不幸中の幸いキャンプ 3 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

たくさんのコメントありがとうございました。。

これからも愚痴を聞いてくださるとのコメントで

なんだか心強く感じました!笑

 

吐ける場所というのがあるというのは

幸せですね〜!

 

先日夫婦でデートしたのは

タイ料理のレストランで。。

夫と良い時間を過ごせましたが

調子に乗ってマルガリータ(カクテル)2杯を飲んで

次の日、二日酔いと

胃の調子が悪くなって

寝込んでました。。爆

 

もう、昔みたいには飲めないんでしょうね。。

ううう。涙

 

さて、キャンプの続きを。。

 

砂地にはまり

タイヤが爆発し

散々な目にあった私たち。。

 

もう、日も暮れ切って

すっかり辺りは真っ暗。。

 

これからキャンプ地を探すといっても

どうするんだ??

 

多分、夫も私もお互いに

この状況でなんとかなるかどうか

ものすごく不安だった。。

 

もう、夕食の時間で

ご飯を作らなければいけないのに

まだそんなことはできない。

 

とりあえず

コールドストアで何かつまむものを買う。。

 

ちなみに、

コールドストアとは

日本でいうコンビニの

ものすごーく貧相なバージョン。

 

コンビニのように

とりあえずのものを売ってるのと

スナック菓子が置いてあり

飲み物なども売っている。

しかし、品揃えはよくないし

美味しいものなど売ってない。

 

とにかく古くて汚いのが常。

 

砂漠周辺で

大きな買い物をするところなどはなく

コールドストアが

数件あるだけ。。

 

どうみても

何も置いてなさそうな

そんな感じの店だった。。

 

夫はポテチを買ってきた。

このポテトチップスは

オマーンにしか多分売ってない。

 

味は酸っぱ辛い?感じ。。

美味しいかと言われたら

美味しいかもだけど

美味しくないかも・・

と多分、好きな人と

そうでない人がはっきり分かれる味。。

 

オマーンに来た際は

ぜひお試しを。。

 

これ、私はあまり好きじゃあないんだけども

オマーン人には人気のあるチップス・・らしい。

 

夫に

「他のはなかったの?」と不満を垂れると

「あの店、本当に何もなかったんだよ。」という。。

あんなに店大きいのに

案の定何もないのか。。失笑。。

 

一体何売って生活してんだ?

って言いたいが、

実はオマーンの田舎の店は

だいたい同じ感じ。。

 

売ってるものの種類が少ない。

 

さて、

夫が買ってきたチップスに

文句垂れつつも

空きっ腹に酸っぱ辛いチップスを入れ

若干気分が悪くなりつつ

キャンプ候補地を探す。

 

あたりは真っ暗。

街灯なんてものはない。

 

オマーンのことをよく理解できないことが

いくつかあるのだが

そのうちの一つが

「街灯があるのに電気がつかない」こと。

 

道路には立派な街灯がついている。

なのに、その街灯が灯を灯すことはない。

 

そこにあるのに

なぜ使わない?

 

最初は新しいから

まだ使う準備ができてないのだろうと

思ったのだが。。。

 

しかし、

オマーンの国全体の6割は

この状態なのだ。

 

なぜに?

 

街灯あるのに

なんで使わないんだ?

 

街灯使わないなら

なんで設置したんだろう?

 

って感じの道路。。

 

しかも、街灯がついてないのが高速道路のことが多くて

夜は本当に危ない。。

 

で・・この時もそう。

街灯があるのに

使わないので

真っ暗。。

 

オマーンは土地が広い割に

人口が少ないため

僻地に行けばほぼ無人。

 

つまり生活の明かりもないのだ。

だから、本当に暗い道を

車のヘッドライトのみを頼りに

高速で運転しないといけない。。

 

夫はギリギリの運転をしていて

私は私で真っ暗な道の看板などをみたり

グーグルマップで位置を確認したりして

2人とも

フルに5感を使う。。

 

 

そして、見つけた。

「ビーチ」のサイン。。。

 

そして、その曲がり口には街灯が珍しくついていたので

分岐点もわかりやすい。

 

夫に

「一か八か

このビーチのサインのところに行ってみよう!」と

いってみた。。

 

もし、何もなければ

また探せばいいんだ。

 

夫も賛成し

とりあえず試してみるということに。。

 

