2015年引っ越し 塗装 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

いよいよ、切羽詰まってきました。。汗
今日は風邪で家族全員ダウン。。。
後数日で日本に行くと言うのに
果たして日本に行けるんだろうか・・
と言う感じではあるのですが!爆

ここ数日で気温が一気に下がったからでしょうね。。

今日は子供達お熱があって
学校をお休み。。
私も微妙に・・・な感じ。

この間に少しでも荷造りできたらいいな。。

ということで
今日で更新終らせてもらいます。
この話しも佳境に入ってきましたので
終る事を祈りつつ
書きます~!


引っ越しの手配をし
ペンキ塗りの手配を頼み
色々と準備が整いつつあった。

そうこうしているうちに
新しい家のオーナーから
電話があり
カギを渡すと言う。。。

もう準備できた??

と若干不安な感じで行くと・・・
頼んでいた事は
何もされてないまま
カギを渡された。

壁のペンキは
子供が塗ったのかと思うほど雑で
とても恥ずかしくて放置できない。
壁の汚れもとっておらず
壁にかなり頑丈なタイプの押しピンが
100以上刺さっていて
これも外すようにお願いしていたが
まるで放置。

やったのは
頼んでもない床張りと
頼んでもない
プールの水の入れ替えと掃除。
十分綺麗だったので
入れ替える必要はなかったのに。。

まあ、どっちも有り難いけど
どっちかと言うと
私がお願いしていた方をしてくれた方が
有り難かった。

しかし、悔やんでも仕方がない、
この状態を見て決意が固まった
私達で全部ペンキを塗ろう。

全てが掃除されないまま
塗装もないまま
渡された。。。

ここからが
私の腕の見せ所!

そう思い、カギをもらってすぐに
ペンキを買いに行く。。。
家は大きい。
全部塗り替えたら
かなりの金額になるだろうと予想したが
案の定。。。
10万円コース。

沢山のペンキを買い込み
新しい家に行き
準備をすすめる。
時間がない。
引っ越しまでにペンキ塗りを終らせないと・・・。

ペンキを塗る前の
マスキングテープ貼り。
これだけでも
かなり時間がかかるが
とりあえず酷い所から
テープ張り
ペンキ塗りを始めた私。

次の日。。。
週末だったため
夫をかり出し
ペンキ塗りをする予定だった。
しかし、乗り気ではない夫。

まあ、この週は
忙しかったので
本人も週末くらいはゆっくりしたいのだろう。
しかし・・・
ペンキ塗りを始めないと
間に合わない。。

ぐずる夫を奮い立たせていると
玄関にチャイムの音。。

ドアを開けると
そこには門番がいた。

「ペンキ塗り手配できました。」
という門番。

「この前言った条件で
揃ったの??」
と私は驚くと
門番は大きく頷いた。

この条件とは
賃金
それから人数。

ここが大事だからと
言っていたのだが
この条件をクリアーし
人を集める事ができたと言う。。。
しかも、今日の夕方に来てくれるとか。。

おおお!!
嬉しい~!

これでペンキ塗りは問題なくなった。
後は
この家の掃除だ・・・。

トイレや水回りが
汚い所がいくつもあり
掃除が必要。

この日、メイドちゃんに助っ人要請。
この日一日助けてくれる約束になっていた。
もちろん、日当は払う。

当初はメイドちゃんに家の掃除を任せて
私と夫がペンキ塗りをする予定だった。
しかし・・・
これで3人で掃除ができる。

ということで
ペンキ塗りが始まるまで
メイドちゃんと私で掃除開始・・・。
夫は・・疲れていて家でダウン。
十分休んだ後に
合流する事に・・・。

まあ、働いていて毎日疲れてるから
仕方ないよね・・。

さて、掃除して半分ほど終った頃に
門番から電話がかかる。

ペンキ塗りの人数が揃ったので
迎えにきて欲しい・・・と

それを受けて
彼らを迎えにいくと。。。

言った人数とは違う。。。
言った人数の倍近い人数。

ここで少しカチンと来た。
何故、勝手に人数を増やしたのか?
私には雇える人数は決まっている。
それは
払える金額が決まっているからだ。
なのに何故断りもなくこんな人数に?

そう思いつつも
大きい家なので
その方が早く終ると思い
我慢する。。

そして、いざペンキ塗りが始まると・・・
大人数だから早くすむかと思いきや
全くそう言う事はない。

手際が悪く・・・
仕事が雑・・・。
しかも、こまめに休む。

見てないとやらない。
だから見張ってると
私が入ってこないように
ドアを閉めたりしながら
やっていて。。。
電話したり
歌ったり・・・
これじゃあ。。。
と言う感じ。

本当に終らせる気があるんだろうか?

私は何度も門番に
「大丈夫なのか?」と
聞くも
「ノープロブレムです」という門番。

本当かよ?

