義弟の嫁さんの意見 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

さて、タイトルから既に
「貴方には聞いてないわよ!」と思った方
いらっしゃたかも・・・!笑
ええ、私も彼らの意見は
全く求めてなかったんですけどね・・・。
彼女も一応教育者なので
色々と言いたかったんでしょう。
まあ、聞いてやってください・・・。

義妹に息子の遅れは普通の範囲だと言われた私は
安心し、涙が出始める。

そして
「しかし、こういう事を言うのって
イギリスではないのに、
インタナショナルスークールではあるという差は
一体なんなんだろう?
先生って、教える国によって
こんなにも違うって変だよね?
本当に先生の資格持ってるんだろうか?」
と素朴な疑問がわく私。

「さあね・・・私もこういうのは
ちょっと変かな?とは思うけど。」
と義妹。
義妹の友人はイギリスで先生をしていたが
辞めて
ドバイのインターナショナルスクールに勤務している。
インターナショナルスクールに教えにいく人は
皆、何らかの教育をイギリスでやった事がある有資格者が
教えていると思っていた私達。

その話しを側で聞いていた義弟。
「先生の資格持ってない人多いよ。」と
急に話しに入ってきた。

何でも義弟の話しだと
義弟のいるインターナショナルスクールには
先生の資格を持っていない人は
かなり多いらしい。
サポートとかではなく
担任なのに。。。という話し。

小さい年齢の子供達なら
何となくそう言う先生が多いのは
分かる気がするが
高学年にも多いのだそう。

これで、もう一つのわだかまりが解けた。
だからなのかと・・・。

もちろん、有資格者じゃなくても
教える事に秀でている人はいるのだろう。
だけど、妙に生徒を枠に入れたがるのは
教える自信がないのもあるのかもしれない。

そんな事を思っていると
今度は教育論に話しが発展しだす。

教育とは・・・
そう言う話しをし始めたのだ。

ここにいる教育者は4人。
義妹・義母・義弟・義弟の嫁さん・・・。

こういう話しになると
張り切る人がいる、
それは義弟の嫁さん。

正直に一番経験が少なく
まともに1年教えた経験さえもない。
どんな職業でもたった1年で
そのものの深さが分かるとは思えない私。
石の上にも3年と言うが
良い所も悪い所も何となく分かり始めるのは
私も少なくとも3年かかると思うのだ。

まあ、1年弱教えて
今はまた
マスターをとるために
大学に通っている義弟の嫁さんは
経験はないけれど
学んでいる中で
思う事が沢山あったのだろう。

そして義弟の嫁さんの独壇場と化していく。

「今の教育方法は間違っているわ。
まずは子供の能力を測るために
テストをして
能力を細分化していって
ニーズにあった教育をするべきだわ。」
と・・・

この話しに私は
飲んでいる紅茶を吹き出しそうになる。

彼女の言ってる事は
正に今私が悩んでいる事。
ものすごく腹が立っている事。
不信感で一杯に思っている事なのに、
それが正しいと平気で言っているのだ。

彼女の分野は初等科だ。
これがある程度大きくなった
高校生や中学生なら
彼女の言ってる事は分かる。

ある程度大きくなれば
明確に分からない事や必要な部分が
本人も周りもハッキリしやすい。
だから、対策も練りやすいし
この時期は目標が明確だろうから
その目標に導きやすいだろう。

しかし、10歳くらいまでは
まだ能力は未知数。
分かっていても
表現できなかったり
色々な可能性を秘めていたりするもの。

なのに、この時期から細分化すれば
能力のあるものと
そうでないものを
先生の選択で勝手に決められて
子供の知識の量に
大きな影響を与える。

つまり、小さい頃にすでにランクづけされて
そこから逃げられないシステムに入っていくのだ。

親の私はそれが耐えられなかった。
分からないでも良い。
分からないなりに
皆と同じ量の情報を与えてほしいし
いつか子供達が
分かっていく可能性に掛けたい。
まだ10歳に満たないのだから・・・。

