私の位置 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

私が病気で苦しんでいる間
私の状況を知っていたのにも関わらず
なんの助け舟も出してくれず・・・
義父母達が旅行に行っていたことに
カチンと来た私。
義父母への不信感は消えないまま
モヤモヤした気分で過ごしていた。

しかし、マージーの世話に追われているうちに
どうでも良くなってきた。
まあ、今年会いにいかないのなら
会わない時間に忘れられるだろう。
今年2014年が始まってから
夫の家族には振り回されっぱなし。
1月から1ヶ月義父母滞在
3月半ばから1ヶ月マージー滞在。
たった3ヶ月(当時4月頭)で2ヶ月も
夫の家族に振り回されていた私。
だからもう、お腹がいっぱい。。。

この日、イギリスは母の日だった。
私は・・・
義母に電話を入れる気にもならず・・・
完全無視。
忘れていたことにしようと思った。

義母が母の日ということは
私も母の日・・・。
しかし、この時はすっかり忘れていた。
現実が大変すぎて・・・

マージーは満足だったよう。
かゆいところに手が届くほど
私はマージーの言うことを
聞いていた。
時に、言わずとも何が欲しいのかがわかる私を
気に入るのは当然だ。

私はマージーに
気に入って欲しくてやっていた訳ではないが
妙な言われ方をして
不快な思いをする前に
できる範囲でやっていただけ。

その日の昼食の時
マージーは昼食を用意して
食べさせている間に
私の顔をマジマジと見て
こう言った。

「私ね、ヒロのこと大好きよ。
私のところに来ている
ヘルパーさんと
同じくらい好きよ。


と・・・・

私は一瞬固まった。
きっと、悪気があっていったんじゃない。
でも、マージーは
ヘルパーさんという仕事できている
全くの赤の他人と
同じくらい私のことを好きだと言っている。
まずは比較の対象が家族じゃないし、
お世話してくれるレベルでの好き・・・。
やっぱり、マージーは私のことを
そう言う位置の人だと思っていたことがわかる言葉。
家族じゃなくて、ヘルパーさんと一緒。。。

でも、そういうことは意識してない言葉。
心からの言葉。
いいことを言ったと思っている
それに本気だ。
だって、表情が本当に好きだと言っているから。

きっと、一人で過ごしているから
ヘルパーさん達は家族のようなものだと
思っているのかも・・・。
でも、前に話を聞いた時は
そんな風には言ってなかったし
どういう意味なんだろう・・・
きっと意味なんてない。
何も考えないでいった言葉なんだ。
そう言う悪い意味じゃないんだ。

そう思おうとすればするほど
その気持ちが大きくなっていって
余計に傷ついた。
心のなかで押さえていた感情が
一気に溢れ出す。

やっぱり、夫の「ヒロの家族だろ」という言葉は
違ったんだ。
私が思ったとおり
私は赤の他人なんだ。
しかも、私はタダで使える赤の他人。
そりゃ、お金払わない分、こっちの方がいいわな・・・。
そんな風に思ってしまう私。

夫との喧嘩中に吐かれたあの言葉。
否定しながらも
頭の中ではわかっていた。
遠いとはいえ、家族。
きっと家族として接してるから
マージーは言葉がきつくなるんだ。
配慮がないんだ。
でも、私の家族なんだから
気を取り直して
楽しんでもらおう・・・。
と心を切り替えて望んでいた。

そんな私にはショック意外の何物でもない言葉

その場を何とか笑ってごまかした私だが
時期を見計らって
トイレに行く。

・・・・泣いた。
やっぱり、どんなに頑張っても
他人は他人。
夫の言うことなんかに
耳を傾けなければ良かった。
期待しなければ
落ち込まずにすんだ。

義父母と言い
マージーと言い
やはり、私は利用されているんだ。
いいように使われている。

怒りというより
落ち込みの方が激しかった。

そして、帰ってきた夫に
八つ当り・・・
というより
いじけた言葉
「貴方の言ったあの言葉は
やっぱり間違っていたわ」と・・・

夫は何が何だか分からない様子。
私が涙をぽろりと流した時点で
夫・・・
「今日は気分が悪いんだね」
とよくわかっていない言葉。
多分、これ以上掘り下げて
墓穴を掘るのが
嫌だった様子。

私も・・・
一旦許すと決めたのに
今更夫を責めても仕方がない・・・
そう思って気を取り直す努力をする。

夜、みんなが寝静まった頃
私は一人テレビを見ていた。
私の好きなテレビ。
「ジェムハンター」という番組。
宝石を買い付けるドキュメンタリー番組。
世界中の原産地に行き
原石を安く仕入れて
高値で売る・・・
その様子や行程が見れて
宝石好きの私には
たまらない番組。

見終わった私は
心がスッキリした。
そして、何故か心が前向きになった。

マージーが私のことをどう思おうと
関係ない。
どんな位置でも関係ない。
私は私。
私らしく頑張ろう。
後少し。
あと2日頑張れる!

いじけ虫の私がようやく
立ち直り、
この後ラストスパートをかけるのであった!