物件「その9」と「その10」祠のある家。。涙 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

本日2つ目のアップ〜!

 

たくさんの「おかえり」コメント

ありがとうございます。。

 

こんなに期間が空いたのに

相変わらず見にきてくださって

本当に感謝です〜〜〜!!

 

 

日本に帰るぞ〜!

そう決めて最初の大仕事は家を見つけること。。

日本に帰っても住むところなかったら

生活できない。

 

いや、逆だな。

家を買うために日本に帰る。かな。。

夫の場合は。。

 

実は・・日本に帰れたのには

裏がある。。

 

義父母に「家を買わないのか?」と

散々言われ続け

煽られた夫が

コロナ禍でちょっと先行きに不安を感じてしまい・・

「家を買う」ということを決めた。

 

きっと義父母は夫がイギリスの家を選ぶと思っていたから

そういったのだろうが。。

 

夫は頑なに

イギリスに帰るのを拒んだ。

そして、私が作戦立てて誘導する前に

日本で家を買うことを決断したよう。

 

一応、私はイギリスに行くことを推したよ。

いや、別にイギリスに住むことに憧れとかは

全然ないんだけども・・

むしろ日本に帰りたかったし。。

でもね。。

子供のことを考えるとね。。

英語の方が話せる子供には

イギリスの学校の方が楽だし。

日本語を覚えるという苦労させなくていいかな。。って思ったんだけど。

 

子供も夫も

日本行きにポジティブになってしまって。。

 

まあ、義父母の作戦は

ほぼ失敗に終わったよね。。失笑。

 

つまり・・

「日本で家を買う」

その目的のために

夫は私たちを日本に返してくれることを

決めたようなものなのだ。

 

家族なしでは

すぐに凹む

寂しがり屋の夫の苦渋の決断。。

 

なので、ある程度夫のわがままを聞きつつ

納得の家を探す必要があった。

この作業は日本に帰る前からやっていた。

 

で・・

その夫のわがままな条件を満たす物件は

普通の条件ではない。

 

そのわがままな条件とは・・

・山の近くまたは中であること。

・ある程度ポツンとしていること。

(住宅密集地ではないこと)

・広い土地であること(できれば家も)

・自然がいっぱいな感じがいい。

 

 

一方

私の条件は

・実家が近いこと

・ある程度アクセスがいいこと

・学校が適度に近いこと(3km圏内)

・海が近いこと

 

 

夫はとにかく田舎物件を狙っていて

広さ重視。

 

私は田舎かどうかよりも

実家が近いとかアクセスがいいとか

家族の将来を考えてのこと。

 

ただ一つ

私の場合

「海に近いこと」という条件をつけたのは

同じような理由・・

 

福岡の海岸のあたりの地は

JRの鹿児島本線があり

主要な道路や高速にもアクセスがいい。

 

将来、便利になる可能性が高い場所。

あと、海岸線は

浜辺を歩いたりできる綺麗な場所が多く、

ウニのお散歩コースにはいい感じ。笑

将来走るのもいいかな。。なんて。

 

もう一つは、昔占いで

「流れが止まらない水の近く

つまり、海や川

に住んでいたらいいことがある」と言われたことがあって。

 

それをなんとなく信じてるのもある。

 

確かに、意識しなくても

私は水の近くを選んで住む傾向にある。

 

なので、今回も「便利もいいし、なんとなく?」が理由だけど

譲る気もない条件。

 

しかし、困ったことに・・

夫は山がいいといい

私は海がいいという。

 

そんな物件あるのか?

