バーレーンお誕生日会事情と私の諸事情 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

先日子供達の誕生日会が行われた。
が・・・
ただの誕生日会のはずが・・・
色々と大忙し。
理由は・・・
日本人のお誕生日会と海外のお誕生日会
かってが随分違うからだ。

私の知っている日本のお誕生日会は・・・
自分の家で
身近なお友達を招く
小さい規模のもの。
お誕生日会は
その人の家でお祝いしながら
食事してケーキ食べて
お部屋で暴れない程度にワイワイ・・・
というシンプルなもの。

しかし、海外のお誕生日会はそうはいかない。
特にここバーレーンは・・・
お母さんんいとっては最悪の場所かもしれない。

まず、親の意気込みが違う。
色々と誕生日会の飾りに力を入れたり
ケーキに力を入れたりと・・・
それはそれはすごい懲りよう。

そして・・・何より
子供の質が違う。
子供は元気な方がいい。
それはわかる。
しかし、暴れるのと元気なのは少し違う。
ここの子供達特にアラブと白人の子供の暴れ方は
家をも崩壊させるほど酷い。

何で、こんなに日本人と違うのか・・・
それは
しつけられていないから。
人の家にお邪魔する時は。。。とか
日頃の行動に全然制限されていない環境
つまり
野放し状態で人のうちにやってくる。

昨年のお誕生日会でそれは実感した。
義理で招いたイギリス人女性の息子。
あの、生きた鳥を握りつぶした男の子を
お誕生日会がある我が家へ招いた時の話。

彼は一時も椅子には座らず
あちこち飛び回る。
それも土足のまま。
靴を全員脱いでいるのに
この家族は脱がない。
それだけではない、土足でソファーの上を飛び回り
土足でベットの上を飛び回る
これは土足文化のイギリスでも
タブー中のタブー。
しかし、親は見ても見ないフリ。
何のために一緒に来ているのやら・・・。

それだけではない。
スプリンクラーが回っている庭にでて
犬のように走り回り・・・ここまではまあ、許せるが
この後泥の付いた靴のまま家の中を駆け回る。

手は誕生日ケーキのチョコレートがついたてで
真っ白のカーテンを触り・・・
汚れて汚くなる。

もう頭を抱えて泣きたくなった。
地獄のような誕生会だった。
たった一人でこの調子。
これが10人もいたら・・・
もう・・・・考えたくない。

もちろん、今年はこの子は招いていない。
前回このような振る舞いで
多大な損害を被ったので
もう無理。

それに、もう一つ大きな理由がある。
それは・・・
先日息子を蹴り倒しているのを見たからだ。
それも普通の蹴り方じゃない。
テレビのドラマで見るような
リンチ状態の蹴り方。

息子は地面に転がり
痛がっているのに
蹴り上げる。
仲間を呼んで
一緒に蹴るように言う。

私は「ちょっとなにやってるの?」と
あまりの光景に声を荒げた。
遊びでじゃれ合って蹴っているのではない。
悪意がある蹴り方。
息子に「立ちなさい、嫌な時はきちんと怒りなさい。
嫌だってきちんと言いなさい。」と私は言う。
息子は「嫌だ。」とこの子供達に言う。
しかし、この男の子は蹴り続ける。

あまりの状況に、
この男の子を捕まえて
「これはあんまりじゃない?
貴方よりも年下の子供が
こんな状態で嫌がっているのに蹴るの?
人が嫌がっている時はやらない。
人を蹴らないのは当たり前でしょ。
暴力はやめなさい。」というと・・・

笑いながらもう一回蹴る。
そして逃げた。
この子は本物の悪のような気がする。
生まれながらの悪。
そんな気持ちさえこみ上げた。

このやり取り
親は見ているが知らん顔。
そりゃ・・・子供は荒れるわ。
「だって、子供同士の喧嘩でしょ?」
とでも言いたそう。

でも、喧嘩は対等な者同士が
お互いに対等に戦う意思があるのが喧嘩。
戦う意志がない相手に
片方が理不尽に攻撃するのは
喧嘩ではない。
ただの暴力。
しかも大勢。
普通の感覚の親なら
自分の子供の将来を心配して
相手の子供の状態を心配して
子供をしかるはず。
しかも親の目の前でやっているんだから。

やはり子供がおかしいのは
親にも原因が多少あるのだろう。
この人の場合は多少ではなく
この母親に問題があるのは間違いなさそう。

蹴られた息子は
この日ずっとお腹を痛がっていた。

今まで私なりにこのイギリス人の友人には気を使ってきたが
もう無理。
こんな非常識な親とは付き合わない。
だからこの日を境に無視をし始める私。
少しは話すものの
極力避ける。

もう義理も何も無い。
上司でも同僚ではなく部下の妻。
元々仲良くする気などさらさらなく
どうでもいい存在だったが
ただ親切にしていただけ。
こんな人と付き合わないといけないほど
私は友達には飢えてない。
むしろ一人の方がよっぽど気楽。
縁を切るつもりで
誕生日会には招かない・・・
これが理由。

こんな子供や親が多い訳ではない。
きっと彼らは外国人の中でもかなり
酷い方。
だけど、これに近い人が多いのも事実。

なので、誰でも彼でも
誕生日会に招きたくないのだ。

しかし・・・
バーレーンには恐るべきお誕生日会事情があるのだ。
それは・・・




クラス全員を
誕生会に招くこと。

これをしようとする親が多いこと。

日本では考えられない。
そんなことができるのは
大金持ちの子供達くらいだろう。
しかし、ここにはお金持ちでなくても
ある方法で
それを可能にできるのである。

それは・・・


マック
(マクドナルド)
お誕生日会


マックにあるアスレチックスペースを誕生日会の場所として提供。
マックの一カ所を借り切って
ものすごくテンションの高いフィリピン人の司会の元
すごくくだらないゲームで
次々に子供達を泣かす。
椅子取りゲームで主役はずれて泣くとか
ゲームに負けて泣く子が続出
子供に叫ぶこと強要させ
そのマイクの音に驚いて
赤ちゃんが泣きわめくとか・・・
それはそれは悲惨なゲームの数々。

お誕生日会という概念を覆すかのごとく
祝われる子供のことは無視で
全員が疲れ果てるまで遊び続け
マックの酷いゲームに参加させられ
最後は手の凝ったケーキを披露し
ハッピーセットを食べさせて終了。
何しにきたんだか・・・
という感じのお誕生日会。

日本人の私からしたら
ちょっと引いてしまう。
夫もマックという
ジャンクフードの代名詞とも言える場所で
子供達の大事なお祝い事など
する気はさらさらない。

しかし、クラス全員を呼ぶとなると
コストのことも考えたり
家がメチャメチャになることを考えたりすると・・・
ここに辿り着くようで
多くの親が利用しているのが事実。

夫も私もこれだけはしない・・・
そう誓っていたので
今回も小さい規模の誕生日会を
我が家ですることにした。

当然、子供達の一番の仲良しの子供達をよんでやる・・・
ごく普通のごく当たり前だけど心に残るお誕生日会。
しかし・・・
普通だと思っていたのは
私たちだけで・・・
このあと誕生日会のことで
いろいろと問題が起きるのである。

つづく