と思いつつ
その悪い直感は
しっかり当たる。。。

この日6時間かけて6人でやったのに
家の半分も終らない状態。。。

そのうち
門番は
「明日彼らは仕事なのでこれ以上はできない。」
という・・・。

中途半端なまま
帰ると言い出した門番達。

確かに次の日が仕事なら
帰りたい気持ちは分かる。
元々遅く来たので
もう、9時頃になっていたのだ。

しかし。。。
また来れば
また給料を払う事になる。
今回の約束は
今日中に仕上げる事。
同じ色の上に塗っているので
2度塗りをしなくていい作業なのに
こんなに時間がかかった・・・。汗

しかも次で終るのかかなり疑問。

この国のインド人労働者の賃金は確かに安い。
しかし・・・
仕事が早い訳でも
丁寧な訳でもない。
従って
時間だけがやたらかかり
その分の時給が発生する。
時間も3倍
安いながらに
給料も3倍・・・。
しかも雑
なのでやり直しをしないといけなかったりして。
お金払ったのに2重手間。
時給にすると安いんだけど
最終的に支払う金額は
日本で仕事を頼むより高くついてる気が
いつもする・・・・。

真面目で手際のいい日本人の職人さんに
お金を払う方が
安上がりであり
早いし
仕上がりもいい。。

しかし、ここは中東。。。
彼らを雇えば
こうなる事を計算に入れないといけない。


ここは黙ってこらえ
私は「お金は
全部終らないと払わない。
また来て終らせて欲しい。
金額は前に言っていた値段から
変える気はない。
でも、一人当たりの値段は変えないので
全員日当は同じだから。

終らせられる??
できないなら
今日だけの日当で帰すけど?」

そう言うと
門番は「絶対に終らせられます。
安心してください。
ノープロブレムですよ。」
と調子のいい事を言う。。。
本当だろうか??

今までこの門番を見てきたが
まあ約束は破る感じではないが。。。
これから私達と利害関係が無くなったら
どんな態度に出るかは
分からない・・・。
彼は信用するに値するんだろうか?
この時は彼を信じてみたのだが・・・
何故だか胸騒ぎがし
不安がよぎる。。。

彼らが来る日まで
私は一人黙々と
彼らのミスを修正する。。。
とにかく仕事が雑で
こんなのに給料を払っていると思うと
腹が立つ。
しかし、今できる事をしよう・・・

そう思って
必至で毎日ペンキ塗りをする私。
引っ越しの準備と
ペンキ塗りの日々が続く。
この間、肩や腰が
痛いのなんのって・・・

そんな中
数日後
約束のペンキ塗りメンバーが来る日。
みんな仕事が終ってから
来る約束だった。

しかし・・・実際に来たのは2人。
家の半分のペンキ塗りが終ってないのに
2人でどうするのか??

そう思うと頭が痛くなる。

もうすぐ後から来ると
言うも・・・
そんな感じはなく・・・
時間だけが過ぎていく。

そして
夜の9時を過ぎた頃
やっと残りの人数がやって来た。
が・・・
来て1時間もしないうちに
帰らないと行けないと言う。

しかし、ここで切れた夫は
絶対に今日中に終らせろ。と
怒鳴り散らかす。
ここでエンジンがかかったのか
80%程終えて
「また絶対に来るから」と言い出す。

「また来るって
何時来るの?」と
引っ越しが迫っていてこっちも余裕が無くなる。

しかし、
ペンキ塗りを終らせられると
豪語する彼ら。

仕方ない・・
約束を取り付けて
彼らを帰した・・・。

この日彼らは3時間も働いてない。。。

しかし、約束の日。。。
彼らは来なかった。。。

一日待ちぼうけ。
電話をしても出ず。。。

私はかなり切れた・・・。

次の日
門番に怒りの電話をしたが
門番はノープロブレムのオンパレードで
言い訳をする。

そして
「彼らは引っ越しの前日に必ず来ます。
彼らを来させるために
先にお金を払ってください。
金額は、○○だと納得します。」と・・・


その金額は1時間1000円近かった・・・。
私が約束した値段とは
ほど遠い。
「はあ?何で値段が変わってるの?」というと
「彼らは頑張ってます。この値段だったら
もっと頑張るはずです。」とよくわからない事を言う。

仕事は雑で
習性に時間がかかる彼らを
また雇う意味はないのかもしれない。
私が行った金額を
今までの報酬として払って
他の人を雇う方が
いいのかもしれない。。。

そう思った私は
この男の条件を蹴った。

「もうこなくていいわ。
他を雇うから。
貴方達には
前に約束したお金を払うから。
それに納得してここに来たのに
何で値段が上がるの?
無理だわ。」
とため息をつきながら言う私。

しかしこの門番は
「僕を信じてください。
絶対に大丈夫です。
ノープロブレムです!」と・・・。

ここで私は
かなりこの男の言葉を疑った。
しかし・・・
今からペンキ塗りの人数を
探す時間もあまりない。。

もうすぐ引っ越す。。。
だからこれにかけるしかないのかもしれない。


門番に
「もし、終らなかったら
お金介してもらうから。」
そう言って
この条件をのみ
お金を前払いした。


思えばこれが
一番の
失敗だったと
今になって思うのである・・・。