そんなことを思いつつ

物件さを探した。

 

で・・今思えばこの時

ラッキーだった。

 

実家の近くの田舎物件に

いくつかの物件がアップされた。。

 

その中に土地の広い物件を発見。

正直、実家の近くはそんな物件がほとんどでないのだが

なぜかこの時は

数件出ていた。

 

しかも、なんとか金額も許容範囲。。

 

今ならきっともっと高い。

なぜなら需要があるから。

昨今のテレワークで

田舎暮らしが流行り始め。。。

田舎物件が本格的に売れ始めている。

 

その時期より若干前だった。

とはいえ、この頃もすでに需要はあったので

争奪戦になる。

 

そんな中で見つけた

物件その9・・・・

小説家の家。

 

この家は思えば理想ではあった。

3500平米という大きな土地に

ちょうど良いサイズ(150平米)のL字型の家。

しかも平家。

 

全ての条件があっていた。

これだと思い

早速、内見の予約を取るのに連絡をするが。。

なかなか返事が来ない。

 

やっと返事が来たときは

「あなたは順番で言うと2番目の内見申込者です。

1番目の方が買わない決断をされたら

買う権利を得ます。

ちなみに、今、買うための申し込みをされてるので

このかたが買う可能性が高いです。

それでも内見しますか?」

と言う。。。

 

なんとまあ、

すでに買いたいと言う人がいると言う。。

 

しかし、人間は

誰かに取られると思うと

逆に欲しいと思うもの。。

 

だから

私はこの時

どうしてもこの物件が欲くなった。

 

「それでも内見をしたいです。」と

内見申し込みをする。

 

もちろん、この時は日本にいないので

母と妹に内見してもらった。

 

家の中や外を見て回る。。

「この家は小説家が住んでいたんです」と

不動産屋さんがいう。。

 

その書斎は中庭を見ることができ

とてもいい眺め。。

庭は日本庭園で

手入れされていない紅葉の木と

庭石がゴツゴツとある。

 

紅葉が沢山あって。。

とても趣のあるところ。

 

ここがリビングがいいなあ。。

 

そんなことを思いながら見ていた。

 

家の中の印象は

「段差が沢山ある」こと。

 

平家なのに

ちょっとしたステップがいくつもあって

柱を抜いてオープンにしても

リビングが段々になるような感じで

ちょっとマイナスポイント。。

 

キッチンの位置もおかしいので

修正が必要。

 

ふむふむ。

 

雨漏りの箇所がいくつもあり

ちょっと気になる。

壁は雨の影響か

ボロボロになっているところが数カ所。

屋根の修復が必須だな。

 

雨漏りがある=シロアリの可能性大。

さらに・・・

雨漏りで補修すべき箇所が

沢山ある可能性もある。

 

頭の中で何がどのくらいお金がかかるのか。。

今まで勉強してきたことを考えながら

物件を慎重に見て行った。。

 

母と妹はこの家を見終えて

気になる点をいくつか言う。。

 

・庭の石垣が壊れていること。

自分の石垣なら自分で直せばいいのだが

厄介なことに

一段上の隣の家の石垣が崩れているため

お隣さんが修理しないと行けない状況にあること。

 

 

これ、実はものすごく厄介。

 

自分のところなら

自分でコントロールできるが

お隣さんのものであると

そこに手出しはできないし

自分の思い通りにことが進まないことが多い。

 

若干危ない感じで壊れているため

この一帯は立ち入り禁止

しかも、結構な広範囲。

 

それが家の土地に入ってすぐに目につくため

母も妹も気に入らない。

 

 

・危ない木がある

この家は段々になってる土地の真ん中にあり

先ほど話した上のお隣さんの崖は崩れている。

で。。下の段のお隣さんには

この家の木が危ない状態で生えているという。

 

斜面に木がお隣さんの家めがけて生えていて

これが台風で倒れた場合

お隣さんの家を直撃し

破壊しそうなポジション。

 

そして、細い木ではなく

結構な大木なため

簡単に切ると言っても

多分、クレーンなんかを駆使する

大作業になる。

 

 

そのクレーンを入れるために

大きな庭石を移動させる必要があり

その金額たるもの

想像を超えると母はういう。


 

などなど

まあ、問題は山積み。

中古の家となると

広いし安いし・・と言うお得感はあるものの

こういう問題もセットになってることがほとんど。

 