分岐点を曲がり

ビーチの方向に向かう私たち。

 

グーグルマップをサテライトにして

画面を写真にする。。

 

そうすると

このビーチが

いいところなのか

悪いところなのか

大まかにわかる。。

 

見るポイントは3つ。

・ビーチへのアクセスが

 どのようになっているか

・砂浜があるかどうか

・小さな入り江になってるかどうか・・

 

もちろんビーチへのアクセスが車では

難しそうなのは却下。

もう。ハマりたくない。

 

砂浜は

岩がゴツゴツあるより

泳ぎやすいので砂浜の方がいいから。

 

小さな入江がいい理由は

あまりに大きなビーチだと

波の引きが強くて

溺れやすい。

 

オマーンには

大きな長いビーチが無数にある。

時には数十キロに及ぶ砂浜は

見た目は綺麗だし圧巻なんだけども

実は泳ぐのはちょっと危険みたい。

波の力が強い・・・

そう感じるのだ。

 

だから、なるべく避けるようにはしている。

 

それに比べて

小さな入江のビーチだと

波が優しくて

泳ぎやすく感じるのだ。

 

だから、なるべく入江になった場所を選ぶ。

これも、過去の経験から。。

以前、オマーンを縦断した時に

これは学んだこと(いつかブログにこの旅行記書きます。)

 

さて、一応、写真を見る限りでは

どれも合格ラインそう。。

 

グーグルマップの悪いところは

鮮明な写真ではないため

「多分、大丈夫だよね・・」という感じのことしかわからない。

 

今回もそうだった。。

 

 

道を進むにつれて

街灯は消え

アスファルトの道も消え

砂利道になった。。

 

その道も

いくつもに分岐していて

どこをと通るべきなのかわからず。。

道無き道を

車のタイヤの跡を頼りに

進んでいく。。。

 

そして、ようやくビーチに到着。。

 

するとこのビーチ何やら

小さな小屋がいくつも建っている。

 

実はオマーン、

田舎の方のビーチは

よく小屋が建っていて

そこを自由に使っていいのだ・・。

 

このビーチには4組のキャンパーがすでにこの小屋で

キャンプをしていた。。

もちろん、それぞれ別の小屋。

小屋と小屋との間は50メートルくらい。

十分プライバシーを確保できる距離。

 

私たちは

昔、同じような施設を使って

いい思いをしたことがあり・・

今回もこれを使うことに

夫も私もポジティブに考えていた。

 

なぜ、この小屋がいいかって。。

まずは固定されたしっかりした屋根のある日陰が

確保されること。

 

次に道。

実はこういう小屋が建ってる場合

その小屋の真ん前まで車が行きやすいように

道がちゃんと整備してあり

車が砂浜にハマることがないのだ。

つまり安全。。

 

私と夫は暗いながらに

慎重に小屋を選ぶ。。

 

そして、一つの小屋に決めた。。

 

道も良さそう。。

 

暗がりで

ヘッドライト以外

何も見えない状態だった。

 

私は夫に

「慎重に。。

あの小屋の前の道以外は

砂が緩いので

ハマる可能性があるから」と夫に言うと

「うん、そうだね。。」と言いつつ

夫が曲がるのにハンドルを切った。

 

今まさに

注意した

その砂の緩いところで。。。

 

車は瞬く間に

砂にはまった。。

 

あとほんの少し1メートルだけ前に出てたら

きっとハマらなかった・・

そんな場所。。

 

夫と私は

顔を見合わせて

「またなの?」と呆れてしまう。。

 

外に出てチェックすると・・

前回はまった時より

ひどい状態。。

 

何がひどいかって・・

トレーラーは硬い部分なので

沈んでないが

車は沈んでる。

 

なのでトレーラーとのつなぎ目が

変な形になっていて

このトレーラを

車から外さないと

砂から抜けれない状態。

 

しかし、今の状態でトレーラーを外すと

中にはものすごい量の水のタンクが入っているため

私と夫の2人では

持ち上げられない。。

 

車は妙に傾いてるし。。」

どうするよ?

今度こそまずい。。

 

あとちょっとで

キャンンプできたのに。。

 

真っ暗な中

キャンプ地を目の前にして

また砂にはまった私たち。。

 

どうしたらいいんだろう・・・

 

この日3回目のピンチに

ぼう然としてしまった

私たちなのであります。。。