不幸中の幸いキャンプ1 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

キャンプより戻ってまいりました。。

ここ数日は

キャンプ後の処理(掃除)に追われておりました。

 

キャンプ行く前も大変だけども

キャンプ行った後の方が更に大変。。。

 

言い出しっぺ(夫)は

どちらにもかかわらない為

この苦労は知らないのだろうな。。。

 

まあ、オマーンで数少ない娯楽だから

夫の好きなようにできるよう

努力はするけども・・・

それにしても疲れた。。笑

 

今、オマーンは台風が接近していて

なんでもカテゴリー5の

強い台風+遅い速度なのだとか・・・。

 

今は・・

この台風の気圧が低いせいで

マスカット全域の海面が上昇し

オマーンの海岸沿いは水浸し・・・

 

まだ台風来てないのに

結構荒れてます。。。

 

本当に引っ越しててよかった。。

※前は海岸沿いのビーチ前に住んでました。。

 

マスカットには

直撃しない進路らしいけども

まあ、台風の進路なんて

当たらないことが結構多いので

ここ数日要注意です。。

 

マスカットは私たちが移住する前に

大雨で洪水になって

あちこち水浸しだったらしい。。

 

前に書いたけども

中東諸国は

雨が降る日が1年で数日しかない為

その対策をとっていない。

 

道路には側溝はないし

水を逃すような仕組みもない。

なので、雨が少し続くと

大惨事。。。

 

これに、低気圧による海面上昇が加わると。。

大大惨事は確実。。

 

とにかく

台風の影響が

あまりないことを祈ってます。

 

さて、お待たせいたしました。。

 

タイトル通り

散々なキャンプでした。。

 

まあ、昔からの読者の方はご存知かもですが

我が家はいつも

なんとかなるんです。。

 

今まで世界各国でトラブルにあってきましたが

最後はなんとかなってます。。笑

 

ですので、今回もそんな感じです。。

 

ではでは

始まり始まり。。。

 

 

 

キャンプをしたい。

それも明日。

 

そんなわがままを言った夫。

 

最初はカチンときた。

「私が全部用意しろって意味?」って

切れそうにもなった。

 

しかし。。

いつもそうしてるから

今更切れても仕方ない。。

 

なので若干気に食わないが

私の役目なのだと諦めて

次の日にキャンプの用意をした。

 

朝から買い物に行く。。

キャンプでいるものを買い

そそくさと家に帰って

今度はキャンプに持っていくものを揃える。

 

食べ物をクーラーボックスに詰め

キッチン用品を用意し

必要な日常品や薬箱をチェックし

入れて・・・

 

とまあ、やることは五万とあった。。

 

この日、夫はお昼に帰ってくる予定だった。

 

予定はこう。。

お昼に帰ってきてそのまま

キャンプへGO。

 

ね?この中に

夫の準備する時間は入ってない。失笑

 

まあ、いいけども。。

 

で、その予定で私は動いていた。。

荷造りも終え

最後の作業・・・

水を入れる作業に取り掛かろうとした。

これはトレーラーのタンクに

水を入れる作業。。

 

何もないところでキャンプするので

水は必要。。

家族四人が2日シャワーを浴びても

大丈夫な量の水。。

だから、水を入れる時間は

結構長い。。

 

さて・・この作業をしようとしたその時

電話がなる。。

 

夫からだった・・・。

 

なんだよ、忙しいのに。

電話なんてせずに

早く帰ってこいよ。

 

と内心イラつきながら

電話を取ると

 

「車のクーラーが壊れた」とな。。

 

今から行くのに

クーラー壊れたって

どういうことよ?

 

「どうしよう」と言っていた夫に

「どうしようもこうしようもないよ。

車は修理しないとでしょ?

キャンプよりそっち優先。

それに、あなたの車使わなくても

私の車で行けるでしょ?」と私。。

 

実は、我が家は2台とも4WD系の車。。

なので、どっちもトレーラを牽引できるようにしてあるのだ。

 

「わかった」と夫は

何がわかったのかわからないが

そう言って電話を切った。。

 

そして数分後

夫は帰ってきた。。

 

「着替えて車の修理に出しに行く」と・・・

 

夫はクーラーなしで帰ってきたせいか

汗だく。。。

 

オマーン、

涼しくなったとはいえ

日中は30度を超える。。

当然車の中は

それ以上の気温。

 

なので、イギリスという寒い国出身の

毛むくじゃらな夫には

クーラーなしで車の中は

まさに地獄なのだ。

 

夫が汗を流すために

シャワーを浴びていた。。

 

シャワーを終えて出てきた夫に

「キャンプどうするの?

明日でもいいんじゃない?

