復活!& 海外で病院なんて行くもんじゃあない。  | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

手術して1週間が経ちました。。

皆さま

いかがお過ごしでしょうか・・。

手術の際に沢山の方々に

励ましのメール・コメントをいただきまして

ありがとうございます。。

 

相変わらず痛いのですが

痛み止めを飲まなくても

なんとか日常生活できるまでにはなりました。

まだ抜糸してませんが。。

 

長時間体を起こして座って作業

って言うのが難しく

ブログ再開できてませんでしたが

今日はチャレンジしたいと思います。。

途中で途切れるかもですが

細切れになっても

少しずつ書いていこうと思ってます。。

 

今日はタイトル通り

手術した時の話を書きたいと思います。

 

オマーンで手術をする・・

このことに

ものすごーく抵抗があった私。。

 

その国に済んでる人を信用できないと

病院も信用できない。。

 

彼らのいい加減な性格を知ってるからこそ

怖くていけないのだ。。

 

風邪とか軽い病気なら行く。。

でも、手術とか

技術を要するものを

この国でしようと思うことは

ものすごく勇気がいった。。

 

しかし、私の粉瘤(おでき)は

思いの外大きく

しかも、化膿していて

放っておくと

最悪の場合、(化膿が悪化したことにより)敗血症を起こし

死に至ると夫に脅され

仕方なく病院で手術をすることにした。

 

私の担当医のミスタービーン(←私の付けたあだ名)は

やる気があるのかないのか

一向に手術の日取りを決めない。。

 

手術して欲しいと懇願して

2週間が過ぎた頃

突然病院から電話がきた。

「今夜来れるか?」と。。。

 

ブログを書き終えて

一息入れていた時の

突然の電話に

ちょっと驚いた。

 

突然過ぎたが

これを逃したら

いつしてもらえるかわからないので

二つ返事で

病院に行った。。

 

病院に行くと

受付には長蛇の列。。。

 

この病院のシステムが

イマイチなのだろうが

予約の時間を入れていても

必ず受付で待たされる。

 

コンピューター化してるのに

ものすごーく手際が悪いからなのか

全然さばけない。

 

その理由は

システムダウン。

 

この言葉中東では

常套句。

何かあるたびに

システムがダウンする。

 

国境でも

病院でも

郵便局でも

役場でも

一体、どんなシステム使ったら

そんなに頻繁にシステムがダウンするのか。

 

で・・

この日もシステムダウンと

受付の人がさばけないので

約束の時間より随分前に来てたけども

間に合わず。。

10分遅れてスタートとなる。。

 

私の粉瘤ができてる箇所は

胸よりの横腹。

乳房のすぐ下の横から3cmほど

腫れ上がっていて

そこを簡易手術によって

中の腫瘍を取り除く。。

 

なので、通された場所は診察室。

ここで手術するのだ。

 

簡易手術とはいえ

体の一部を切り開くのに

こんな保健室の一角みたいなところで

やるのかと思うと

ちょっと不安ではあった。

 

ナースはインド人。。

 

この国のナースは

フィリピン人かインド人。

で・・正直フィリピン人の方が

私的には安心するのだが。。。

この時は運悪くインド人だった。。

 

フィリピン人が正確〜というわけではないのだが

比較の問題なのだ。

これまでの経験上

フィリピン人の方が気が利くし

普通の基準に近い働きをする。

 

だからインド人の彼女が

ここにいることが

結構不安ではあった。。

まあ、この不安はのちに当たるんだけども。。

 

で・・

主治医のミスタービーンがやってきて

早速手術開始。

 

ミスタービーンは立ち会っていた夫に

「見ない方がいいよ。倒れちゃうから。。」と言っていた。。

 

男性でこういうのに付き添うと

大抵、体を切り裂いたのを見て

気分が悪くなって

倒れるのだとか。。

 

しかし、夫は「大丈夫です」と言いながら

ちゃんと見ていた。

 

夫もまた

この国の医療を信用していないので

私を守るために

ちゃんと見ていたかったよう。。

 

夫はミスタービーンが来る前に

使う麻酔の種類まで

チェックしていた。。

 

夫によると

この麻酔は歯医者で使う麻酔と

同じ麻酔なのだとか。。

 

ミスタービーンが

その麻酔を私の体に注射し始める。。

 

ものすごーく痛かった。。

まるで歯を抜く時の麻酔と

同じ感じで痛くなる。。

 

普通、最初の方だけ痛いのだけども

麻酔が効きにくいのか

一向に痛さが和らがない。。

 

なんどもなんども注射してる感覚が残っていて。。

先生も「あれ?おかしいな。。」と

言っている。。

 

しかし、5分もすると

あまり痛さを感じなくなった。。

 

先生が

麻酔が効いたと判断したようで

早速体を切っていた。。

 

手術中見えないが

切ったと同時に

血が流れたのはわかった。

 

そこからは

引っ張られる感覚のみ。。

途中ゴリゴリと何か

体をほじってる感覚もあった。。

 

で20分もしないで

手術は終了。。

 

「全部取れたよ」とな。。

 

先生の説明によると

化膿したことで

中が綺麗になっておらず

いろんなところに

ひっついていたようで。。

肉ごとそぎ取ったそうな。。涙

 

全部で4針縫ったそう。。

 

結構大きかった。。

 

手術が済んで

取り除いたものを見せてもらった。。

 

それはまるで

フグの白子のような感じだった。

結構大きくて3cmと思っていたが4cm以上あったそうな。。

 

フグの白子に

自分の肉がついてるのが

なんとも生々しくて

見た後すぐに処分した。

 

全身麻酔ではなかったため

手術後普通に起き上がった。

 

このインド人のナースに

「ここで待て」と言われ

廊下の席で待っていた。。

 

すると

ミスタービーンが前を通り過ぎ

「日本人だよね?」と言い出す。。

「そうですが。。」と私がいうと

「過去2週間以内に

日本からお客が来たり

行き来した?」と聞くビーン主治医。。

 

「いや。。誰も来てないし

私もここに居ましたが」

と私がいう。

 

っていうか

あんた、ここ2週間

私を診察してただろ!?

ボケてんのか?

 

と思っていたら

ビーン主治医は

「いや、今日、政府のお触れでね

わかってても

これ、聞かなきゃいけないのよ。。」とな。。

 

実はこの日

オマーンで初めて

コロナウィルス感染者が出た日だった。(たった2人だけども)

 

これを受けて

過去2週間以内に

中国・韓国・日本・シンガポール・イラン・・・などに

行った人たちを検査対象にするとか

そんな内容だったらしく

日本人である私も

もちろん尋問対象だったというわけ。。

 

つまり、ようやくここにも

コロナウィルス感染パニックがやってきた。。

 

で・・その対象に日本も入ってることを

やっと自覚した私は

周りの人が私を避けてるのを感じ始める。

 

見た目中国人の私が

病院にいる・・・

これだけでも

彼らにとって十分な恐怖。。

 

診察室から出てきた女性は私を見て

マスクをし

私の前を通り過ぎて

マスクを外した。。

 

「まるで。。

バイ菌扱い。。。」

私がボソッと夫に言うと

夫も笑っていた・・。

 

まあ、色々言われても

違うんだから

堂々とする以外に

方法はないんだけどもね。。

 

変にマスクしてる方が

相手はビビるだろうしね。。

 

そんなことを話していると

またビーン主治医がやってきて

「聞いてくれよ!」

と興奮して話し始めたのであります。。

 

 

 

 

今日は痛くなったのでここまで・・。