
「冥土の土産に・・・」
まで、話が出まして、インタビューの度に会場からも笑い声が湧き上がり、
楽しいステージとなりました。
演奏は、本当に感動、感動です。
この短期間で、よくここまで出来たものか、と、涙腺うるうるでした。
みなさんの演奏ジャンル、演奏レベルは実に様々です。
しかし、皆さんがそれぞれの曲で、何を一番表現したいのか
これは、その曲そのものの場合もあるでしょうし、ご自身の事がある場合もあるでしょうし、
個人レッスンの時に、それを私が把握し、曲を通して、表現したいことが一番輝けるように、アドバイスいたしました。
「いつか王子様が」をジャズ風に素敵な演奏に仕上げたSさん。
最初は、「夢見る気持ちなんて、昔々に忘れてしまいました」
などと行っておりましたが、
本当に素敵な演奏に仕上がりました。
ありますよ、どなたにも♪いつまでも♪夢見る気持ちは♪
「ドナウ川のさざなみ」を演奏して下さったOさんは、80歳になられる方。
昔にピアノは少し弾かれていたので弾けるのですが、
らくらくピアノを学び、
「あら、コードってすごいわ、便利だわ」
と、新しい事に物凄く前向きだったのが印象的でした。
そして、今回のこの曲も、コードを使い、自分なりのアレンジを聴かせていただき、
私が更なるアレンジ、演奏の表現の仕方などの仕上げをアドバイスをし、
Oさんの大人でしか醸し出せない何とも言えない程ムードのある演奏となりました。
緊張しました~・・・
と、とてもドキドキしえいたのは伝わってきたのですが、
それでもあの演奏が出来るというのは、凄いなと思いました。
びっくりしたのは、リーダー(勝手にすみません)のNさん。
今回の発表会の全てを仕切って下さり、作り物も打ち合わせも大変多い中、
演奏もびっくりの進歩だったのです。
Nさんは、ついこの間まで、ドレミは読めず、鍵盤もシールが貼っていないとわからなかったのですが、
今回、らくらくピアノのテキストの中でも結構難しいと思われている曲を弾かれ、
い、いつの間に。。。
レッスンの時にびっくりしたのでした。
忙しい作業が覆いかぶさっていると、つい演奏練習が疎かになり、苦しくなったりしがちなのですが、
すごい!とても格好良かったです!
グループアンサンブルは「よろこびのうた」「太陽がいっぱい」「ふるさと」
「私たちは”よろこびのうた”から始まりました!」
「そして現在はここまで成長いたしました!」と、「太陽がいっぱい」を演奏し、
「ふるさと」では、お琴とキーボード、ピアノ、歌、など出来ることを詰め込んだアンサンブル(^_^)となり、
ミュージックベルは、リハーサルの時に思ったようにうまく出来なかったので、
咄嗟に私のピアノ伴奏をナビ程度に入れることにいたしました。
とてもバラエティーに富んだ初ステージ。
楽しかったですね♪大成功です!
嬉しいことは続き、最後には、応援に来てくださっていた「らくらくピアノ土浦教室」の皆さまから、花束が贈られ(さすが!)
牛久教室からは、私と久保先生に花束が贈られ、
とっても幸せな時間でした♪
また、Nさんのお知り合いでビデオ制作して下さった方もおり、
そのビデオ鑑賞会と共に、打ち上げをいたしました!
おつかれさまー!