だから、この小さい時期は細分化する事に
ものすごく反対なのだ。

この時期に細分化するメリットは
子供側にはない。
先生側にしかないのだ。
教えやすい。ただそれだけ。
先生の怠慢。
それが、子供達の将来に影響すると思うと
ものすごく腹が立つ。
しかも、私はそれに多額のお金を払っているのだ。
人の倍以上腹が立つ。

教えやすい生徒だけ集めて教えるのなら
誰にでも出来る。
私にでも出来る。
特に専門教科のないこの初等科で
細分化する意味が
先生の怠慢以外に
私にはサッパリ分からないのだ。

今まで保護者である私の話しを
長々と聞いていながら
まだ、そんな風に考える義弟の嫁さんに
怒りすら感じた。

その話しを聞き
校長の義母は
「それは違うわ。
この時期の子供たちは
テストでは計り知れない能力を秘めているの。
だから、テストの結果だけで
彼らの能力を測るのは無理があるわ。
この時期は細分化する必要なんてないのよ。」
という義母。

さすが100戦練磨。
こういう若くてよくわからない意見をいう先生の扱いに
慣れているのか
おかしいと思う事をビシット指摘・・・。

その言葉に考えるどころか
間髪入れずに「でも。。」と、また始める
懲りない義弟の嫁さん。

この人には絶対教えて欲しくないな・・・。

本気でそう思った。
彼女には経験がないのか
彼女の考える生徒の幅が
ものすごく狭いのだ。

子供達を導くために
自分が教師として
どうするべきなのかではなく
子供達を教えやすくするには
子供達をどう動かすのか・・・。
今までの行動から薄々わかってはいたものの
やっぱり、この部分の成長はない様子。

頭が痛くなっていた私に
更に飛び込んできた内容は

「社会って、何一つ個人でできる事はないのよね。
皆、協力し合いながら生きていかないといけないのに
なぜ、今の教育は個性を強調する事に
重点を置いてるんだろう・・・。
個性なんて必要なくて
集団で協力し合うような教育に
シフトするべきなんじゃないかな?」
という義弟の嫁さん・・・。

もっともらしく聞こえるが
恐ろしい事言ってることに
気付かない義弟の嫁さん。
ええ、前半部分は合ってます。
その通りです。
協力し合う事は大切ですし
その事を是非教えて欲しいです。

でも、だからといって、
個人の能力や可能性を
伸ばさないで良い事にはならないでしょ?
個性を押し殺して
集団で言うことを聞く人間って
洗脳された集団だよ。
自分の意思や判断もその中に入ってないと
その集団が悪い事をやっているのに
気付かない人間になる可能せいもある・・。

それに、子供達には色んな可能性があるわけで
皆を導く可能性
何かを生む出す可能性のある子もいる事に
気付いてないでしょ?

何でみんな会社勤めだと勝手に決めつけて
教育受けなきゃいけないんだ?
学者になる人もいるだろうし
会社を経営する人もいるだろう。
色んなパターンがあるから
どっちかしか教えないんじゃなくて
どっちも教えてくれよ!

とかなりイラついて
喉まででかかったが、
勝手に自分の意見に酔いしれて
他の意見なんて聞こうとしない姿に
言っても無駄だな・・・。
前回その事は学んだしね・・・。
そう思って頭を抱えながら黙って聞いていた私。

夫が昔彼女に切れたのは
ここ。
彼女の発言は何一つ正しくないのに
正しいと主張して
分かったように話す。。。
そして人の話しに耳を傾けない。
これにものすごくイラついていた。
夫はこういうのが嫌いなのだ。

こうして、彼女の間違った教育方法の独壇場で
夜は更けていった。。。

この中で一番経験がないのに
この自信。。。
この自信は一体何処からくるんだろう。。。


ある意味彼女の自信が
羨ましくも思う
私なのでありました。