今日行かなくても。。」と

私は現実的な話をした。

 

すると

「今、話したくない。

今頭がいっぱいだから

話しかけないで。」と

超〜不機嫌。

 

いやいやいや

行くなら用意しないとだし

行かないのなら

ちょっと休みたい。。

 

この日

私は朝からバタバタしていて

お茶もろくに飲んでない状態。

 

だから、さっさと結論出してくれないと

休みもできない。

 

夫がイラついてるのはわかっていたが

こっちもイラついていた。

 

選択肢は2つ。

 

1車を修理に出して

その後、私の車でキャンプに行く。。

 

この場合、出発が数時間遅くなるので

夜にキャンプ地に着く。

 

2次の日の朝に出発する。

これが一番現実的。

 

私は判断力は早い方なので

こういう選択肢がパパッと出るのだが

夫はイライラしてると

こういう判断が遅い。

 

こういう場合、夫が落ち着くまで

待たないといけないのだが。。

夫は普段温和な分、

一旦切れると落ち着くまで

結構な時間がかかる人。。

 

楽しみにしていたキャンプに行けないかもしれない

イライラ感。

このタイミングで車のクーラーが故障したイライラ感。

 

この2つが頭の中を占領していたよう。

 

妻としては

こういう場合

待つ以外に方法はないのだが。。

 

今回は私もキレていた。

 

だから、待てなくて

イライラする。。

 

「明日にしよう。

明日の朝早くに行けばいいじゃない?」と

私がいうと

「わからないよ。

もうちょっと待って。」とな・・・。

 

もし行かないなら

クーラーボックスに入れたものを

冷蔵庫に入れ直したり・・

という作業もあるため

待ってと言われても

待ちたくない私。

 

夫を無視して

クーラーボックスの中身を

片付ける私。。

 

そのうち、夫が車を修理に持っていった。。

 

「あとで迎えにきて・・」という伝言を残して。。

 

車を出しに行った夫は

2時間以上経過しても

「迎えにきて欲しい」と電話してこない。。

 

こりゃ、完全に今日はダメだな。。

 

日が暮れ始めて

キャンプを諦めた私。

 

朝から、バタバタと準備をしていたので

愛犬のウニは

どこかに行くことがわかったのか・・・

ウニの家(キャリーケース)の中に入って

行く気満々。。

 

目をキラキラさせて

きちんとおすわりして待っている。。

 

私はウニに

「今日はいけないよ。。

きっと。。

明日運が良ければいけるかもね!」と

言いながら

ウニをキャリーケースから出す。。

 

するとウニ。。

置いていかれると思ったのか

必死に中に入ろうとする。。

 

「置いていかないよ。。」と笑いながら

ウニをキャリーケースからまた出した。

 

3時間後・・

ようやく夫から電話がかかり

車の修理工場に迎えに行った。。

 

帰る途中・・

夫は「今回はキャンプ無理やね。」と

言い出した。。

 

「なんで?

明日いけばいいじゃない?

もともと2泊3日だったけど

1泊2日にすればいいだけでしょ?」と

私がいうも

「いいや、2泊がいい。

1泊じゃあ意味がない」と

言い始める夫。。

 

「早朝に起きて出発すれば

朝方には目的地について

1日遊べるでしょ?」と私がいうと

「朝早くに置きたくない。」と夫。。

 

夫は早起きが苦手だ。

 

「私が運転すればいいでしょ?」というと

「いいや、それでも起きたくない。」と

駄々をこねる夫。。

 

まだ機嫌直ってないな。。

 

そう思いつつ私は

「行きたくないなら

行かなくても良いよ。

私は朝から準備したんだけどね。」という。。

 

夫もむかつくだろうけども

こっちもムカつくんだよ。

だいたい、

私の提案じゃないし

私がしたいことでもない。

なのに、私に準備させた挙句

行かないとか平気で言う。。

 

行ける状態なのに

行こうとしない夫にイライラ。。

 

1時間ほどお互いに無視して

私は荷解きや

食べ物を元に戻したりして

今度は行かない準備で

バタバタ。。

 

なんなんだ?

私は。。。

なんで、夫にこんなに振り回されてんだ?

 

そう思うと

馬鹿らしくなって

私は途中で荷解きをやめた。

 

そして、夫が大事にしてたワインを開けて

全部飲んでやった。爆

 

ふん!

これくらい

当然の報酬だ。

 

ワインは好きじゃないのに

無理して飲んだせいで

気分悪くなり。。。

そのままベットのダイブ。

 

朝からバタバタして疲れたのと

イライラしたのとで

酒が回るのが早かったらしい。。

 

次の日の朝。。

 

夫は早くから目が覚めていた。

 

「何が

『早起きしない』だ」と

まだ夫にイライラしてた私だが

夫は一晩寝てスッキリしたようで

「ごめん」と謝ってきた。。

 

仕方ない。

許すか。。

私は機嫌を直し

夫に「それで、今日はどうしたいの?」と言うと

「キャンプに行こう」と言い出す。。

 

やっぱり行くんじゃないの!

