やっとの思いで・・・ | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

パリは高い。

そんなことわかっていても

実際に必要な水とかが

500円が4人分

しかも、暑いので数本飲む。

水代だけで6000円飛ぶのは

尋常ではない気分。。

 

それだけでも普通に痛い出費なのに

これプラス食事、しかも軽食で

1万円はすぐに使う。。

美味しいものならともかく

サンドイッチとかポテチとかで

この値段がバンバン飛ぶのは

納得ができない私。。

 

私の微妙な頭脳瀬計算しても

このまま昼食と夕食をここで調達すると

満足できない食事に

大金を払う。。

 

これは嫌だと思い

駅を離れてスーパーを探すことに。。

 

子供たちを残すのは

本当は嫌なんだけど。。

 

実は。。

この駅には数人のベガー(お金を要求する人)がいる。。

いや。。

パリにはかなりの数のべがーがいる。

正直、こんな人々に何も対策しないで

他の国の戦争に

首突っ込んだり

お金あげたり

移民受け入れたりしてる場合じゃねえだろって

本当に思う。

 

とにかく、色々な国に行ったけど

パリはその中でも結構多い方だと思う。

 

で・・・

この駅にいたのは

男性の年寄りのベガ―

もう一人が

女性で子供を連れたベガ―。

 

年寄りのベガ―は座ってるだけなので

無害なんだけども

もう一人の

女性ベガ―は子供を連れて

泥で汚れた紙コップを目の前に出して

金を要求する。。

 

食べ物が欲しい。。

という動作をしていたが、、

私たちは食べ物を持っていないし

(それが理由でスーパーに行くのだから)

現金もない。(カードなので)

 

だからあげようもないし

今までの経験上

あげてしまうと

次にどんなアクションがあるのか

わからないため

子供たちが怖い目にあう。

 

サウジにはたくさんのベガーがいて

私は慣れてる方だと思う。

そのサウジでも

子供をダシにして

お金を要求するベガーを何度も見たが・・

実はこれが一番たちが悪い。

 

本当に子供のためにお金が必要なら

やるべきことは他にあるはずだし

これで(ベガーで)食べて行けたら

これを続けてしまう。

かといって今飢えそうなのを

放っておくのも

なんだかおかしな気もするし。。

だから、一番扱いが難しいタイプのベガー。

 

まあ、本当に上げれるものは

何もなかったので

今回も理由を説明して

丁寧に断った。。

 

が・・・やはり周りをうろついていて。。

ちょっと心配。

 

だから、子供たちには

「話しかけられても無視しろ」といった。

 

 

さて・・

そんな心配をしながら

足早にスーパーを探す。。

 

 

駅から5分ほどのところに

小さなコンビニサイズのスーパーがあった。

ここで、

サラダになりそうなもの

フルーツ(リンゴやバナナやピーチ)

ハム

チーズ

大きなボトルの水を数本

冷たいパスタ

などを購入。。。

 

急いで駅に戻った。。

 

子供たちは何事もなく

過ごしたよう。。

良かった。。

 

この時点で5時間が過ぎていた。。

ベンチがあるとはいえ

硬いプラスティックでできたベンチ。。

腰が痛くなる。。

 

相変わらず

5分に1回くらいのペースで

警察や兵士のグループがいて

怪しい身なりの人を徹底的に調べていた。

 

こういうのを見るたびに

ドキッとする。。

ベガーもいるし

テロ予告もあるし

警察はうろうろしてるし

ろくなことない。。

と、せっかくパリに来たのに

全くテンションが上がらないどころか

下がりっぱなしの私。

 

しかも、ここは

トイレに行くのに

1ユーロ持ってないとは入れないのだが

私たちは現金を持たない。

なので、わざわざ駅向かいの

マクドナルドで夫にエスプレッソをを買って

トイレを使う。

 

不便極まりない。

 

まあ、フランスの公共のトイレは

以前の経験上

決して行ってはいけない場所ではあるので

現金持っていても

きっと駅のトイレは使わないけどもねえ。。

 

 

交代で

荷物番をしながら

やっと時間になり・・・

汽車に乗った。。

 

パリでちょっと遊ぶつもりで

この夜の時間帯の汽車の席を

購入したことを

死ぬほど後悔した。。。

 

もう二度と

余計なことは考えず

次は直ぐに出発する汽車を

選ばなければいけないことを

学んだ私たち。。

 

汽車に乗り

ようやく食事ができた。。

私たちの席は向かい合わせで

テーブルがあり

食事ができる席になっていた。

 

駅で食べてもよかったのだが・・・

衛生面で食べる気になれず。。

 

結局昼も食べないまま

夜になり

夜やっとご飯にありつけた感じ。。

 

もうやだな。。

 

福岡の空港から

パリについても

この感覚は抜けず。。

 

このまま最終目的地のリモージュに

行くことになった。。

 

 

オーストリッツ駅から

リモージュまで約3時間半

 

最初の1時間でお腹いっぱいになったので

後に2時間半は

皆うとうと・・・

 

クーラーが効いていて

少し揺れて。。

この環境が

私たちを眠りに誘った。

 

しかし・・・

皆ねてしまっては

誰かが起こさないと

乗り過ごすので

私も寝たいけど

起きてないと。。

という

微妙な状態のまま

リモージュ駅まで

踏ん張った。。

 

福岡から2日かけて

ようやく最終目的地の

リモージュに到着。。

 

すがすがしさはなく

ああ、これからまたアレが始まるんだな。。

という気持ちだけがあったのを

覚えている。。。