非加熱やトリートメント | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

昨日のブログで一部解釈が間違えてたので

訂正してます。


さて、宝石の話を今日もします。

興味ない方は面白くない話かもです。


よくある質問に

「この石はトリートメントされてますか?」

と言うのがあります。


トリートメントにも色々な種類がありますが

このトリートメントとは

一般的に石の色に手を加えるものを言います。


元の石の色が悪いので

色を入れて

美しくする方法です。


しかしこの処理に

加熱処理は含まれません。


加熱処理は

元々その石にある色を引き出す方法で

古来から使われた方法です。

だから

加熱すれば

どれでも綺麗になるわけではありません。


日本人のお客さんは

非加熱処理された石に弱いです。


一方海外のお客さんは

加熱でも色がいいものを選ぶ傾向にあります。


まあ好みなので

どちらがいいとは言えませんが

どちらも色や透明度や照りが良くないと

価値が高くつかないのが

一般的です。


だから 例え非加熱でも

状態の悪いものは

そこまで価値はなく

加熱でもいい状態のものは

価値があるのです。


日本人のお客さんが

加熱処置された石を避ける理由は

加熱の際に

石の強度が落ちると

思われてるからです。


まあ確かに落ちますが

正直気にするほど

脆くなるわけではありません。。


昨日の話ではないですが

ダイアモンドでも 

圧がかかれば割れます。

なので、普通に使う分には問題ないですが

ぶつけたりして欠けるのは

強度云々の前にあり得ることを

知っておいてくださいね!


さて、トリートメントに加熱処理が入らないことを

話しました。


トリートメントされてる石はどんな石でしょうか?


まず、ビーズ。


何らかのトリートメントがされてることが

多いですが


理由はですね、

ビーズは元々いい状態ではないものが

使われてるのですよ。


一番いい状態のものは宝石として使います。

宝石なんだけど

状態があまり良くない

だけどどうにかして宝石として売るために

トリートメントをします。

ここで 宝石になるものもあれば

ビーズになるものもある。


発色良くするための処理がされても

元は宝石ですのでビーズ界では

トリートメントは許容範囲です。

むしろトリートメントしないと

使えないでしょう。


宝石界では加熱処理が許容範囲で

ビーズ界ではトリートメントは許容範囲。


で、最近ビーズでいただけない石が

出回ってます。

それが

〇〇クオーツ。


クオーツは水晶や

結晶のものを言いますが

ここで使われてる本当の意味は

人工の水晶です。


人工石は普通

その石と同じ成分になるように

作るのですが

この〇〇クオーツは

基本水晶なのです。


だからアクアマリンクオーツって書いてあったら

人工のアクアマリンではなく

アクアマリンの色をした

人工の水晶なのです。


アクアマリンって書いてあるのに

アクアマリンではないものが

アクアマリンクオーツ。


人工のアクアマリンだったら

人工でも

アクアマリンの成分で作られてるので

アクアマリン。


と言うことになります。


天然の表記があるから!って思っても

天然の定義は

採掘してとったもの。

人工で作ったわけではないと言う意味。

だからトリートメントしてても

石が採掘してとったものなら

天然表記です。


ただ石には宝石になれるものと

ビーズとしての用途が多い石や

ビーズにしかなれない石もあり

ビーズとしてしか使えない石は

未処理の天然石で 

良い状態のものもあります。


また沢山採れる石で

宝石としてはあまり売れないけど

ビーズとして人気がある石もあり

一概に

トリートメントしてるとも

言い難いのも事実です。


ビーズや宝石には、時々

色斑があったり

色の差があったり

内包物があったり。。。

自然の石なので

色々あるのですが

それはその石がナチュラルである証拠です。


まあ何もなく

綺麗な方がいいのですが

ナチュラルである証拠があるものを

楽しむのもまた

宝石の楽しみ方の一つです。


まあ

天然で未処理で綺麗な石は高価なのです。

そして大きければなおのこと

高価です。


色 大きさ バランス 値段

色々検討して

ビーズを使うときもあれば

宝石を使うこともあります。

アクセサリーには。。


私は

ジュエリーには宝石しか使わないし

トリートメントがある石は使わない主義です。


アクセサリーには

臨機応変にしてるつもりです。

基本、人工石と〇〇クオーツは使いませんが。

(使う時は必ず記載します。)


なるべくトリートメントが無さそうなのを

選んではいます。

まあ

石の種類によっては

避けられないものもありますが。


なるべく使える時は宝石を

値段を抑えなければ難しいものは

ビーズをと使い分けています。



上の写真は

ルビーに

ブラックライトを当てた写真です。

今回の新作ですが。笑


ルビーはクロムを含むので

ブラックライトにこのように反応します。

赤い石でクロムを含むのは

ルビーとピンクサファイア。

どっちも同じ石です。

サファイアのピンクっぽいのが

ピンクサファイア

サファイアの赤い色 

または産地が決まってる赤いサファイアを

ルビーと呼びます。

つまりこの石はルビーです。


ルビーは透明感のあるものは高価ですが

内包物が多く

石っぽい 

宝石にはなれないレベルの石も 

多く存在します。


そう言うものはビーズになり 

色も手直しされることが多いです。

本物で色に手直しなしで綺麗なルビーの

ブレスレットはすごい金額になります。

ルビーの場合処理されてるビーズでも

安くはないですので

そこそこの値段になりますが

手の届く値段に落ち着きます。


中には

ルビー色の

全然ルビーと異なる石もあり

見分けが難しいのですが。


私のお店で買う方は

もうすでに私が本物チェックしてるので

問題はないと思いますが。笑


私はチェックするのに石を割ったり

することも多いのですよ。

練り物の石をチェックするには

割るしかないので。


今までで一番割った石は

ラピス ターコイズかな。

ターコイズ、私の作品に少ないのは

練り物が多くて

捨てたものが多いからです。涙


ラピスが多いのは 

私の割チェックに

合格したものが多いからです。


まあ色々石にはありますが

基本石との出会いは

第一印です。

第一印象で目が離せなければ

その石はあなたと相性のいい石です。


それがトリートメントされたビーズだろうが

未処理で凄く高い石だろうが

ご自身にあった石が

私は全てだと思ってます。


昔から人々は宝石に不思議な力が宿ると

信じていました。


国によっては

宝石(ラピス)で治癒を促してる人もいます。


石には波長があると言います。

その波長に影響されることで

治癒できたり 

いい作用が起きたりするのでしょうね。


という事で

今回は加熱処理や

トリートメントについてお話ししました。









ジュエリー関係

新作のご案内


今我が家では色々あっておりまして

なかなか作業が進まず

土曜日の新作アップが

若干難しそうなので

日曜日に変更させていただきます。


すみません。


日曜日夜9時から

11月26日 21時

アップします。



直前の変更すみません。