イスタンブル在住の友人の貴重な体験記です。
Kさんありがとうございます。
彼女が無事に退院できて良かった。
友人と共に心配しておりました。
なお、掲載につきましては承諾をいただいております。
イスタンブールにおけるコロナウィルス検査、入院、投薬、退院等に関して
*この文章は医療関係者ではない一個人の経験に基づくものであり、各項目に関しての最終的な確認と判断、責任は全てご自身でお取り願います。またそれぞれの症状等や医療機関により医師や保険会社等の対応が違うことなどもあり、あくまでも目安としてお読みください。ここに書かれていたことと対応が違っていた等のクレームも一切承りかねますのでご了承願います。
コロナウィルス検査について:
トルコ厚生省によるコロナウィルス対策指定病院以外の設備の整った私立病院(Acıbadem, LİV等)等でも検査は可能、ただし行く前に要確認。多くの医療機関は救急(ACİL)入り口付近、屋外テントなどで受付をしている模様。診断は主に血液検査、CTやレントゲン撮影による肺炎の確認、PCR検査等により行われる。PCRは国費でまかなわれ無料だが他は有料。PCRは精度が低いため、医師も他の検査と組み合わせて判断しているとのこと。PCRは検査結果に数日(1〜3日)を要するため、一旦帰宅し結果を待つが、その場でレントゲン等によりコロナ陽性診断がされた場合はそのまま入院となる可能性もあり。PCR検査の結果は住所登録してある担当のAİLE HEKİM(地区の保健所の担当医師のようなもの)が電話で通達してくる(トルコ語が不安な場合は本人とは別に通訳者の電話番号を合わせて伝えることも可能かもしれない。ちなみにトルコ語で陽性はpozitif(ポジティフ)陰性はnegatif(ネガティフ))。ポジティヴの場合は今後の自身および同居者の対応を相談。ネガティヴの場合でもひき続きの電話相談可能。結果がコロナ陽性でも軽症の場合は薬を受け取って入院せずに自宅療養が可能。追加として、コロナウィルスのPCR検査は日本のインフル検査の数倍も荒く、痛い。喉、両鼻の穴を普通の綿棒の太さの検査棒でガリガリやられる。比較的軽症の患者も(ちょっと咳がでたなど)検査に来ている模様だが、みなマスクをし、ソーシャルディスタンスが取られているとはいえ、明らかなコロナウィルス罹患者もいる検査場での罹患リスクはあると考えて良いかと思う。
入院について:
検査同様入院に関しても、指定病院以外の私立病院で可能、ただし要確認。コロナウィルス治療での入院は基本国費でまかなわれるため無料だが、一部私立病院は医療用衣服やマスク等の代金と称して別料金を要求してくる場合があるため要確認(一部プライベート保険はこれに対応していない)。また、PCR検査は精度が悪く(60%程?)、CTやレントゲン撮影等、血液検査等でコロナウィルスと医師に診断されながらもPCRで陰性結果が出る可能性もある。国の治療および入院無料の対象はPCR検査の結果により決められるらしく、その場合は保険がおりず、治療費及び入院費が実費となる可能性があるので、病院および保険会社に要相談。SGK等だけでなくプライベート保険も同様。この辺りに現場の混乱が未だ少々あるイメージは拭えない。
イスタンブールの病院では医療崩壊している兆しは全く感じられず、マスク、医療衣服等、薬や酸素マスク(注意: 人工呼吸器、ではない)も潤沢にある。医療関係者にもあまり悲壮感はなく、通常通りのシフトでの勤務が行われており、人手が足りなさすぎで慢性疲労、という雰囲気はなし。もちろん市内全部の病院に関しては言い切れないが、3箇所(LİV, Şişli Florence nightingale, Medical park)病院を周り全ての検査所や一般病棟において同様のイメージを得た。ただし、人工呼吸器やICUの状況は不明。入院後は外部からの面会受け入れや自分の病室外に出ることは当然不可だが、荷物を家族に後から届けてもらう等は可能。食事制限は基本的にないと考えてよいが、これは患者個々の持病の有無や状況により一概には言えない。
投薬について:
各病院によってポリシーの違いがある可能性が有るが、最初はヒドロキシクロロキン(抗マラリヤ剤)、オセルタミビル(タミフル)、アジスロマイシン(抗生剤)を投与、その後効果がない場合はアビガンに変更らしい、とのこと。アビガン(ファビルピラビル、中国産のジェネリック)投与の場合もヒドロキシクロロキン(抗マラリヤ剤)を同時に投与。基本的に5日が投薬治療の1セット、とのこと。レントゲン、血液検査等を随時行いながら判断され、改善が見られない場合や重篤な場合は延長となる。また、各患者の症状にあわせ、肺炎、呼吸器系や発熱等に対応する薬剤が追加投与される。
退院について:
CTやレントゲン撮影、血液検査、問診等の結果、改善が見られ医師が許可した場合は退院。退院時に再度PCR検査が行われる。退院後も2週間は自宅待機必須。家庭内での対応に関するリーフレットが配布されるのでそれに従って行動。



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