いじめの対応 1 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

さて、イギリスから帰って
早速病気になった私。
病気とは別に
気が重い理由があった。
それは、いじめの調査をする事。
そして、その事実を元に
担任に話しをする事。

私は典型的な日本人だからなのか
はたまた、気が弱い(??)からなのか
あまりクレームをいうのは好きではない。
まして、息子の担任・・・。
もし、私が動いた事で
息子が不利になるのは困る。

実際にアジア人嫌いの白人は結構いる。
表に出す人も、そうでない人もいて・・・
担任がそういう人だったら・・・
息子にどんな影響が出るのか・・・
考えただけでも怖かった。

心配し過ぎなのだろうが
馬鹿な話し
息子が勘違いしていて
いじめ等はなかったという
調査結果が出て欲しいとさえ思っていた。

親なら、自分の子供がいじめられていたなんて
思いたくもないし、
信じたくもないのが本音ではないかと思う。

でも、だからといって、
いじめられているのが本当なら
その現実から逃げるわけにはいかない。
息子には私しかいないのだ。
もし、いじめられていて
先生にも助けてもらえない状況なら
私が何とか手を打つしかないのだ。

それが分かっていながら
何故か、
気が進まない私・・。


イギリスからいただいてきた病気が治り、
早速いじめの調査を開始して
やはり息子がいじめられていた事が分かった。
(知らない方は「いじめの経過報告」参照)

ここからは、負けられない戦になる。

そう思って気合いを入れ直して
ようやく自分の意思が明確になった私。
そして、二つの計画を練った。

まず一つ目は学校。
これは、義母の教え通りしっかりと先生に対処してもらう。

親が子供を学校に通わせる上で
一番求める事は「安全」だ。
教師の力量はそれぞれ違いがあるので
勉強の教え方に差があるのは・・
仕方ないとは思う。
しかし、学校と言う
親の目が届かない場所での子供の安全は
絶対に確保して欲しい。
それだけが私は学校の義務だと思っている。
安全に学べる場所。

小学校1年生にもなってないような子供が
安全に学校生活が送れないのは
絶対に困ること。
力の加減を知らない今の子供達は
下手したら人を殺すまで暴力を振るう。

息子が被害者にならないために
息子が自分を防衛するために
加害者にならないために
その点だけは
何が何でも確保してもらう必要がある。

先生として
1人の大人として
子供達に目を配って欲しい。
そのことをお願いする。
これが一番重要なこと。

二つ目は
息子自体に回避方法を教える事。

これは、学校をある程度見限っての対策。
もしかしたら、こんなに騒いでも
先生達は何もしないかもしれない。。。という。
だからこそ、学校が信用出来ないのに
息子を学校に任せっきりにはできない。
だから、息子自身にも自分自身で
身を守る方法を教えた。

どのみち大きくなれば
自分である程度対処できるようになって欲しい。
だから、今出来る事は教えたいと
そう思った。

まずは嫌な事は嫌だとはっきり言う事。
息子の場合はかなり怒って表現しなさいと
わざと言ってみた。
酷い事をされそうになったときは笑わず
相手の目を睨みつけて「ノー」と言う事。

また、暴力をふるう相手の話しかけや
誘いに絶対に乗らずに
無視をする事。

無理矢理暴力を振るわれそうになったり
手や服を掴まれたら
払いのける事。
関わりや接触を避ける事。

幸、他の子供達とは仲がいい息子。
息子の優しさをわかる子供達は
息子と普通に遊ぶ。
中には意地悪な子もいるけれど
それくらいは許容範囲。
暴力さえふるわなければ・・・。

まあ、基本Lちゃん意外は
あまり興味のない息子だけれど
友達作りが下手なわけでもないし
友達がいないわけでもない。

だから、
みんな仲良くできるのが理想ではあるが
ある程度のお友達がいるなら
わざわざ意地悪や暴力をふるう子供に
好かれる必要もないと思う。

人気のない所に連れて行って
暴力を振るうなどと言う
6歳とは思えない
発想は、避けるに値する人物だと
私は思う。
下手に仲良くならせて
見えない所でいじめが酷くなるより
関わらせない方が
絶対にいい。

そして、世の中には
分かり合えない人もいることを
この時期に分かる必要性があると考えた。

だから、3人に暴力を振るわれた時
声を出して怒る方法を教えた。

あまり上品な方法じゃないが
この方法だと、人の目につきやすい事が
一番の理由なのだ。
隠れてやっているくらい
見られるのが嫌だろう。
だから、大声を出せば
周りの目が気になって
きっと止めるはず。
あと、威嚇の意味もある。

手を出されそうになったら
大きな声で
「やめろ!」と
思いっきり怒って言いなさいと・・・。

でも、暴力だけはふるってはいけない・・・。
辛いけど
ここだけは変えられない・・。

何度も何度も練習するも
なかなかうまく言えない・・・。

「僕はいい子でいたいのに
怒らないといけないのか?」と
しきりに言う息子。

息子の言う事は間違ってない。
でも、私は息子には助かって欲しい。
恥ずかしいけど
親だから、息子さえ助かってくれれば
生き抜いてくれさえすれば
それでいい。
そこだけが私にとっては一番重要なのだ。
何かあった時に自分を守れる力。
だから、息子の意地悪な部分を育てて
暴力を使わずに
自分を守る手だてを見付けて欲しいのだ。

何度も何度も・・・
相手を睨む練習や
大きな声で怒る練習を繰り返した。


こうして
下準備がある程度完成し・・・
担任の先生に話すべく
学校に乗り込む事になるのだった。