そして、その「中古の家にある問題にかかる費用」が

実際に「購入するときの金額」より

値段が高くなることがあるのも現実。

 

 

家の土地自体は1000平米程度。

その他2500平米は家の庭に続いてる裏山らしい。

 

竹山なのでたけのこが食べ放題らしい。。

 

 

そして、問題は家の前の道路。

これがあまり広くないらしい。

 

前の道が狭い。

これも実はリノベーションで重要なポイント。

 

道が狭いと・・・

重機やトラックが入りにくい=

手作業などの人の力に頼る=高額

という感じになりやすくなるのは予想がつく。

 

下水は。。繋がってない。

これも大きなマイナスポイント。

 

田舎物件のほとんどは浄化槽。

なので、ここは仕方ないとはいえ

下水は繋がっていた方がいい。

 

 

土地が広くてたけのこ食べ放題。。

けれど・・・

問題点がかなり多い。。

 

これが内見から見えてきたこと。

 

この時点で半分諦めていた。

冷静に考えると

あまりいい物件ではない。

 

しかし、頭ではわかっていても

この物件が欲しい気持ちには変わりない。。

 

 

とりあえず、2番目に交渉する権利を得るために

申し込みをした。

 

私の順番を待つ間、新たな物件が出る。

 

場所は海の近く。

土地は約1000平米。

田舎の道の中では主要な道路に面していて。。

海岸線に通じる道。

ドライブに行くときに使うような道で

カフェなんかを経営するのに向いている立地。

 

「これだ。」

 

見つけた当初はそう思った。

 

山は見えるがどちらかというと

田んぼに囲まれていて

夫の条件にはあっていない。

 

何より、目の前が道路なので

ウニには最悪の環境。

 

オマーンではあまり車の通る道を歩かなかったので

車が怖いという認識がないウニ。

 

もちろん、家を柵で囲み

ウニに十分安全な対策をするつもりだが

ウニが逃げ出す可能性も否定できない。

 

さらに恐ろしいのは

逃げたウニを追いかけて

子供達が交通事故に遭うこと。

これだけは絶対にあってはならない。

ウニも大切だけど

子供の命はもっと大切。

 

この家を見つけてすぐに

私はこれは伝えねばと思い

子供たちに

「ウニが道路に逃げても

絶対に追わないこと。

ウニも大切だけど

あなたたちの方が

もっと大切なの。

 

ウニを追って、交通事故になることだけは

絶対に避けなければいけないので

ウニが道路に逃げても絶対にすぐに追わない。

車の有無を確認して

安全だと確認できたら追いなさい。

 

これが日本でのルールよ。」と言い聞かせた。

 

さて、この物件。

買おうか・・

どうしようか・・

と悩む物件。。

 

ウニが気になって。。

 

とりあえず、内見をしてみることに。。

母と妹にまた頼む。。

 

中は古いが家は広い。

多分200平米くらいある。

しかし、トイレが下水と繋がっていない。

雨漏りの後はないが

床がおかしい箇所が数件。。

 

床がおかしいのはシロアリの可能性もある。

床の骨組みが

ただ単に壊れてることもあり得るけども。。

 

小さい部屋や変な空間があちこちにあり

これまた、リノベーションしにくそうな家。

 

家には増築部分があり

その部分は本館と同じようなデザインではないため

全体としては統一感のない家。

 

夫はこの物件を最初から気に入っていなかった。

 

私は立地だけが気に入っていた。

 

日本の場合、立地が一番重要。

 

そう思っていたのだが。。

実際家となると

立地だけではなかなか選べない。。

 

 

この家を全部見て問題点を妹と母が言う。

 

問題その1

この家には祠がある

 

実はこの家、祠がある。

これを避けていたのに

いつもこんな家に当たる。。

祠とかお墓とか・・もう勘弁してほしい。

 

昔の家に祠がある理由は

無病息災とか

豊作なんかを祈願してのことであることが多いため

そんな悪いことは起こらないだろうけども

人の願いや思いが宿っているものというのは

あまり壊すべきではないと

何かの本に書いてあった。。

 