と私は呆れたが

まあ仕方ない。。

 

また朝からバタバタして準備し

キャンプに行くことになった。。

 

私は準備しながら

「車はさ。。。

キャンプ中に故障しなくて

逆に良かったと

思わなきゃ。。。

 

誰もいない暑いところで

クーラー壊れたら

どうしようもないからね。。」

と言うと

「そうだね。。」と

夫は笑っていた。。

 

 

今回、行くところは海。

そして、昔から気になっていたところに行く。。

それは・・・

砂漠の裏側。。

夫にここに行きたいというと

「ああ、そこね!行ってみたいよね!」と言ったので

即決まり。

 

オマーンには有名な砂漠がある。

その名もワヒバ砂漠

 

このワヒバ砂漠は結構大きい。

この砂漠は内陸部から海へとつながっている。。

 

私は内陸部のワヒバ砂漠を見たことがあるが

海からは見たことがない。

だから、砂漠と海の境目で

キャンプをしたかったのだ。。

 

しかし、ここマスカットから

そこまで行くのに4時間以上かかる。。

 

なので、朝早くに出る必要があった。

今回は朝早くはない。

しかし、行ってみたいものは

行ってみたい。。

 

遅くても夕方には着くだろうと

予想しながら朝の10時に出発。

 

マスカットからワヒバ砂漠までは2時間半。

 

子供達とウニはワクワクを隠せない。。

 

特にウニは。。

いつもはキャリーケースの中に入れてるのだけども

今回は道中が長すぎるので

キャリーケースの外に出していた。。

 

初めての車の窓の景色。。

ウニは私の膝の上に乗り

ダッシュボードに手をかけ

身を乗り出して

フロント窓をみている。。

 

それをみて

「ウニ。。初めての海だね〜

楽しめるかな?」と

夫が言う。。

 

途中、ワヒバ砂漠の入り口のガソリンスタンド横にある

美味しいチキンが置いてるレストラン?に行き

チキンを購入しランチした。。

 

そして、そのまままた2時間ほど運転し・・

ようやく砂漠の先にある港町に到着。

 

しかし。。

目指す場所は

私が思っていたより

遠かったよう。。。

 

そこからさらに1〜2時間ほど進むと。。。

ようやく右側に砂漠

左側に海という

美しい光景が広がる。。

 

この時すでに日が落ち始めていて

夕方4時ごろ。。

 

早くキャンプ地を決めないと。。

 

そういう焦りがあった。。

 

海側の砂漠には

たくさんのタイヤの跡。。

 

つまりここには

沢山の車が通った証拠=

私たちも行けるはず

と思った私たちは

その道を使ってみることにした。。

 

私は夫に

「タイヤの空気抜かないと」という。。

 

砂漠を運転するときは

タイヤの空気を抜く必要がある。

そうすると砂漠の砂に埋もれにくくなるのだ。

 

しかし、この夫

私のいうことを聞く気は無い。

 

昔からそうだ。

私が道案内していて

「右」といえば左に行き

「こうしたほうがいい」というと

それとは違うことをする。

 

何がそんなに気に入らないのか?

そう言いたくなるほど

私のいうことを聞かない。

 

これは、私に対してだけでは無い。

夫は他の人に対してもそうだ。

 

重要な判断は別にして

簡単な判断の道とかそういうことに関しては

人が言ったことと

真逆をしたがるという

なんともおかしな性格なのだ。

 

これ、実は義父もそう。

義母のいうことは全く聞かない。

アドバイスも受け付けない。

これして・・といえば

その逆をするらしい。

こういうのを

リバースサイコロジーというらしい。

 

日本語で言う天邪鬼。失笑

 

夫家の遺伝子が

天邪鬼にさせてるのは

間違いなさそう。。

 

で。。

この時も私のいうことは無視して

そのまま砂漠に突っ込んだ。。

 

そして。。

砂にはまった。。。汗

 

誰もいないそこで

砂にハマる。。。

 

私はおもむろに

車の外に出て

車がどのくらい砂に埋まったのか

チェックした・・・

 

タイヤ半分。。

 

 

相当埋もれてる。。

 

 

私はタイヤの下に

引っかかりになりそうな板を入れたが

全く役立たず。。

 

車のアクセルを踏むたびに

車が埋もれてる。。

 

私のいうことを無視した夫に

かなりムカついたが

そんなことより

埋まったこの車をなんとかするほうが先だ。。

 

でも。。。

どうするよ?

 

辺りはだんだんと暗くなっていき

道には車の通りはほとんどない。

道から外れたその場所は

ちょっと道路から下った場所にある。。

 

本当にこれから

どうするんだろう?

 

と途方にくれた

私たちなのであります。。

 

 

 

 

続く・・・