悲劇の始まり | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

義弟の嫁さんの
「教育論」の独壇場だったその夜
皆がそろそろお開きにしようとしていたとき
義弟の息子ビリーの鳴き声に
皆が反応する。

そして母親の義弟の嫁さんは
自分の子供を見に
部屋に戻る。

すると
義弟の嫁さんの義弟を呼ぶ声が・・・

そして急いで向かった義弟は
一旦部屋に入った後
慌てて部屋の外にでる。

どうも部屋で何かあった様子。
その事に気付いた義母は
義弟を助けようと一番に席を立つ。
その後、更に義母と義弟は揉めていて・・・
何だろうと思った私は
義弟の部屋に行ってみた・・・。

すると・・・

そこにはゲロまみれのビリーと
義弟の嫁さんが・・・。

どうも、ビリー夜中に吐いた様子。

そして、その量も半端ではない。
しかも、義父母の部屋を使っていた義弟夫婦。
ビリーは
義父母のベットの上で大量に吐いてしまったのだ。

その嘔吐物の中には
前回同様
やはりブルーベリーが・・・。

しかし・・・
いつの間に食べさせたんだろう・・・。
前も吐いたのに
今回も吐いて・・・
もしかしたら
ブルーベリーに何かあるのかもしれない・・

そう思いながら片付けを手伝い終えた私は
ブルーベリーについて調べてみた。

すると驚きの事実が・・・
ブルーベリーって
一見ものすごく健康的なイメージがあったのだが
どうもアレルギー反応を
引き起こすことがある食べ物である事が判明。

その事を義弟に伝えるも・・・
分かったか分かってないのか・・

とりあえず2回も吐いたのだ。
与えない方が良いよと言っておいた。

その次の日の朝
いつも通り朝食時
義弟の嫁さんはすこぶる気分が悪そう。
体調を聞くと
「昨夜、ビリーが落ち着いた後、自分も嘔吐した」
というもの・・・。

どうも、義弟の嫁さんは
ビリーの嘔吐物を素手で触ったので
感染したと思われる様子。

気分が悪いからなのか
あまり思考が回っていない義弟の嫁さんは
ビリーにオートミールを作っていた。

オートーミールは・・・
消化には良くないだろう。
穀物なので便秘などにはいいだろが
消化には悪い。
しかも、牛乳を使用して作るので
昨晩吐いて空腹時のビリーには
絶対に良くない。

しかも、その中に性懲りもなく
ブルーベリーが・・・。

昨日教えたのに・・・。

ビリーこのままだと大変な事になる・・・

と若干心配になった私。

ビリーの朝食作りの途中で
また気分が悪くなった
義弟の嫁さんはベットルームに直行。
その後を引き継だ義弟。

そして、義弟に言ってみた。
「オートミールもブルーベリーも
今は止めた方が良いよ。」と・・。
他人の子育てに口出すのは
私のポリシーに反するので
ものすごく言いたくなかったのだが・・・
ビリーのことを考えると
言わずにはいられなかった。
何とか、この負の連鎖を止めないと・・。
そう言う気持ちが
お節介オバさん魂に火をつけてしまった。

とにかく何とかしないと・・・。
食べさせない方が良いだけじゃ・・・
吐いてお腹に何も残っていないビリーの
空腹を満たすための解決にはならない。

そう思って
義母の戸棚を見ると・・・
私達のために米を買っていた義母。
義母に使っていいかを確認し
早速お米でお粥を作る事にした。

米はリゾット用の米。
日本の米とは違う種類だが
インドの米のようにパサツク米ではないので
多少食べやすい・・・。
しかも、何処でも手に入りやすいので
いつも義母は私達のために買っておいてくれるのだ。

そして、私達のために買っていてくれた
炊飯器・・・。
これも、日本のものとは
全く違う、ものすごくシンプルなものだが
仕事はする・・・。
そして、意外に早炊き!

これで、ささっと米を炊き
出汁がないので
チキンスープの素で
米を柔らかくなるまで煮る。

全く味のない米は食べきらないだろう。
だから、何かしら知っている味がした方が良い
という私の判断・・・。

日本人の私からしたら
微妙なおかゆだが
それでも、オートミールよりマシ。

さて、出来上がったなんちゃっておかゆを
小皿にとり
引き延ばして冷やし
義弟に
「これ、
日本では吐いた後とか
体調の悪いときは
こういうの食べるの。
子供達も好きだから作ったの。
もし良かったら、ビリーにも食べさせてみて。」
と。。。

義弟達の性格を考えて
こんな風に言ったが
本当は義弟の息子のために作った。

その言葉に
嫁さんがいないからなのか
はたまた
困り果てていたからなのか
素直におかゆをビリーに与える義弟。

すると。。。
ビリーは一口食べて・・・
少しモグモグした後
今までにはない勢いで
一皿あっという間に平らげた。

本当にお腹がすいていたのだろう。
そして、シンプルで食べやすいお粥に
夢中になった様子。

こうして、4杯!のお粥を平らげたビリー。
今までみた事ないほど食べていた。

一時して
義弟の嫁さん登場・・・。
もう、顔色は悪いわ
生気はないわで
本当に辛そう・・・。

そんな義弟の嫁さんを見て
義弟は
「これ、ヒロが作ったんだよ。
美味しいみたいだよ。
ビリーがものすごく食べてたから。
食べてみる?」と優しい気遣いをする義弟。

義弟の嫁さんは
その言葉に頷いたので
お粥を皿に盛った義弟。

そのお粥を一口食べた義弟の嫁さんは
「体に良さそうな味ね!」と言って
お皿の半分くらい食べた。
チキンスープなので
ベジタリアンの義弟の嫁さんには
あまり好ましい味ではなかっただろうけど。

最近、鶏肉は食べるようになった義弟の嫁さん。
それでも、魚の方が好ましいのだ。

気分悪そうな義弟の嫁さんの横で
子供のビリーは
お母さんに
必死でお粥を勧めている。
まるで、美味しかったから
食べろと言わんばかり・・。

もしかして
ビリーはまだ欲しいのかも。。。
そう思って
もう少しだけあげると。。。
やっぱりまた食べるビリー。
そうとう気に入ったのだろう。。。

※お粥というより
重湯に近いほど
水分大目のお粥です。
また器も赤ちゃん用で小さいです。

ビリーはこの日を境に元気がで始める。
が・・・
義弟の嫁さんが寝込んでしまう・・・。

このことがきっかけで
この後のイギリス滞在は
どこにも行けない日が続き・・・
家に閉じこもってしまう。

そして、更に追い討ちをかけるように
事件が起こるのであった。