2015年引っ越し 振出 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

私が狙っていた
条件のいいコンパウンドから
一件の家が空くかもしれない・・・
そう言われて
慌てて当時住んでいた家の
契約を解約してしまった私。
今まで狙っていた
あの家に住める。。。

そう思うと心はウキウキ。。

やっとここの場所から出れる!!

そんな気分で
何日も新しい家のコンパウンドからの
知らせを待っていた。。。

2日後に改めて連絡するから・・・
そう言っていたのに
なかなか電話がかかってこない。。

そうこうしているうちに4日がすぎ。。。
ちょっとイライラしてしまった私。

そして電話をしてみると・・・

なんと驚くべき回答が返ってくる。


「あの家の住人が
気が変わって
引っ越しを取りやめたので
空きが無くなりました。」



だそうな・・・。

何でもっと早く言ってくれなかったの??

もう、家を解約しちゃったわよ。

どうすんのよ???

と頭の中が真っ白。

住んでいる人の気が変わったなら
仕方がないけど・・・。

当時住んでいた家を解約したものは
どうしようもない。。。

一時頭がボーッとしたが
そんな暇はない事に気付いた私。

この日から
家探しに拍車がかかる。

また振出に戻っただけ。
ただ。。。
引っ越ししないといけない日が定まって
絶対に探さないといけない状態・・・


そう思うと今まで以上に
あちこちを駆け回り家を探した。

そして・・・
できたばかりの
プール付きの家を発見。

4つほどの家がある
小さなコンパウンド。

なかなか大きな家だったので
見せてもらうと・・・
何とも言えない造りで
苦笑い・・・。

アラブの家の特徴は・・・
居間やベットルームなどに
ものすごくお金と
広さを使っているのに
キッチンやバスルームが
?????
なものが多い事。

この家の問題点も正にそこだった。

居間は吹き抜けの天井で
豪華絢爛な感じだったのだが

キッチンはかなり質素。
変なコーヒーの柄が着いた
タイルがあちこちにあり・・
使いにくそうな間取り。
まあ、これくらいはいい。
コーヒー柄のタイル部分に
何か貼ればいいので・・・。
(あくまでコーヒー柄が許せない私)


でも、一番の問題は
バスルーム。

この家の部屋には全部バスがついている。
いわゆる「オンスイート」なのであります。
しかし。。そのバスルームは
トイレぐらいの大きさしかないのに
シャワーとトイレがついている。

つまり。。
トイレの正面に
シャワーがあり。。。
どうもトイレしながら
シャワーできるという
かなり効率の良い?
仕組みなのだ。。。

アラブはトイレで
トイレットペーパーを使わないので
濡れてもへっちゃら。
むしろ、一緒に洗い流しちゃえ~!!
ってなかんじだろうか。。。

でも、これは私には無理。

バスルームとトイレが別々の日本人からしたら
バスルームにトイレがある事だけでも
もう無理だと思う人が多いのに
トイレの上にシャワーなんて・・・
気が遠くなる・・・。

そう言われてみれば
夫の生徒達は
トイレのタンクの水から
シャワーの水をとって
自家製シャワー作ってたんだっけ・・・。汗

トイレもシャワーも一緒・・・
なんだろうな・・・。


さて、こんな部屋が2つもあり
マスターはさすがに
バスタブが付いていたが
必要以上の装飾で
安っぽい品のない宝石箱みたいな仕上がりで
もう、目も当てられない。。。

全部見終えて
有り得ないと思った私は
すぐに帰ろうとしたが
一応値段を確認。。。

広告には800BDとあったので
私達の予算ピッタリだった。
もし、この家がもっとお得なら。。。
少しは考えてもいいのかも。。。
と思いちょこっと興味本位もあり
聞いてみた。。。

すると・・・



1200BD



という。

あの~、広告の値段より
14万円も高いのですが??