そこに

何らかの理由があってあるもの。

なんだろうからね。。。

 

とはいえ、

その理由を知らない他人からは

気味が悪いものに見えてしまうしね。。。。

 

私がこういうのが嫌な理由は

何か悪いことが起こったとき

「これのせいで。。」と

思ってしまう環境が嫌なのだ。

 

私のブログを読んでる方はご存知の通り

私は幽霊とかは見えないけども

声や音が聴こえる人で・・

今までそれなりに怖い体験をしてきた人。

 

だから

この系統のことを

信じてるともいえないけども

全く信じてないともいえない

微妙な考えなため

この系統のことを無視できない。

 

なので、避けるべし。

これが私のモットー。

 

ちなみに調べてみると

お祓いなんかで祠を撤去することができるのだが。。

これの費用が結構する。

 

祠を壊す方も

結構な額を要求してくるのだ。

 

まあ、これは後でわかることなのだが。。

 

壊す方も

あまり気乗りしない仕事のよう。

 

まあ、ドラマやなんかでは

直接壊した人に

いろいろなことが起こってるからね。。

 

嫌だろうね。。

私がその立場でも嫌だもの。

 

とりあえずこの家にするのなら。。

祠は残すか残さないか・・・

色んな意味で迷う。

 

 

問題その2

・倉庫がたくさんある。

 

この家、倉庫が4つもある。

そのうち1つの倉庫は2階建。

しかも錆びていていつ倒れてもおかしくない感じ。

 

全部、使える状態にないため撤去が必要。

 

家のリノベーションで

結構な金額を占めるのが

ゴミの処分代。

 

これが倉庫分のゴミとなると

かなりの量。。

倉庫が大きく多い分

重機入れて作業するだろうから

撤去で数百万はいる可能性が高い。

 

問題3

・放置されたゴミ

 

たくさんのゴミが庭に放置してあり・・・

そのほとんどのゴミが燃えないゴミ。

家電などがあり

これまた撤去代にお金がかかる。

 

 

問題4

・水

 

土地のどこからか

湧き水が出ているよう。

 

湧き水と言って

山にある美しい湧き水ではなく。。

どこかから水が漏れてる感じの水。。

 

 

実はこの家の隣が貯水のためのプールがある。

多分そこから漏れている。

 

その水は家の下に流れていて。。

 

先ほど床が緩いと確認した箇所に流れている。

 

つまり、この水が家にダメージを与えている可能性が高い。

いや、この土地にも。。

 

床下をはぐるのが怖い。

 

家をダメにする最大の理由は

「水」

 

これをコントロールできてなければ

家はダメージを負う。

水分大好きなシロアリ

木を腐らす湿気。

 

その水が家に流れ込んでいて

 

その周辺はぬかるんでいる。

 

この場合、水がきちんと捌ける溝などを

作るべきなのだろうが。。

私が心配してるのは

これからではなく

今までのダメージ。。

 

 

問題5

・道路の騒音

 

道路から離れているとはいえ

交通量があるこの道は

騒音がすごいらしい。

 

ツーリングのバイクの音や

トラックの音。

結構響くだろうという母の予想。

 

 

 

問題が多すぎて。。

この家はあまり惹かれない。。

これが私の正直な感想。

とはいえ、立地条件がいいので

捨てきれない選択肢でもある。

 

 

小説家の家も問題多いし・・

この道路脇の家も問題多いし。。

 

せっかく好条件なのに。。

 

そう思いつつ。。

他の物件を探すと。。

同じエリアに

ある物件を見つけるのであります。。

 

 

 

いよいよ本命?

 

 

 

 

 

「E.T. GO HOME〜」

って言ってそう。。

 

ウニも元気です!

日本を満喫中〜!

川遊びをして楽しかったウニ。。

 

川は冷たかったようで

気持ちよさそうでした。

 

川から上がって放心状態の時に

子供たちに弄ばれるウニ。。汗