と驚いている私に
「気が変わったから値上げした。」
と平気で言うオーナー。。


そりゃあ。。。
人が誰も入居してない訳だ。

ふつう、広告より安くなる事はあっても
高くなる事なんてない・・・。

実はここ中東は
よくこういうのがある。
間違いで・・・の部分もあるのだが
大抵、気が変わったとか
本当にどうでもいい理由で
値段があがる。
しかも、かなり思い切って上がるのだ。

呆れて
口が開きっぱなしだった私は
仕切り直し。
こんなところで
油を売っている暇はないと
「予算オーバーなので無理です。」
ときっぱり断って
帰ろうとした。

それに
オーナーは
「いやいや、値段は
もうちょっと考えてあげるから・・・」
と何故か上から目線な感じ。。。

いやいや、もういいですよ!!
と逃げるように帰っていった私。

次の予約の所に向かう。
今度はちょっと小さめの一軒家。

ここにはプールがあるものの
それだけ。
庭はない。
プールも駐車場の端っこを利用して
作りました!!って言う感じのデザイン。
緑も少なく
つまり家・プール・壁
というちょっと味気ない感じ。

それでも、中が気に入れば
ここでも私は良かったが。。。
夫が色んな事が気に入らず。。。
不可。
主に全ての造りが小さすぎる事に
不快感を示していた。

エージェントの男性に
「すみません、夫が気に入らなかったので
残念ながらここは無理です。」
と丁寧にお断りをした私。

すると
「貴方の条件を教えてください。
見つけたら連絡しますので。。」
というので

金額は譲れない事。
広さが欲しい事。
プールが付いてる事。
4部屋いる事。
などを伝えた。

まあ、ここのエージェントは
役立たずが多いので
あまり期待しておらず
形式的に
教えたのだが。。。

これが後に嫌な思いをする
引き金となった。。。

この後更に
もう一件・・・

飛び込みで入ったそのコンパウンドは小さかったが
人気の場所に位置していた。

もし、お得だといけないと
探りを入れたのだ。。。

まずは門番に空きのある家を教えてもらう。
門番が一番の情報通。
なので、彼らの言う事が
正しい事が多い。

そして、空いているところを教えてもらい
その場所に行くと・・・

ここにもエージェントのイギリス人の女性が。。。

この女性は私の顔を見るなり
「ここは掃除は必要ないわ」と言う。

どうも、私の事をメイドだと思ったのだろう。

「家を見に来ただけですけど」と
ちょっとムカついて言うと
「ああ、ここはもう契約したから
他を見て頂戴。」と
何故か上からの物言いに
かなりムカついたが
たいした家でもなかったので
あっさりそこを譲った。

あんなボロ屋に
1000BDは無理。

入った瞬間に
そう思った。

だからどうでもいい!!

まあ、未だにこの時の家が
空き家なのを見ると
多分、あのエージェントの言葉は
噓だったんだろうけどね。。笑

とにかく、この国の不動産業の人達は
妙な人が多い。
だから、彼らに家を探させる事はしない。
だって・・・ろくなものを探してこないし
言ってる事に噓や変更が多すぎて。。

人を集める事だけに頭を使い過ぎて
そのために噓を並べて
最後に実は違うという
一番大事な事実の部分を隠す。

こういうのが嫌いなのだ。

この日も収穫なく。。。
とぼとぼと
家に帰っていった私。

もう、見つからないのかな??


そんな事を思いつつ
1週間ほど過ごした。

この時期
かなり
弱気になっていた私。

そして、一件の変なメールが来る。

このメールの送り主は
私達と会ったエージェントの男性。
彼は狭い家のプール付きの家を紹介し
夫が気に入らなかったため
私達はこのエージェントに
断りを入れた。
その際に条件を教えていたのだが
その条件に合うものを見つけたのだろうか?

家の写真と
金額だけ送ってきた。

それは、何処からどう見ても
私達が説明した家ではない。

まずは部屋数は3つ。
大きそうな家だが
やたら青い光があちこちにある
何だかホステスさんがいそうな
クラブみたいな所。
確かにプールは付いていた。
しかし、これは・・・な感じの家。


しかも金額が。。
1200BD


あの・・・話し聞いてるのか??💢

と若干ムカついたが
多分、私ではなくて
間違って送ったのだろうと
家探しと仕事で忙しかった私は
無視した。

しかし、数日後
私はこの男から
妙なメールを送られてくるのであった・・。